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日本の歴史画掛軸は高価買取の期待大!

日本には国内外問わず人気の高い歴史画が多く存在します。歴史上の出来事や神話、宗教などを想像して描く歴史画は、知識と力量が必要な絵画のジャンルです。歴史画の魅力を知り、高価買取につなげるためにも、歴史画の特徴や種類、有名な作家や作品を見ていきましょう。

 

歴史画とは

歴史画とは、歴史上の事件や神話、宗教などをテーマにした絵画を指します。学問の美術史と同様に明治時代に西洋から伝わった概念です。しかし、日本でも古くから歴史上の事件や神話、宗教をテーマとした絵画は描かれており、平安時代後期以降に描かれた大和絵、江戸時代初期に確立された浮世絵なども、歴史画に該当する内容が描かれている作品が多く存在します。

明治時代、西洋の文化が日本へ次々と入ってくる中、社会は伝統回帰の動きも見せ始めました。日本の伝統的絵画への関心が高まり、歴史画が流行します。日本の伝統的な技法や表現を用いる旧派と新時代に適した新しい技法や表現を用いる新派に分かれ、歴史画は盛り上がりを見せていました。

 

歴史画の種類や特徴とは

歴史画とよばれる絵画の中に、合戦絵や武者絵などがあります。武者絵とは、勇ましい武士の姿を描いた絵画を指します。歴史上の武将や伝説の豪傑が英雄として活躍するシーンを想像して描かれた作品です。

合戦絵とは、平安時代から江戸時代後期にかけて起きていた合戦をテーマにした絵画を指します。浮世絵が生まれた江戸時代は戦がほとんどない天下秦平の時代であったため、想像で描く武者絵に相当する物語絵として描かれていました。

江戸時代に描かれた合戦絵や武者絵は古い史実をもとにしていることもあるため、明治時代に入ってきた歴史画の概念に該当するといえるでしょう。

 

有名な歴史画・歴史画掛軸

歴史画の概念は明治時代に入ってきたものですが、歴史画に相当する作品は日本でも古くから描かれています。中には、後世にも大きな印象を与えた作品や幕府の御用絵師として活躍した作家の作品などもあります。大切にしている歴史画の価値を知りたいとき、有名な作家や作品名を把握しておくと、価値を理解しやすいでしょう。

月岡芳年

作家名:月岡芳年(つきおかよしとし)
代表作:『英名二十八衆句』『魁題百撰相 金吾中納言秀秋』
月岡芳年は1839年生まれ、没1892年の明治時代を代表する浮世絵師です。

江戸新橋の南大阪町に生まれ、のちに大叔父にあたる画家の月岡雪斎の姓を継いだため月岡の姓を名乗っています。月岡芳年の師匠は江戸時代後期に活躍した浮世絵師の歌川国芳です。1850年、12歳のころに歌川国芳の門をたたき、教えを受けています。浮世絵師としてのデビューは3年後の1853年で、武者絵の3枚続きである『文治元年平家の一門亡海中落ち入る図』を描きました。初期のころの作品では役者絵、武者絵を多く手掛けていました。

その後、1858年に刊行されてた『江戸の花子供遊の図』をきっかけに妖怪画や故事をテーマとした作品も多く発表しています。

兄弟子の落合芳幾との競作『英名二十八衆句』は、後世に残る残虐絵・血みどろ絵の代表作となりました。江戸末期から明治の転換期を生きた月岡芳年は、戊辰戦争を題材として『魁題百撰相』を描いています。晩年には和漢の物語や故事など文学をテーマにした作品も多く残しています。

 

狩野探幽

作家名:狩野探幽(かのう たんゆう)
代表作:『雪中梅竹遊禽図襖』『雲龍図』
狩野探幽は1602年生まれ、没1662年の江戸時代初期に活躍した狩野派の絵師です。日本絵画史上最大の流派である狩野派は、室町時代後期から江戸時代末期まで約400年間にわたり、ときの権力者の御用絵師として活躍していました。狩野探幽は徳川家康に仕えた絵師で、波乱の戦国時代から落ち着きと秩序を求める時代の流れにあった繊細優美な画風が特徴です。

狩野探幽の画人としてのデビューは1612年、11歳のころです。父に連れられて駿府を訪れ、徳川家康に拝謁。続けて江戸で江戸幕府2代将軍 徳川秀忠にも拝謁し、画人としてのデビューを果たしました。12歳のころに描いた『渡唐天神像』は、12歳とは思えないほどの画力を発揮しています。その後1621年、20歳のときに江戸幕府の御用絵師として、江戸屋敷を授かりました。狩野探幽の画風は、詩情豊かかつ余白を活かした画面構成や、繊細かつ柔らかな筆使いが特徴です。落ち着きのある味わい深い独自の表現を確立しています。そして、狩野探幽は狩野派一族の地位を不動のものとしました。画家としての最高位である法院を60歳で授かり、72歳で死去するまで精力的に作品を制作しました。

 

長谷川貞信

作家名:長谷川貞信(はせがわ さだのぶ)
代表作:『徳川治績年間紀事 十四代昭徳院殿家茂公』『徳川治績年間紀事 十五代徳川慶喜公』
長谷川貞信は1809年生まれ、没1879年の江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した浮世絵師です。長谷川貞信の名は後世へ受け継がれていき、現在5代まで続いています。長谷川貞信は小さいころから絵を描くことが好きで、日本画における一大派閥である四条派の絵師上田公長の門人となります。師から有長の画名を受けるものの修行中に実家が商売に失敗し、経済的に厳しい状況に立たされました。

そのため、浮世絵師として稼ぐことを目標に、浮世絵師である歌川貞升に師事します。才能を開花させ役者絵を描いていた長谷川貞信ですが、天保の改革により役者絵に厳しい規制がかけられたため作品の題材を風景画に変更しています。歌川広重を思わせる画風でさまざまな作品を制作し、長谷川貞信は関西地方を代表する浮世絵師となりました。

役者絵や風景画、名所絵のほか、芝居絵や美人画など多様な作品を描き続けた長谷川貞信は、明治時代に入ると文明開化が進む街の様子をテーマとした開化絵にも取り組んでいます。

 

掛軸として保存される貴重な歴史画も

明治時代に入ってきた歴史画の概念に該当する絵画は、平安時代後期ごろから描かれていました。江戸時代に流行した浮世絵の中にも歴史画に該当する作品がたくさんあり、合戦絵や武者絵など戦のない時代に想像を膨らませて描かれた歴史画も多く残されています。日本の歴史画は、独自の技法や雰囲気から海外でも高い評価を受けています。

ご自宅で大切にしている歴史画や、倉庫や押し入れを整理していて発見された歴史画の価値を知りたい方は、絵画の実績が豊富な査定士に査定を依頼してみましょう。歴史として語り継がれる著名な作家や有名作品ではなくとも価値がつくこともあります。また、保存状態が悪く破れや傷みが目立つからといって諦める必要はありません。保存状態が良い作品と比較すると査定額は下がってしまいますが、希少な作品であれば高額買取も可能です。まずは、知識や経験が豊富な査定士に相談してみましょう。

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