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プラチナの買取を検討していませんか?
プラチナの買取を検討している場合、できるだけ高価で買い取ってほしいと考えるものではないでしょうか。
プラチナは、レアメタルと呼ばれる希少性の高い金属の一つで、金の生産量が年間約3000トンなのに対してプラチナの生産量は、年間約200トンだといわれており、生産量で比較すると金よりもはるかに珍しい金属です。
プラチナは希少価値が高く、比較的汎用性が高い金属であるため、売却方法によっては、高価買取に期待ができる製品なのです。
もし、お手元に不要なプラチナ製品があれば、売却を検討してみてはいかがでしょうか。
希少金属の一種プラチナの魅力
プラチナは、ジュエリーとして人気の金属ですが、それだけでなく、自動車や工業などの分野においても、幅広く利用されている金属です。
中でも自動車や工業製品への利用が多く、環境に配慮した燃料電池自動車やハイブリッド車への注目が高まる現代では、このような自動車の製造過程において、プラチナの需要が高まることが考えられます。
プラチナも、金と同じように埋蔵量に限りがあり、希少価値の高い金属であることから、投資の面でも期待される金属です。
このように、プラチナはさまざまな魅力を持ち合わせているため、高値で取引される傾向があるのです。
プラチナの長期価格推移を紹介
プラチナの価格は、世界情勢や景気の影響を受けやすく、その時代背景により価格が大きく変動します。
1980年代初期には1オンスあたり約300ドルだったものが、需要増加により2000年代初期には一時的に1000ドルを突破し、リーマンショック前には、2000ドルを超える高値を記録したこともありました。
プラチナの価格は、変動を繰り返していますが、一時的に金より高価な時期もあったほどです。
価格が低迷した時期や大幅な下落が見られた時期もありましたが、コロナパンデミック後は経済回復とともに価格が上昇し、最近では、ロシア・ウクライナ情勢によるプラチナの供給リスクに伴い、価格が上昇しているのが現状です。
プラチナ買取における確認ポイント
ジュエリーや工業製品、自動車、投資などさまざまな分野で活躍を見せるプラチナですが、プラチナ製品の買取においては、確認しておきたいポイントがあります。
確認ポイントをしっかり押さえておかなければ、不当な査定に気づかず、損をするリスクが高まってしまいます。
価値の高いプラチナ製品を、適正な価格で売却するためにも、ポイントを押さえておきましょう。
純度
まずプラチナの買取において、プラチナの純度は、大切な確認ポイントです。
プラチナの純度は、千分率を表すPt数値で刻印されますが、プラチナは、その製品の純度によって、買取価格が異なります。
Pt999は純度99.5%以上、Pt950は純度95%、Pt900は純度90%、Pt850は純度85%であることを示します。
純度が高いものほどプラチナの含有量が多いため、買取価格も高くなることでしょう。
重量
プラチナ製品の高価買取のためには、製品の重量も大切なポイントです。
ジュエリーの重量が大きいほど、買取価格も上がると考えられるでしょう。
たとえば、刻印がPt950の製品であれば、純度95%で計算します。
その製品の重量が20gであれば、買取価格の目安は、プラチナの相場×95%×20gの計算式で算出できます。
付属品
プラチナ製品の高価買取のためには、付属品の有無もポイントです。
そのジュエリーにダイヤモンドやルビーなどの宝石があるかどうか、購入時の保証書や鑑定書が付属しているかどうかは、価格に影響するポイントです。
宝石により装飾が施されている場合には、その宝石の価値を加味して価格に反映されます。
宝石の価値が高いものであれば、さらに高値に期待できることでしょう。
ただし、宝石が付属していれば、必ずしも査定額に上乗せがあるわけではありません。
メレダイヤなど、業者によっては価格に反映されないケースもあるため、注意が必要です。
デザイン
プラチナ製品の高価買取のためには、デザインも重要なポイントだと考えられます。
デザイン性の高さや、商品のブランド力も、買取価格に反映されやすいものです。
ジュエリーとして、見た目の美しさは重要なポイントであるため、人気のデザインや限定商品である場合には、査定額が高くなることもあります。
プラチナの買取は早ければ早いほどいい
もし、プラチナの売却を検討しているのであれば、早めに査定を受けることをお勧めします。
プラチナは、金よりも珍しいとされるほど貴重なものです。
しかし、プラチナは、工業製品にも高い割合で使用されるという特徴があり、世界情勢の影響を受けやすいという特徴を持ちます。
世界情勢が不安定な昨今において、プラチナの相場は上昇傾向にあり、上がり幅も大きくなっていますが、世界情勢や景気、時代の変化などによって影響を受けやすいプラチナは、今後の相場がどのように変動するかわかりません。
そのため、売却を検討している場合には、早めに売却するのが望ましいといえるでしょう。
プラチナを手放す際に選べる買取業者の種類
プラチナを手放す際に選べる買取業者には、いくつか種類があります。
業者ごとにメリットやデメリットが異なるため、ご自身の状況に合わせて選択しましょう。
方法によっては損をするリスクが高まる可能性も考えられるため、買取方法の種類を知り、適正な価格でプラチナ製品を手放せるようにしましょう。
