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茶掛掛軸を高価買取してもらおう

茶掛掛軸は現代の日本においても価値が高く、作品によっては高価買取が目指せる芸術品です。

代々受け継がれてきた茶掛掛軸をお持ちの方や、自宅に飾っていた掛軸の価値を知りたい方は、経験豊富な査定士に依頼してもらうのもよいでしょう。

査定に出す前に、茶掛掛軸にどのような価値があるのかを知るために歴史や文化を辿ることも大切です。

なぜ茶道において掛軸が重宝されているのかを知ることで、より茶掛掛軸の魅力や価値を再発見できるでしょう。

 

掛軸は茶会で欠かせない存在

古くから日本で親しまれてきた掛軸文化。
起源は中国ですが日本に入ってから独自の発展を遂げ、多くの名作が生まれています。
掛軸の中でも茶会で用いられる掛軸を茶掛掛軸といいます。
茶道では茶碗や茶杓などお茶をたてる道具に目が行きがちですが、実は掛軸も茶の湯の場に欠かせない道具の一つなのです。
今日までの日本で掛軸文化が親しまれているのは、茶道において掛軸を飾る文化があったからといっても過言ではありません。それほど茶道と掛軸は深い関係性にあります。

茶の湯とともに普及した茶掛掛軸

掛軸の起源は中国とされており、日本には仏教とともに伝わったといわれています。
飛鳥時代にはすでに仏画として掛軸が入ってきていたと考えられているようです。本格的に掛軸が制作されるようになったのは平安時代のころです。

平安時代は、遣唐使として中国に渡っていた空海が曼荼羅を持ち帰ったことにより、日本でも曼荼羅政策が始まった時代。そこから仏画の制作や掛軸の表装技術が急速に発展していったといわれています。
平安時代ごろ、中国ではすでに水墨画や山水画の技法が確立され多く描かれていましたが、日本の現存する作品の多くが仏画であることから、日本では仏教のための仏画が主流であったと推察されます。

鎌倉時代に入ると中国の禅宗の影響を受け、多くの水墨画が日本に渡ってきました。
その中には仏画以外にも花鳥画や山水画などがあり、日本における掛軸の存在が仏教を広めるためのものだけではなく、芸術品としての価値があるものに変わっていきました。
このころから水墨画を芸術作品として鑑賞するために飾る文化が始まっています。

室町時代になると「わびさび」「幽玄」など日本独自の美意識が成熟していきました。
また、掛軸と縁の深い存在である床の間もこの時代に確立されています。
そして、床の間で最も重要視されたのが掛軸です。床の間は日常と芸術をつなぐ空間という目的をもって作られており、風景画や花鳥画、肖像画、書画などさまざまな絵画が飾られるようになりました。
また、室町時代では中国からもたらされた茶の文化により、茶道が広く普及し始めます。
茶室の床の間に飾る絵画として、掛軸が茶道においても重要な存在になっていきました。

安土桃山時代には、茶の湯を大成させた茶人として有名な千利休が茶道における掛軸の重要性を説くようになり、茶道をたしなむ人々の間で急速に掛軸が流行します。
ただ飾っておくだけではなく、客人や季節、時間帯などを意識して掛軸を掛け替える習慣が生まれ、場面ごとの格式を掛軸で表現する考え方が広まっていきました。
また、安土桃山時代では、織田信長や豊臣秀吉などの名だたる時の権力者も茶の湯を好んでおり、床の間の様式が著しく発展していきました。それに伴い掛軸として飾る絵画の技術や表装技術も進化を遂げていきます。

このように掛軸文化と茶道文化は密接な関係性にあり、今日でも日本人の生活に根付く芸術性の高い文化となっているのです。

茶室に掛軸を飾る意味

茶道において茶室に飾る掛軸を、茶掛掛軸と呼びます。
茶の湯の文化では古くから、神聖な空間である茶室に飾るものは格式高いものであるべきとする考え方がありました。
茶掛掛軸には禅宗の教えである禅語が書かれた書を用いることが多くあります。
ありがたい言葉が書かれている茶掛掛軸は、茶の湯の道具の中で最も格式が高いものとされています。そのため、茶室には掛軸作品が飾られるようになりました。

