最高額で売るなら、
だるま3で解決!

最高額で売るなら、だるま3で解決!

最高級のペルシャ絨毯の値段は?驚きの超高額!

高級絨毯として世界に広く知られているペルシャ絨毯。新しく製作されたペルシャ絨毯も品質がよいものは高値がつきますが、オールドやアンティークなど、昔に作られたペルシャ絨毯にも思いもよらぬ高値がつくのです。2000年以上の歴史あるペルシャ絨毯は、歴史的価値の高い織物製品でもあります。想像もつかぬほど高値で取引される数々の絨毯を知ることで、ペルシャ絨毯の魅力や価値をさらに感じられるでしょう。

 

最高級のペルシャ絨毯の値段は?

高品質で高級なペルシャ絨毯は、古いものほど高い価値がつく場合もあります。これまでで一番高値で取引された絨毯がどのようなもので、一体いくらで購入されたのか気になる方も多いでしょう。

現在までで一番取引額が高かったものはケルマン産のペルシャ絨毯です。史上最高額の3,370万ドル(約32億円)で落札されています。こちらは、2013年にアメリカのワシントンDCにあるコーコラン美術館で開催されたサザビーズ・ニューヨークのオークションにて行われた取引です。落札価格は当時予想していた価格の約6倍で取引が行われました。

作品は、17世紀中ごろのケルマンで製作されたとされるペルシャ絨毯で、縦2.67m×横1.96mのサイズです。出品者は、モンタナ州選出の上院議員で鉱業家・銀行家であるウィリアム・A・クラーク。このペルシャ絨毯には彼の名をとって『クラーク・サイクル・リーフ・カーペット』と名付けられています。落札者は非公開とされており、どこの国の誰の手に渡ったかはわかっていません。

なお、ペルシャ絨毯で1億円以上の価値がつくのは、特注された巨大絨毯のように特殊なケースを除けば、すべてサファヴィー朝時代に製作されたものです。このことからペルシャ絨毯は古ければ古いほどその価値が増していくことがわかるでしょう。

このほかにも、サファヴィー朝時代以降に製作された作品でも数百万~数千万円で取引されるペルシャ絨毯は多数ありますが、その多くは100年以上前に製作されたアンティーク絨毯です。また、新品でも数年以上かけて織られた絨毯は、数百万で取引されることもあります。

 

ペルシャ絨毯は産地でも値段が違う?最高級の産地は?

高級絨毯として人気の高いペルシャ絨毯ですが、実は、産地によって価格や品質はさまざまです。現在、イランでは「クム」「イスファハン」「カシャーン」「ナイン」「タブリーズ」が5大産地として有名ですが、その中でも最高級の産地とされているのがイスファハンで、イラン中央部、イスファハン州にある地域です。

かつて、イスファハンでは王立工房が建てられ、宮廷絨毯職人の育成が行われていました。その影響もあり、ペルシャ絨毯の製作技術と生産が急速に発展していきます。ペルシャ絨毯の中でもウール絨毯の縦糸には一般的にコットンが用いられます。しかし、イスファハンのウール絨毯の縦糸にはシルクが利用されているのが大きな特徴です。縦糸に細いシルクを用いることでより繊細な文様の表現ができるようになり、緻密で美しいデザインが多くの人の心を魅了しています。

20世紀半ばごろには、それまで最高級品のペルシャ絨毯を製作する産地として有名だったケルマンやカシャーンに代わり、イスファハンの名が広く知られるようになりました。長い歴史の中で伝統が受け継がれ続けてきたイスファハンの華麗で上質な絨毯は、現在ペルシャ絨毯の中でも最高峰であると評価を受けています。イスファハンで製作される代表的な文様はメダリオン文様です。ほかにも有名工房ではオリジナリティあふれる文様が表現されたペルシャ絨毯も数多く製作されており、高品質かつ繊細なさまざまな文様を楽しめます。

 

最高級のペルシャ絨毯は何が違う?

ペルシャ絨毯の品質や価値を決める要素は複数あります。たとえば、ノット数や素材、染料、織り手の技術、産地などです。ノット数は編み目の細かさを表しており、ノット数が多いほど密度が高く繊細な文様をはっきりと描くことが可能です。また、仕上がりもペルシャ絨毯らしい薄くてしなやかな質感になります。ノット数の目安としては、110万個/㎡~169万個/㎡あると高級ペルシャ絨毯の部類に入るとされています。

ペルシャ絨毯に利用される素材は主にシルク、ウール、コットンの3つです。横糸や縦糸に絡めるパイル糸にはシルクやウールがよく利用されます。縦糸にはシルクやコットンがよく使用される傾向です。シルクは高級素材として知られており、シルク絨毯には高級なものが多くあります。

一方、ウールは耐久性が高い素材として知られており、ウールで作られた絨毯は踏めば踏むほど味わいが出て深みが増すといわれています。ウール絨毯がシルク絨毯より必ずしも安いわけではありません。ウール絨毯でも高価格で販売されるものは、縦糸にシルクが使われているケースが多い傾向です。縦糸にシルクを使うと織りが細かくなりノット数が増加します。つまり、コットンよりも手間がかかりますがその分繊細な表現が可能です。そのため、縦糸にシルクを用いたウール絨毯はクオリティの高い文様が多く、高価格で販売されるケースもあります。

また、糸を染めるのに利用される染料でも価値が変わります。染料は大きく分けると天然染料と合成染料の2つです。天然染料は、色によって採取できる量が少なく貴重な素材です。また、天然染料で染め上げるのには高い技術力が必要なため、天然染料で染められた素材を使って作られたペルシャ絨毯は高級品として扱われます。

ペルシャ絨毯はすべて手織りで作られているため、品質には織り手の技術も関係します。繊細な文様を美しく仕上げるためには高い技術が必要です。また、耐久性の高い実用的なペルシャ絨毯を製作するためにも技術を要します。

このようにさまざまな要素が組み合わさって最高級のペルシャ絨毯が製作されています。

 

一度見てみたい、最高級のペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯の人気と需要が高まり偽物も増えてきている昨今、最高級のペルシャ絨毯は、なかなか出会えるものではありません。貴重だからこそ、高価で美しいともいえるでしょう。品質のよいイスファハン産のペルシャ絨毯は、値段も高いためなかなか購入に踏み切るのは難しいですが、その魅力を肌で感じるためにも機会があれば、一度手に取って見てみるのもよいでしょう。

また、新品だけではなく年月を経て魅力を増す、アンティークを楽しめるのも、ペルシャ絨毯ならではの魅力です。骨董品店などを回ってみたり、美術館で歴史的価値のある絨毯を鑑賞してみたりすると、購入目的のときとは違う視点でペルシャ絨毯を楽しめます。

人気の買取業者はこちら 人気の買取業者はこちら

人気ペルシャ絨毯買取業者はこちら

あなたのお家にある “ペルシャ絨毯、高く” 売りませんか?

買取業者を探す