目次
古切手の買取依頼を検討していますか?
古切手の買取を検討している方にとって、どのような買取店に依頼するかは重要なポイントです。
古切手は、発行部数が少ないもの、イベントや記念切手として発売されたものはプレミア価格がつきます。
もし、手元に眠っている古切手があるなら、買取の依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
古切手に関する知識が豊富な専門の買取業者に相談すれば、適正な価格で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
リサイクルショップではほとんど買取価格がつかなかった切手も、もしかするとプレミア価格の切手に変貌するかもしれません。
いつの時代も古切手は人気
切手は時代を超えて今もなお愛されているコレクション分野です。
特に、古切手にはコレクターや愛好家が多いため、プレミア価値がつくことも珍しくありません。
切手と聞くと「郵便物を発送する際に必要な物」というイメージを抱いている人がほとんどでしょう。
しかし、切手はいつの時代も郵便物を発送するための手段を超えてた価値があるのです。
切手は、その時代の文化や歴史を色濃く残す手段として、日本だけでなく世界中に熱狂的なファンがいるのです。
古切手のなかでも、発行部数が少なかったり、特定のテーマだったり、期間限定販売だったりと通年販売されていない古切手は、高値で取引されています。
古切手はただの紙切れではありません。
時代を映す貴重なコレクションジャンルとして確立されているのです。
過去に集めていた古切手はありませんか
本人またはご家族で過去に切手を集めていた人はいるでしょうか。
コレクションしたままの古切手が引き出しやファイルなどにそのまま眠っていることがあれば、ぜひ買取業者に査定を依頼してみましょう。
また、贈り物としていただいた切手も、時の経過とともにその価値が再び評価されることがあります。
もし自宅に古切手が1枚でもあるなら、その価値を新たに評価してもらってみてください。
買取を通じて、大切に保管されてきた切手が次の持ち主に受け継がれ、価値が再び蘇ることでしょう。
古切手の高価買取を目指す際のポイント
古切手で高価買取を目指すには3つのポイントがあります。
しっかりポイントを押さえて、買取価格アップを目指しましょう。
シートのまま保管されているか
古切手は、切り離されたバラの切手よりも、シートのままの方が高値で買い取ってもらえます。
シートの古切手を見つけたら、決して切り離さないようにしましょう。
使用済より未使用品のほうが価値がある
古切手も衣服やアクセサリーと同様、使用感があるものよりも、新品未使用品に価値があります。
シート状になっていても、1枚切り離されているだけで価値が下がってしまうので注意してください。
古切手を見つけたら、郵便物の発送には使わず、そのまま保管しておきましょう。
汚れがなくきれいな状態か
貴重なプレミア古切手でも、汚れていると価値が下がってしまうため注意が必要です。
また、汚れていなくても古切手の一部が破れていたり、折り目がついていたり、陽の光に当たって色褪せていたりしても価値が下がってしまうため注意してください。
古切手を見つけたら汚れないように保管するのがポイントです。
古切手をどんな方法で手放す?
古切手を手放す方法は複数あります。
方法によってメリットとデメリットが異なるため、最適な方法を選びましょう。
ネットオークションやフリーマーケットで売却
1つ目は、ヤフオクなどのネットオークションや地域で開催されているフリーマーケットで売却する方法です。
ネットオークションとは、ネット上で行われる競売のことです。
メルカリなどのフリマアプリは自分で決めた価格設定で売却しますが、ネットオークションは商品を手に入れるために価格競争が行われ、より高値を希望した人に商品の購入権利が与えられます。
そのため、希望金額をはるかに上回る金額になる可能性があります。
ただし、自分で古切手の写真を撮影したり、商品説明を記載する手間がかかるため、時間に余裕のある人におすすめの方法です。
地域で開催されているフリーマーケットで売却する方法は、街の人とコミュニケーションを取りながら、売却相手の顔が直接見られるメリットがあります。
大切な古切手がどんな人の手に渡ったのかが明確に分かると、手放した後も安心です。
フリーマーケットは高値の商品がなかなか売れないデメリットがあるため、手放すまでに期間を要する可能性があります。
リサイクルショップで売却
2つ目は、リサイクルショップで売却する方法です。
店内の混雑具合にもよりますが、その日のうちに現金化できるメリットがあります。
ただし、店舗スタッフに古切手の知識がない場合、高値がつくはずの古切手も安価な査定金額をつけられてしまう可能性があるため注意してください。
このような事態を避けるために、事前に売却する古切手の相場を調べておきましょう。
あまりにも相場とかけ離れている場合、他の方法で売却した方が高く売却できる可能性があります。
不用品回収業者や遺品整理業者へ相談
3つ目は、不用品回収業者や遺品整理業者へ相談する方法です。
不用品回収業者とは、ゴミ屋敷の清掃や、市町村で回収できない粗大ゴミを引き取ってくれる業者のことです。
