大阪でペルシャ絨毯を高く売ろう!高額査定・買取のポイントとは
大阪でペルシャ絨毯買取を相談しよう
ペルシャ絨毯の魅力はその構図や文様の豊富さで、多彩な製品が製作されています。
お気に入りの文様を見つけてタペストリーとして飾るのも素敵です。ペルシャ絨毯は単なる日用品としてだけではなく、芸術的な価値も見いだされている織物製品です。中古市場でも人気があり、産地や製品の種類によっては高値で販売・買取されています。ペルシャ絨毯は古いものほど味わいが深まり、価値が増す製品です。50年以上前のペルシャ絨毯をオールド、80年以上前のものをセミアンティーク、100年以上前のものはアンティークと呼びます。長い年月を経て醸し出される風格は、歴史的・芸術的価値も高く、中には1,000万円以上の価値がつくペルシャ絨毯も。
近年、大阪でもペルシャ絨毯の買取業者が多くいますが、やはり高価買取が期待できるかは、状態の良し悪しはもちろん、素材の種類や縫い目の細かさ、色柄の美しさなども関わってきます。縫い目の細かさはノット数で表され、細かく織られているほどノット数が高くなります。ノット数が高いほど職人の手間と時間がかかっているため、価値が増す傾向です。また、ペルシャ絨毯が作られた産地や工房を示す証明書があると、買取の際に金額アップが期待できます。証明書があれば本物である証拠にもなるため、もし大阪で査定を依頼する予定がある場合は、証明書がないか確認しておきましょう。
ペルシャ絨毯とは
ペルシャ絨毯とは、イラン国内で製作された手織りの絨毯を指します。つまり、機械織りされた絨毯は、イラン国内で作られていてもペルシャ絨毯とは呼びません。3000年以上の歴史を持つペルシャ絨毯は、その文様の美しさに加えて実用性も兼ね備えています。耐久性があるため、クリーニングや修理も可能です。色鮮やかな文様のペルシャ絨毯は、国を選ばずさまざまなインテリアにマッチする織物製品です。
ペルシャ絨毯の主な素材は、シルク(絹)、ウール(羊毛)、コットン(木綿)の3つ。シルクは高級素材として知られています。シルクパイルの絨毯はサファヴィー朝のシャー・タハマスプの時代に製作されたといわれています。イランでは、カスピ海沿岸のラシュトがシルクの名産地として有名です。シルクは、保温性・保湿性に優れ、静電気が起こりにくい特徴があります。さらに、肌触りがよく光沢があり、引っ張る力に対する耐久性は、ウールやコットンよりも優れています。そのため、高級なペルシャ絨毯にはシルクが用いられているのです。
ウールもシルクと同じく保温性・保湿性に優れている特徴があります。繊維が空気を閉じ込めるため熱が逃げにくく、冬でも温かく過ごせるでしょう。また、保湿性も高く水分が蒸発するときの気化熱を吸収するため、夏は涼しく感じられます。染色性にも優れていて色落ちが発生しにくい特徴も。ウールは伸縮性や弾力性に富んでいるため耐久性が高く、折り曲げたり、引っ張ったりしても時間が経つと戻る習性があります。ただし、ウールは動物性繊維でありたんぱく質でできているため、紫外線により黄褐変しやすい点に注意が必要です。
コットンは、シルクやコットンより強度は劣りますが、繊維の構造が密で温度や湿度変化による伸縮が発生しにくい特徴があります。また、産地や生産量が多く安価で入手できる点も魅力の一つです。
ペルシャ絨毯の5大産地と呼ばれているのが、「クム」「イスファハン」「カシャーン」「ナイン」「タブリーズ」です。高級ペルシャ絨毯も多く製作されています。しかし、人気が高まり需要が増えると、品質の低下を招いてしまうのが現実です。現在でも高級ペルシャ絨毯を多く製作していますが、ニーズに応えるために生産量を増やすことで、品質にもばらつきが出てしまう点を理解しておきましょう。また、人気の産地や工房のペルシャ絨毯に似せた偽物も多く出回っているため、購入時には注意が必要です。
大阪でもペルシャ絨毯の偽物がある…
