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この掛軸は本物?掛軸の真贋の見分け方とは

2024.09.15

中国から仏教とともに海を渡り、日本で茶の湯において壁に飾る風習が生まれた掛軸。
現在でも和室の床の間にインテリアとして飾り楽しむ方もいれば、一方で歴史的価値のある芸術品として美術館や博物館に所蔵されている貴重な掛軸まで、さまざまな用途で親しまれています。
作品によっては高価買取が期待できる掛軸ですが、人気の作品は贋作も多く出回っているため本物を見極める方法を知る必要があるでしょう。

 

掛軸の真贋を見分けるには

書や絵画を床の間に飾り鑑賞するために表装された掛軸作品。
古くから日本人の生活に溶け込んでいる芸術作品です。
歴史的価値のある作品や人気作家も多く、現在でも高値でやり取りされ多くの人々に親しまれています。

先祖代々受け継がれてきた掛軸をお持ちの方もいるでしょう。保管しておくにしても自宅で飾るにしても、作品が本物なのか気になるものです。特に人気の作家では贋作も多く世に出回っています。そのため、本物と偽物の見分け方をある程度知っておくと良いでしょう。

掛軸そのものの真贋を見分ける

掛軸の真贋を見極める方法として、掛軸の端に押されている署名と落款で判断する方法があります。
落款とは、完成した絵画に作家自身が自筆で署名し雅号の印を押すことです。落款は作家によってデザインが異なります。
また筆跡にも作者のクセが出るため、真贋を見極めるポイントの一つです。有名作家の落款であれば、同じ作家の本物であると証明されている掛軸作品の落款と比較すると見分けられるでしょう。

古い掛軸では署名や落款が読みにくくなっている場合があります。その場合は保管していた木箱や一緒に入っていた書類をチェックしましょう。作家の署名や落款が残されている可能性があります。

落款や署名は作家のクセが出るため真贋を判断するポイントではありますが、人気の掛軸作品では精巧な模倣品が多く出回っています。そのため、一般の人が見比べてもはっきりと違いがわからない場合が多いでしょう。一説では、人気作家の掛軸作品の9割が贋作ともいわれています。素人目で判断するのは危険なため、真贋が気になる方は経験豊富なプロの査定士に依頼するのが良いといえるでしょう。

掛軸の付属品の真贋を見分ける

掛軸作品の真贋を見極める際、付属品に大きなヒントが隠されている場合があります。
素人目では判断できなくても、プロの査定士であれば違いに気づける場合があるため、木箱や一緒に保管されていた資料などは、捨てずに必ず大切に保管しておきましょう。
また、精密に描かれている掛軸の贋作でも、保管している木箱の作りが適当なこともあるようです。掛軸自体の信ぴょう性が高く、さらに付属品も精巧に作られている場合、本物である可能性が高まります。

プロの査定士が真贋を見極めるための判断材料を多く提供できるよう、掛軸そのものだけではなく、木箱や資料などの付属品も必ず取っておきましょう。また査定に出す際は掛軸と付属品をセットで持っていくことをお勧めします。

入手経路や査定書はある?

掛軸の真贋を確かめるためには入手経路も重要な判断材料です。
信頼できる人や会社からもらい受けた作品であれば本物の可能性が高まります。反対に、見かけたお店でなんとなく購入した作品の場合は、贋作の可能性も捨てきれません。

また、掛軸が本物であるか判断する資料として、査定書があります。
譲ってくれた人がすでに査定に出しており、書類を一緒にもらい受けている場合はなくさないように注意しましょう。ただし、人気の作品では査定書も偽造されたものの可能性があります。そのため、査定書があるからといって絶対に本物の作品とは言い切れません。

真贋を見極めるには落款や署名、付属品などさまざまなチェックポイントがありますが、素人目ではなかなか判断が難しいでしょう。そのためプロの査定士に判断してもらうことが大切です。正確な査定をしてもらうためには、判断材料は多いほうが良いでしょう。そのため、掛軸や木箱、資料、査定書などはすべてセットで保管するよう心がけてください。

 

人気作家の掛軸ほど、贋作が多い

人気作家の掛軸作品ほど贋作も多く出回っています。
また掛軸が古ければ古いほど贋作が多いともいわれています。
人気作家の作品は価値があるため高値でやり取りされる希少な芸術品であるため、偽物や贋作を売ってお金を稼ごうと考える人も出てきてしまうでしょう。
ブランド品に偽物が多いのと同様に、掛軸などの骨董品や美術品でも贋作はつきもの。贋作が作られるほど人気・有名な掛軸作家としては、横山大観や円山応挙などが挙げられます。

横山大観

作家名:横山大観(よこやまたいかん)
代表作:『瀟湘八景』『無我』
生没年:1868年-1958年

横山大観は近代日本画の巨匠として有名な画家です。
なかでも富士山をモチーフにした名画を数多く残しています。
「大観といえば富士」といわれるほど人気の高い作品で、今もなお多くの人々を魅了し続けています。生涯で描いた富士の絵は1500点。亡くなる直前に描いた作品も富士をモチーフにしたものでした。

横山大観の作品は、最高で推定1億円以上の価値がついたともいわれています。
そのため、価値を利用して金儲けを考えた人たちが、横山大観の作品に似せて作品を制作し、贋作が多く出回ってしまいました。
横山大観は日本作家の中でも贋作が多い作家として知られています。

円山応挙

作家名:円山応挙(まるやまおうきょ)
代表作:『薔薇蝶狗子図』『江口君図』
生没年:1733年-1795年

円山応挙は江戸時代中期から後期にかけて活躍した日本画家です。
円山派の始祖で足のない幽霊を初めて書いた作家ともいわれています。
円山応挙は目の前の風景を見ながら描く写生を取り入れており、この時代では他に見ない斬新な手法でした。写生で技術を磨いた円山応挙の絵は、竜などの空想上の生き物もまるで本物を見ながら描いたようなリアルさがあります。
写実的で誰もがうまいとわかる円山応挙の作品は、富裕層から町民まで幅広い人々から支持を受けました。

円山応挙の作品は、その人気の高さから現代では贋作も多く出回っています。
写実的な絵画手法が模倣しやすかったとも考えられています。また、落款も丁寧な楷書が多かったため模倣しやすく、多くの贋作が出回るようになってしまったといえるでしょう。

 

掛軸の真贋を見分けるには、プロの査定士に依頼しよう

掛軸の真贋を素人目で見極めるのは困難といえるでしょう。
そのため、所有している掛軸作品の真贋を見分けるためにはプロの査定士に依頼する方法がお勧めです。査定士が査定する際の判断材料としては、掛軸自体だけではなく木箱や一緒に保管されている資料、査定書などが有効です。そのため付属品はすべて捨てずにとっておき、査定を依頼する際はすべてまとめて持っていくと良いでしょう。

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