通常、不用品は利用者がお金を払って回収してもらうのですが、まだ使える物なら業者が買い取ってくれる可能性があります。
亡くなった方の自宅を綺麗にする遺品整理業者も同様です。
これらはいずれも本来回収にはお金がかかるのですが、買取してもらうことで回収費用を抑えられます。
また、ネットオークションのような手間もかからないため、時間がない方や手間をかけたくない方におすすめの方法です。
骨董品買取業者へ相談
4つ目は骨董品買取業者に相談する方法です。
買取業者のなかには、古切手を始め、古銭、茶器、絵画など骨董品の買取を専門としている業者があります。
骨董品買取業者は、古切手に関する知識が豊富であるため、眠っている本当の価値を見出してくれます。
もし自宅近くに買取店があり、そのなかに骨董品買取業者があれば、ぜひ見積もりを依頼してみましょう。
高価買取が狙える古切手の種類
高価買取が狙える古切手の種類は大きく分けて6種類です。
ここでは、切手の概要や特徴について詳しく紹介します。
記念切手
記念切手とは、日本であった特定の国家的記念行事の際に販売された切手です。
代表的な記念切手に「東京オリンピック記念切手」、「日本万国博覧会記念切手」「天皇陛下御即位記念切手」があります。
郵便局で通年販売されている普通切手とは異なり、記念切手は販売期間や発行枚数が限られた貴重な切手なのです。
そのため、コレクターからの人気が高く、プレミア価格がついている記念切手もあります。
外国切手
外国切手とは、日本以外の国で発行されている切手を指し、外国切手とも呼ばれています。
日本で販売されている切手は、桜や鶴など日本らしいモチーフが描かれています。
外国切手もその国を象徴するデザインが用いられているのが特徴です。
デザインのジャンルは幅広く、その国の歴史や文化、芸術、自然など多種多様です。
例えば、アメリカなら「自由の女神」、フランスなら「フランス大統領選とマリアンヌ切手」など、日本ではなかなか見られないデザインもあるため、切手コレクターの注目を集めています。
切手コレクターのなかには外国切手のみを集めているコレクターもいるほどです。
切手は国境を超えて愛されており、市場価格も上昇傾向にあります。
軍事切手
軍事切手とは、戦時中に派遣されている軍隊や軍人から発送された郵便物に使用されていた軍事郵便専用の切手です。
軍事切手は、日本だけではなく世界中で発行されています。
日本の軍事切手は、切手中央に大きく「軍事」と刻印されているのが特徴です。
軍事切手の発行期間は戦時中のみであるため、価値がどんどん上がっています。
しかも、軍事切手は戦時中に利用されていただけあって、傷や汚れがついているケースがほとんどです。
そのため、綺麗な状態の軍事切手は大変貴重なのです。
航空切手
航空切手とは、航空郵便専用の切手です。
古切手に関する知識があまりない方が見ると、普通の切手に見えてしまい、その価値が分からない方も多いかもしれません。
しかし、航空切手は高値で取引されています。
なぜなら、現在は発行されていない切手であるためです。
航空切手の種類や保存状態によっては高値で売却できるでしょう。
特に「芦ノ湖航空切手」、「五重塔(銭位)航空切手」、「きじ航空切手」はバラでも高く取引されています。
琉球切手
琉球切手とは、沖縄がアメリカ軍に占領されていた1945年から1972年5月14日に本土へ復帰するまでの期間に発行された切手です。
沖縄切手とも呼ばれ、限られた期間のみで販売されていたことと、沖縄限定で販売されていたことから、今でも多くの古切手コレクターから注目を集めています。
琉球切手の特徴は「琉球郵便」という文字が記載されている点です。
当時の沖縄はアメリカの統治下に置かれていたため、金額がドル表記のものもあります。
切手から日本の歴史を感じることも、コレクターが注目している理由の1つです。
さらに、琉球切手のデザインも、沖縄とアメリカの関係性が色濃く表現されたものが多く、年々価値が上がっています。
なかでも「琉球政府創立記念切手」、「植林記念切手」などは、高額で買い取られる傾向にあります。
自宅に眠っている琉球切手があれば、売却を検討してみてはいかがでしょうか。
中国切手
中国切手とは、1949年に中華人民共和国が建国されてから発行された切手です。
中国は建国されてから、「中ソ対立」や「文化大革命」など目まぐるしく変化した国です。
日本とも国交正常化で関わりがあるため「日中国交正常化」の周年記念切手も発行されています。
中国切手はその長い歴史から時代ごとにさまざまな種類の切手が発行されてきました。過去に発行された切手を見れば、中国の情勢が見えてきます。
特に、1966年から1976年まで続いた文化大革命中に発行された中国切手は、販売することも収集することも禁止されていました。
そのため、ほとんどの切手は処分されてしまったのです。
このような経緯から、海外はおろか中国国内にすらほとんど出回らず、とても貴重な古切手といえます。
文化大革命時代の代表的な切手は「毛沢東シリーズ」、「赤猿切手」、「中華人民共和国成立15周年切手」、「牡丹シリーズ切手」です。
日本ではほとんど出回っていないため、古切手コレクターの間では年々価値が高まっています。

