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ペルシャ絨毯の魅力とは…何がすごいかを徹底解説

ペルシャ絨毯は、日本でも高級絨毯としていられています。世界中でも人気があり、金や宝石と並んで世界三大財産と呼ばれることも。多くのコレクターを魅了するペルシャ絨毯ですが、何が人々をそこまで惹きつけているのでしょうか。職人が一枚一枚手織りで仕上げるペルシャ絨毯のデザインや品質、歴史に触れていくと、実用性と芸術性を兼ね備えた作品であるとわかります。ペルシャ絨毯の知識をさらに深め、魅力を再発見していきましょう。

 

ペルシャ絨毯は何がすごいのか

ペルシャ絨毯は日本でも人気があり、中古市場でも高価格で取引されるケースがあります。ペルシャ絨毯は製作されてからの経過年数により、3つのグループに分類可能です。50年以上が「オールド」、80年以上が「セミアンティーク」、100年以上が「アンティーク」と呼ばれます。耐久性の高いペルシャ絨毯は、古いものでも保存状態がよい製品も多く現存しています。保存状態がよいことを前提に、古ければ古いほど歴史的価値が増すでしょう。そのため、ペルシャ絨毯は新しく作られたものだけではなく、昔に作られたものでも大きな価値がつくのです。

デザイン、品質

ペルシャ絨毯はイラン各地で作られている手織りの絨毯です。昔から人々の暮らしに溶け込み利用されてきた実用性の高い織物製品です。現在、絨毯市場では機械織りの発展により安価で大量の絨毯が生産されています。しかし、ペルシャ絨毯は手織りの最高級絨毯として、人々の人気を集めています。手織りのペルシャ絨毯は耐久性が高く実用的なことはもちろん、色鮮やかで独特な文様や職人の繊細な技術も魅力の一つです。また、手織りの手法により踏めば踏むほど風合いが増すとされ、中古市場でも需要が高い傾向です。

ペルシャ絨毯には、各地域によって特色の異なるさまざまな文様があります。代表的なものとしては、メダリオン文様、メヘラーブ文様、総柄文様などがあります。

メダリオン文様とは、中央にメダリオンと呼ばれる文様が描かれ、周りをボーダーやガードと呼ばれる枠で囲ったデザインです。メダリオンとボーダー・ガードの間の空間はフィールドと呼ばれまた異なる文様が描かれます。メダリオンは楕円や八角形、花弁形など豊富なバリエーションがあります。

メヘラーブ文様とは、中央にゲンディールと呼ばれる吊りランプを描き、全体はモスクの尖塔をイメージしたデザインです。モスクはイスラム教徒にとって神聖なものであり、メヘラーブ文様のペルシャ絨毯は、祈禱用としても用いられています。また、装飾性が高いためタペストリーにして壁に飾られることも。

総柄文様はオーバーオールとも呼ばれており、同じ文様を絨毯全面に敷き詰めているデザインです。絨毯一面をキャンバスのように使って描かれているのが特徴です。

さまざまな文様があり個性あふれるペルシャ絨毯。手織りで製作されているため、1枚を完成まで仕上げるのにおよそ1年~3年ほどかかります。サイズやノット数により手間や時間は変わりますが、機械織りとは違い根気のいる作業です。手織りで製作されたペルシャ絨毯は、ノットが高密度かつ薄くてしなやかな仕上がりとなるため、その価値が高まります。薄手の絨毯を製作するためには細い糸を使用します。糸が細いほど織り進めるのに時間がかかるため、完成までの期間は長くなるでしょう。製品によっては10年の歳月がかかることも。上質な素材を使用して職人が繊細な技術で織っているペルシャ絨毯ほど、時間がかかりその価値が高まっていくのです。

ペルシャ絨毯の産地はさまざまで、なかでも5大産地と呼ばれているのが「カシャーン」「イスファハン」「クム」「ナイン」「タブリーズ」です。高級ペルシャ絨毯の産地として知られていますが、人気があるほど偽物や粗悪品も出回ってしまいます。別の産地の絨毯を5大産地と偽って販売されているケースも。また、人気の上昇により需要が高まったことで、品質の劣化も問題視されています。高級絨毯の製作が行われる名産地ではありますが、品質にはばらつきがあることも押さえておきましょう。