安土桃山時代に活躍した茶人の千利休も、秘伝書である南方緑に「掛物ほど第一の道具はなし」と記しています。
それほど掛軸は茶席において重要な役割を果たしているとされていたのです。
また、それだけではなくお花やお香、お茶碗などとともに、掛軸は季節感を出すための役割も持っています。
あるいは、季節感を表す以外にも、茶席の主人がお茶にかける思いや客人をもてなす言葉なども掛軸に表すことがありました。

さまざまな意味や思いを持って飾られる茶掛掛軸。
あまり茶道に馴染みのない人は、茶碗や茶杓などに目が行きがちですが、実は、茶道において、茶掛掛軸が最も格式高い道具で、重要な役割を果たしているのです。
もし茶道をたしなむ機会があれば、作法や振る舞いだけではなく、飾られている茶掛掛軸にも意識を向けてみましょう。
茶掛掛軸に書かれている書や絵から茶席の主人のおもてなしの精神を想像してみるのも茶道と掛軸の楽しみ方の一つといえるでしょう。

 

茶の湯ではどんな茶掛が鑑賞されている?

茶の湯で飾られる茶掛掛軸には禅語が書かれた作品が多く存在します。
ほかにも季節を表す絵が描かれた作品もよく利用されています。
掛軸は茶をたてる主人の心を表すものでもあるため、流派を大切にする茶道では家元が自ら書いた書や絵の掛軸は、何代にもわたって大切にされ丁重に扱われてきました。

茶掛掛軸に書かれる禅語としては、茶道の精神を表している「日日是好日」や「和敬清寂」などが好まれており、この言葉が書かれた掛軸は多く存在しています。
また、書で季節感を表すこともあります。
たとえば、春であれば「春光日々新」や「桃花笑春風」などです。夏になると「薫風自南来」や「山是山水是水」などが飾られます。暑さが和らぐ秋には「万里無片雲」や「清風明月」など、空気が冷たく澄み渡る冬には「庭寒月色深」「三冬鉄樹満林花」などがお勧めです。

また、茶道では書が書かれた掛軸が好まれていますが、中には季節の絵が描かれた掛軸を飾る場合もあります。
たとえば、春には桜や木蓮などの掛軸がよく用いられています。夏になると紫陽花や朝顔、川蝉などが題材としてよく描かれていました。秋には秋の七草や紅葉、稲穂などの絵が親しまれています。そして、冬には南天や雪景、寒牡丹などの絵が好まれます。

室町時代ごろから親しまれるようになった茶道と掛軸を組み合わせた文化。
茶掛掛軸を飾る文化は歴史の中だけではなく、現在もなお多くの茶席で楽しまれています。

 

茶掛掛軸を買取してもらうには

茶の湯文化とともに古くから日本人に愛されてきた掛軸作品。
中国を起源として仏教を広めるための仏画から始まり、広く民衆が楽しむための芸術品へと発展していきました。
多くの人々から親しまれるきっかけを作ったのは、茶の湯文化ともいえるでしょう。
神聖な茶室には格式の高いものを飾るべきという風習があり、茶の心と通ずるものがある禅語が書かれた茶掛掛軸は、茶道において最も格式の高い道具とされてきました。
そのため、茶道をたしなむ人々の間では、茶碗や茶杓などの道具ではなく掛軸を最も意識して選んでいたともいえるでしょう。
茶掛掛軸には主に禅語が書かれた書を用いますが、季節に合わせた絵画を飾ることもしばしばありました。

現代においても、茶掛掛軸には高い価値があるとされています。
特に禅僧によって書かれた墨蹟は歴史的価値があるといわれています。
墨蹟とは禅僧が書いた肉筆の筆跡のこと。
禅僧が残した墨蹟のある茶掛掛軸は高額査定が期待できます。
ご自宅で茶掛掛軸を保管している方で、作品の価値を知りたい方は一度査定士に依頼を頼みましょう。茶の湯において最も大切にされていた道具の茶掛掛軸。作品によっては高価買取が目指せますので、まずはお気軽に査定をご依頼ください。

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