ペルシャ絨毯のその見た目の美しさに心奪われる人は多いでしょう。伝統的な技術と熟練の職人によって緻密に手織りされたペルシャ絨毯の文様は、見る人の心を惹き付ける魅力があります。芸術性の高い織物製品で、コレクターも多く存在します。高級品では数百万円から数千万もの価値があるとされており、その高級品としての価値を利用しようと偽物も多く出回っているのです。
そもそも、ペルシャ絨毯と呼べるのはイラン国内で製作された手織りの絨毯のみです。したがって、機械織りの絨毯はペルシャ絨毯ではありませんが、ペルシャ絨毯と偽って販売されているケースがあります。手織りと機械織りを見分けるためには、生地の歪みに注目します。機械織りは、機械が計算し精巧に作っているため、生地の歪みがありません。また文様の線は定規で引いたように真っすぐです。一方、手織りのペルシャ絨毯では、一つひとつ職人が手作業で織っていくため、差はあれど生地に歪みが生じます。
また、フリンジとエッジも機械織りを見分けるポイントの一つです。ペルシャ絨毯は織られた本体の縦糸がそのままフリンジになりますが、機械織りでは本体を織った後にフリンジが縫い付けられます。エッジ部分に関しても、ペルシャ絨毯は手縫いであるのに対して機械織りではミシンで縫い付けられています。このように違いがありますが、素人目で判断するのは難しいでしょう。所有するペルシャ絨毯が本物か確認したい場合は、経験豊富な査定士への相談がお勧めです。
ペルシャ絨毯の中には、人気の産地や工房の高級ペルシャ絨毯に似せて製作を行い、工房のサインを偽装したものも多く出回っています。工房サインの見分け方は色合いです。偽の工房サインを入れるためには、既存のパイルを抜き取り、新しくパイルを結び直す必要があります。そのため、似た色を選び結び変えたとしてもまったく同じ色にはなりません。そのため、工房サイン周辺だけ色に違和感がある場合は、偽装されている可能性が高いでしょう。
大阪でも、実は身近なペルシャ絨毯
ペルシャ絨毯にはさまざまな文様があり、その中でも印象的なものにメヘラブ文様があります。モスクの尖塔をイメージしたデザインで、イスラム教徒の人々は祈祷用としてメヘラブ文様の絨毯を用いるのが特徴です。イスラム教徒の人々は、1日に5回礼拝を行います。その際に、アーチの頂点がメッカに向くようメヘラブ文様の絨毯を敷いて礼拝を行うのです。
大阪では、イスラム教の礼拝場所である「モスク」が大阪市内・市外にあり、多くのイスラム教徒が大阪で暮らしています。モスクが近くにあるため礼拝にも訪れやすいですが、1日5回必ず訪れられるわけではありません。モスクで礼拝が行えないときにメヘラブ文様の絨毯を敷くことで、私設モスクを簡単に用意できるため、自宅にメヘラブ文様のペルシャ絨毯を用意しているイスラム教徒も多くいるでしょう。
大阪のペルシャ絨毯買取は実績ある査定士へ
芸術的価値だけではなく実用性も兼ね備えているペルシャ絨毯は、現代においても人気の高い織物製品です。イラン国内で手織りしたもののみをペルシャ絨毯と呼び、一つひとつ職人が丹精込めて作り上げた文様の美しさに魅了される人も多いでしょう。芸術品としての楽しみ方もできるペルシャ絨毯には、多くのコレクターが存在しており、中古市場でも高価買取が期待できます。
使えば使うほど強度と味わいが深みを増していくペルシャ絨毯は、状態により差はありますが、古いものほど高い価値がつくことも。しかし、人気がある分偽物も多く出回っているため、本物との違いを見分けるための知識を身に付けておくことも大切です。しかし、素人目で確認しただけで、本物のペルシャ絨毯と断言するのは難しいでしょう。もし、ペルシャ絨毯をお持ちで、産地や工房が不明で価値がわからない場合は、一度実績や経験が豊富な鑑定士に査定を依頼してみましょう。古くに譲り受けたものやバブル期に購入したものでは、高価買取が目指せるかもしれません。ぜひ一度相談してみてください。