歴史

ペルシャ絨毯の明確な始まりはわかっていません。およそ3000~4000年前には製作されていたといわれています。ペルシャ絨毯は耐久性の高い織物製品ではありますが、日常使いされる製品であり、石のように硬い素材でできた製品ではないため、数千年前に作られたものはあまり残っていません。現在発見されている世界最古のペルシャ絨毯は、ロシアのサンクトペテルブルグにあるエルミタージュ美術館に展示されている『パジリク絨毯』です。およそ2500年前に製作されたといわれています。

また、製造年が判明している世界最古のペルシャ絨毯は、イギリスのロンドンにあるヴィクトリア&アルバート博物館に展示されている『アルデビル絨毯』です。イスラム歴946年、西暦になおすと1539~1540年に製作されたと絨毯の表面に記されています。

日本にペルシャ絨毯が持ち込まれたのは桃山時代とされています。当時の権力者、豊臣秀吉がペルシャ絨毯の美しいデザインを気に入り、裁断して陣羽織として活用したとされる話も有名です。豊臣秀吉が所有していたと伝えられる陣羽織は、京都市東山区の鷲峰山高台寺に所蔵されています。ペルシャ絨毯が日本で受け入れられたのは、イランと日本が室内では靴を脱いで暮らすという同じ習慣があったからと考えられるでしょう。

ペルシャ絨毯は現在、金や宝石と並んで世界三大財産と呼ばれるほど価値が高いものとなりました。その芸術的・歴史的価値の高さからコレクターも多くいます。

実用性の高さ

ペルシャ絨毯の魅力は実用性の高さにもあります。それを生み出しているのが使用する素材です。ペルシャ絨毯のパイル糸には主に「シルク(絹)」「ウール(羊毛)」が使われます。シルク糸は軽くてしなやかな特徴があり、縦糸にも用いられます。シルクはウールよりも耐久性に劣りますが、引っ張る力に対しては強いのが特徴です。そのため、テーブル敷きとして利用されたり、タペストリーとして壁に飾ったりして利用されるケースが多くあります。

ウールは羊の毛を使用した素材で、耐久性に優れている特徴があります。また、保温性や吸湿性にも優れており、気温の変化にも対応して快適な空間を作ってくれることも魅力の一つです。ウールの中でも羊が育った環境で品質に違いが生まれます。平坦な地域かつ温暖な気候で育った羊よりも、山岳地帯の寒さが厳しい地域で育った羊の方が良質なウールが取れるとされています。弾力性や起毛力にも優れており、古くからペルシャ絨毯に用いられてきた素材です。

ペルシャ絨毯に使われるウールやシルクなどの素材と、職人の高い技術力により、耐久性に優れた実用的なペルシャ絨毯が生み出されています。

 

最もすごいといわれる、イスファハンのペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯の5大産地の一つであるイスファハン。王立工房が建設され、宮廷絨毯職人の育成が行われ、ペルシャ絨毯の製作技術と生産が発展していきました。イスファハンはウール絨毯の産地として有名ですが、より細かく繊細な絨毯を製作するために、縦糸にはシルクを用いています。繊細で鮮やかな色合いと精緻な織りによる文様が大きな魅力の一つです。長きにわたる歴史と伝統が受け継がれてきたイスファハンの格調高い絨毯は、ペルシャ絨毯の中でも最高峰と謳われています。代表的なメダリオン文様はもちろん、各有名工房独自の文様が描かれたペルシャ絨毯も多く製作されており、個性あふれるデザインが特徴的です。

 

魅力の詰まった、ペルシャ絨毯

歴史あるペルシャ絨毯にはさまざまな魅力が詰まっています。実用性の高さから、文様の美しさ、鮮やかな色調、芸術的価値、アンティークとしての価値。ペルシャ絨毯を手にする人によって、魅力の感じ方は異なるでしょう。実用性を重視したい、お気に入りの文様をコレクションしたい、美術館で歴史あるペルシャ絨毯を鑑賞したいなど、楽しみ方も多種多様です。自分だけの楽しみ方を見つけて、ペルシャ絨毯の魅力により触れていきましょう。

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