西洋技術を用いて描かれている西洋画は、日本画とはまた異なる魅力を持っています。
油彩や水彩を利用した作品が多く、風景や宗教をメインにしているのも特徴の一つです。
大阪で西洋画の価値を知りたい、高価買取を狙いたいと考えている方は、西洋画の特徴や高価買取になりやすいポイントを把握しましょう。
目次
大阪で西洋画(洋画)の買取依頼を検討中ですか?
西洋画とは、主にヨーロッパをメインに普及した画材や技法で描かれた絵画を指します。
画材や技法によってさらに油絵や水彩画、陶板画、パステル画、テンペラ画などにジャンル分けされます。
西洋画は、透視図法や遠近感、明暗などを用いて立体的な表現を用いるのが魅力の一つで、写実性に富んだ絵画が多いのが特徴です。
時代やジャンルごとに特徴を変えながらも、現在まで多くの優れた西洋画が生み出されています。
大阪にお住まいの方で、コレクションしていた西洋画の価値を知りたい、相続で西洋画を譲り受けたという方は、ぜひ一度査定に出してみてはいかかでしょうか。
大阪には、骨董品や絵画の知識が豊富な買取業者が多くいます。
買取を希望する場合でも自宅に飾っておきたい場合でも、まずは実績豊富な業者の査定士へ相談してみましょう。
大阪で西洋画(洋画)を高額買取してもらうには
大阪で西洋画の買取を検討している方は、業者に依頼する前に高価買取を狙える西洋画の特徴を把握しましょう。
西洋画の買取では、作家物であるか、傷や汚れは少ないか、付属品が揃っているかなどが査定におけるポイントです。
ポイントを理解して、所有する西洋画の状態を事前に確認しましょう。
作家物かどうか
西洋画に限らず、絵画作品では誰が描いた作品であるかが、価格に大きな影響を与えます。
また、描いた作家を証明するためのサインや落款がはっきりわかると、高価買取が狙えるでしょう。
同じ作品を複数制作できるリトグラフや原作者に許可を得て制作されたレプリカなどは、価値が低いと考える方も多くいます。
しかし、作品や作家によっては有名なものであれば値段がつくこともあるため、所有している方は、一度査定に出してみるとよいでしょう。
ただし、本物よりかは低い価格になることは念頭に置いておいてください。
傷や汚れなどのダメージがないか
傷や汚れなどのダメージの程度によっても、西洋画の価値は大きく変動します。
シミやシワ、汚れ、カビ、傷、破れ、タバコの臭いなどにより作品の状態が悪くなると、査定額が低くなってしまう可能性があるでしょう。
日の当たる場所に西洋画を飾っておくと、紫外線によりシミや日焼けなどのダメージが発生してしまうため注意が必要です。
保管するときも、湿度が適切ではないとカビの発生を招いてしまうでしょう。
西洋画の買取を検討している方は、査定時に高値がつくよう保管方法も意識することが大切です。
付属品は揃っているか
買取を依頼する際は、西洋画に付属するものはすべて揃えて持ち込みましょう。
例えば、箱や黄袋、保証書、鑑定書、額などがあり、付属品が揃っているほど価値が高まると考えられます。
特に、鑑定書や保証書は、作家本人が描いた作品であると証明する書類です。
有名作家の作品で、鑑定書や保証書があれば、高価買取が期待できるでしょう。
そのほか
西洋画の査定では、現在の人気や作品の大きさ、画題なども査定額に影響を与えます。
そのため、同じ作家が描いた作品であっても、価格が大きく変動する可能性もあるでしょう。
特に現代の作品では、需要と供給のバランスや、世間からの注目度、希少価値などが関連しており、希少価値が高く注目度の高い作品であるほど、価値がつくといえます。
西洋画の価値を自分で判断するのは難しいため、まずは一度実績の豊富な買取業者に相談し、査定してもらうとよいでしょう。
大阪で西洋画を専門買取業者に買取するのをおすすめする理由
大阪で西洋画の買取を検討している方で、どのような業者に依頼すればよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
西洋画の買取は、美術関連の専門買取業者以外にも、リサイクルショップ、不用品回収業者、遺品整理業者などが選択肢として挙げられます。
また、ネットオークション、フリマを利用して自分で販売する手段もあります。
専門的な知識を持たない業者に買取を依頼してしまうと、本来の価値よりも低い値段で査定額を提示されてしまう可能性があるでしょう。
また、自分で販売する場合は、自身が適切な価値を知っておかなければなりません。
西洋画の査定経験が少ない業者や、ネットオークション・フリマでは適正な判断ができない可能性が高いため、美術品・アートに詳しく市場を把握している買取業者への相談がお勧めです。
西洋画の歴史は古いため、汚れがあるからといって価値が下がるとはいえません。
市場価値変動や歴史的価値なども加味して査定してくれる業者に依頼するのがよいでしょう。
大阪にゆかりのある西洋画家や作品
西日本の中心的都市である大阪に縁のある西洋画家や作品が、現在でも多く残されています。
佐伯祐三
生没年:1898年-1928年
佐伯祐三は、大正から昭和初期に活躍した大阪府大阪市出身の西洋画家です。
少年時代から絵を学び、東京美術学校を卒業した後は、西洋画の本場であるパリで絵を学びました。
絶妙な配色や、デフォルメを活かしつつまとまりのある個性を感じさせる画風が特徴です。
鍋井克之
生没年:1888年-1969年
鍋井克之は、大阪府出身の西洋画家で、東京美術学校を卒業しています。
1915年には『秋の連山』で二科賞を受賞し、フランスに留学したのち、1923年に二科会会員となります。
1924年には、同じく西洋画家として活躍していた小出楢重、黒田重太郎らと大阪に信濃橋洋画研究所を設立しました。
大阪に拠点を置き、近代洋画の発展に寄与した人物でもあります。
小出楢重
生没年:1887年-1931年
小出楢重は、大阪府大阪市出身の西洋画科で、鍋井克之と同じ時代に活躍した人物です。
東京美術学校の西洋画科を受験するも不合格となり、日本画科に入学したのちに洋画に転向しています。
大阪で信濃橋洋画研究所を設立し、大阪の洋画界に新しい風を吹き込んだ人物としても知られており、若手洋画家の先駆者とも呼べるでしょう。
大阪の西洋画(洋画)買取は実績ある買取業者へ相談を
大阪で西洋画の買取を検討している方は、西洋画をはじめとした美術品の買取実績が豊富な業者に依頼しましょう。
大切にしてきた西洋画の正しい価値を知るためには、絵画に関する深い知識が必要です。
安く買い取られてしまうことがないよう、経験豊かな査定士へ相談しましょう。