持込買取・持込査定
プラチナ製品を売却する方法として、まず挙げられるのは持込買取・持込査定です。
持込買取・持込査定のメリットは、その場で査定から買取までを完了できる点や、疑問点があれば即座にスタッフに確認できる点が挙げられます。
買取まで手続きがスピーディーに進むため、現金をその日のうちに受け取れるのも、持込買取・持込査定の大きな魅力です。
一方、持込買取・持込査定のデメリットとしては、店舗までプラチナ製品を運ぶ手間が必要なことや、店舗まで行かなければならないため、移動時間を確保できない場合には利用が難しいこと、持ち込む途中にプラチナ製品を傷つけてしまうリスクがあることが挙げられます。
郵送買取・郵送査定
プラチナ製品を手放す際の選択肢の一つとして、郵送買取・郵送査定という方法があります。
郵送買取・郵送査定は、郵送を利用するため、自分のスケジュールに合わせて買取を依頼できることや、店舗や訪問での買取と異なり、対面でのやり取りが不要なことがメリットだといえます。
郵送買取・郵送査定を利用する場合、多くの業者では配送料を負担してもらえるため、査定や買取のためにコストがかからないのも魅力の一つです。
しかし、郵送買取・郵送査定では、対面での査定ではないため、査定内容が適切なものかを確認しづらいことや、もし買取を断る際に返送料が発生する場合がある点には注意が必要です。
郵送中には、プラチナ製品が傷つくおそれがあるため、その点についても十分に納得したうえで利用しましょう。
訪問買取・訪問査定
プラチナ製品を売却する手段の一つに、訪問買取・訪問査定という方法があります。
訪問買取・訪問査定のメリットとしては、専門の査定士が自宅まで訪問し、査定から買取までを進めてくれる点です。また、プラチナ製品を持ち運ぶ手間がなく、傷つけるリスクを回避できる点が大きなメリットといえます。
大型のプラチナ製品や数量が多い場合でも手軽に依頼できるのが、出張買取・出張査定の魅力といえるでしょう。
一方、訪問買取・訪問査定のデメリットは、査定士に自宅の住所を知られることへの懸念や、悪徳業者に遭遇する可能性が考えられることです。
また、自宅に訪問してもらって査定を進めるため、もし査定後にキャンセルしたいと思ったときに、キャンセルしにくいことが考えられます。
高価買取が狙えるプラチナの種類
高価買取が狙えるプラチナの種類としては、主にインゴット・ネックレス・指輪の3種類があります。
お持ちのプラチナ製品は、高価買取が狙えるものなのか、そして、どの程度の価値があるものなのかを見極めて、売却を検討してみてください。
インゴット
高価買取が狙えるプラチナの種類としては、まずインゴットが挙げられます。
インゴットとは、精製した金属を鋳型に流し込んで塊にしたもので、一般的には細長い長方形をしています。
インゴットは、投資の対象として持たれることが多く、宝飾品ではないため、宝石などの装飾はありません。
そのため、プラチナ以外の価値を加味することはなく、プラチナの純度と重量により査定額が提示されるでしょう。
お持ちのインゴットの買取価格の目安は、プラチナの相場×プラチナの純度×インゴットの重量で計算できます。
ネックレス
プラチナ製品としては、ネックレスも高価買取が狙えます。
アクセサリーとして使用されるプラチナは、Pt900のものが多いと考えられます。
これは、他の金属を含有することにより、強度を上げて傷つきにくくする目的によるものです。
ネックレスの買取の場合には、宝石などによる装飾やブランド力など、他の要素も絡んでくることが考えられるでしょう。
宝石の価値が高かったり、有名ブランドの製品であったりする場合には、査定額がさらに上乗せされるケースもあります。
お持ちのプラチナネックレスが、仮にちぎれてしまった状態や使用感がある状態でも、プラチナ製品であれば買取してもらえる可能性があります。
指輪
プラチナ製品としては、指輪も高価買取を狙うことが可能です。
指輪もネックレス同様、アクセサリーとして使用されるものであるため、Pt900のものが多いと考えられます。
指輪の場合にも、もし宝石による装飾や有名ブランドの製品である場合には、その価値が査定額に上乗せされ、査定額がアップするケースがあります。
たとえノーブランドで、装飾がない指輪であっても、プラチナの相場×プラチナの純度×指輪の重量で計算されるため、価格はつきやすいと考えられるでしょう。
また、プラチナの指輪であれば、イニシャルや記念日を彫っている場合であっても、買取可能なケースがあるため、最初から諦めず、まずは問い合わせてみることをお勧めします。
プラチナはこんなものにも使われている!
プラチナは、ジュエリーとして使用されるばかりでなく、わたしたちの生活の中のさまざまな場面で使用されています。
プラチナは、耐熱性・耐腐食性が高く、変質・変色しにくい性質です。
また、高密度な物質であり、融点が1700度と高いために、加工しにくい性質を持ちます。
そのため、物質として安定しており、摩耗しにくく、長く使うことが可能になるのです。
たとえば、自動車の排気系の部品や、万年筆のペン先部分、テレビの録画やパソコンのデータ保存に使われるハードディスクなどには、プラチナが使用されている場合があります。
このように、プラチナはジュエリーや投資としての魅力ばかりでなく、わたしたちの生活を支えるために不可欠な金属だったのです。

