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2024年、 新たに発見された竹久夢二の日本画『白桃や』『南枝王春』

2024年、竹久夢二の日本画『白桃や』と『南枝王春』が新たに発見され、注目を集めています。
大正ロマンの代表的な画家として名高い竹久夢二の作品は、繊細な筆致と詩的な感性が特徴で、今回の発見は彼の芸術の深さをあらためて感じさせてくれたでしょう。
これらの作品は夢二が友人に贈ったものであり、その背景には感謝の気持ちが込められています。

大正ロマンを代表する竹久夢二の日本画『白桃や』『南枝王春』

竹久夢二は、大正ロマンの代表的な画家として知られ、その作品には詩的な感性と美しい色使いが見受けられます。
「夢二式美人画」と呼ばれる独特の美人画で広く人気を集めていました。
女性の美しさを繊細かつ情緒豊かに表現しており、当時の文化や社会を反映した作品が、広く愛されています。

新たに発見された代表作『白桃や』『南枝王春』は、どちらも小林俊三が収集しており、遺族から寄託された作品です。

 

竹久夢二が友人に贈った『白桃や』『南枝王春』とは

『白桃や』『南枝王春』竹久夢二 [引用元:産経新聞]
『白桃や』『南枝王春』竹久夢二 [引用元:産経新聞

作品名:白桃や
作者:竹久夢二
制作年:1929年
技法・材質:
寸法:118.8×35.8cm
所蔵:竹久夢二美術館

作品名:南枝王春
作者:竹久夢二
制作年:昭和初期ごろ
技法・材質:
寸法:125.6×33.7cm
所蔵:竹久夢二美術館

2024年、大正ロマンの画家・竹久夢二が描いた日本画が、新たに発見されたと話題になりました。
『白桃や』と『南枝王春』は、いずれも夢二が友人に贈った作品であり、繊細な筆致と色使いで注目を集めています。
絹地に顔料と墨で描かれており、色彩や仕上げの精緻さが目を引く作品です。
『白桃や』は、立ちびなを描いており、『南枝王春』は梅花の下で羽根つきをする舞妓を描いています。

友人への感謝の気持ちを込めて贈られた作品

2024年、竹久夢二の新たな作品『白桃や』と『南枝王春』が、竹久夢二美術館に寄託されたことが発表されました。
この2点は、夢二と共に「春草会」で活動していた弁護士であり、最高裁判事を務めた小林俊三の旧蔵品です。
『白桃や』は1929年に制作された作品で、夢二が小林俊三に贈った絵画です。
夢二が関わった裁判で代理人を務めた小林への感謝の意を込め、絵には自作の短歌と手紙が添えられました。

一方、『南枝王春』は昭和初期に制作された作品で、春草会の仲間であった編集者に夢二が贈ったものです。
後に小林がこの作品を買い取り、長年大切に保管していたことが知られています。
小林俊三は、ゾルゲ事件や極東国際軍事裁判(東京裁判)をはじめ、戦前戦後の数多くの重要な法的事件に関与してきた法曹界の重鎮でした。
そんな彼が竹久夢二の作品を大切に保管していた事実は、親族を除いてほとんど知られていませんでした。

竹久夢二の新たな一面が垣間見える2つの作品

『白桃や』は1929年に制作され、立雛たちびなが鮮明に描かれています。
絵の上部には、夢二自作の句「白桃や恋はほのかにあるべかり」が添えられており、彼の詩的な感性が表れています。
この作品は、夢二がある料亭から訴えられた訴訟で、小林俊三が弁護士として勝訴に導いたお礼として贈られました。
小林は後年、「大した訴訟でもないので鯛を釣り上げたようなものだった」と述べており、作品を贈ってもらったことに対する喜びを振り返っています。

一方、『南枝王春』は昭和初期に制作された作品で、梅花の下で羽根つきを楽しむ舞妓の姿が描かれています。
だらりの帯には松、羽子板には竹が描かれており、松竹梅という吉祥の象徴が盛り込まれためでたい作品です。
元々、編集者の石黒露雄に贈られたこの作品は、石黒が金策のために小林に買い取りを依頼し、小林の手元に渡りました。
この2つの作品は、竹久夢二が身近な人々とのつながりを大切にし、贈り物として心を込めて制作していたかを感じさせてくれる作品です。

今後も新たな発見が期待できる竹久夢二の作品群

竹久夢二が友人に贈った『白桃や』と『南枝王春』は、彼の芸術的な感性と人間味を感じさせる作品です。
『白桃や』は夢二が弁護士・小林俊三への感謝の気持ちを込めて制作し、絵に自作の句と手紙が添えられていたことが印象的です。
『南枝王春』もまた、贈り物として心を込めて描かれた作品で、松竹梅の象徴を通じてめでたい意味が込められています。
今後も竹久夢二の作品から、新たな発見や感動を得られるでしょう。

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