皇居近くにある、日本最初の国立美術館
東京国立近代美術館は、東京の中心部に位置する美術館で、皇居や北の丸公園、千鳥ヶ淵など日本の文化や自然を感じられる環境の近くにあります。
また、東京国立近代美術館は、日本で最初の国立美術館でもあります。
もともとは1952年に中央区京橋に開館し、その後コレクションが増加したため、1969年に現在の千代田区に移転しました。
2001年には大幅なリニューアルが行われ、展示室の拡張やミュージアムショップ、レストランの新設などにより見どころがさらに増えました。
展示
東京国立近代美術館では、所蔵作品展と企画展を開催しています。
所蔵作品展では、日本画・洋画・版画・写真・映像・彫刻など1万3000点を超える所蔵作品から約200点を選出して、会期ごとに入れ替えを行いながら展示しています。
国内最大級のコレクション展示であり、所蔵作品展でありながらも来るたびに新しい作品を鑑賞できるのが魅力の一つです。
企画展では、国内外問わずさまざまな作家の個展や、時代や社会をテーマにした展示会、ユーモアのある展覧会を年に数回開催しています。
コレクション
東京国立近代美術館には、約1万3000点を超える膨大なコレクションが所蔵されています。
19世紀末から現在まで、日本の近現代美術作品を中心に、社会的文脈やグローバルな視点も取り入れながら、収集を続けています。
また、所蔵している作品の国内外の美術館で開催される展覧会への貸出も行っており、近代美術を世に広める役割も担っているといえるでしょう。
東京国立近代美術館に所蔵されている主な作品は以下の通りです。
・『大きな花束』ポール・セザンヌ
・『ラ・ガループの海水浴場』パブロ・ピカソ
・『王昭君』菱田春草
・『仁王捉鬼図』狩野芳崖
特徴/ここがオススメ
東京国立近代美術館の最大の魅力は、1万3000点を超える国内最大級のコレクションです。
所蔵作品の中には、横山大観や菱田春草、岸田劉生など重要文化財に指定されている作品も多くあります。
一般的に、企画展をメイン会場で展示する美術館では、常設展の規模が小さくなりがちですが、東京国立近代美術館では膨大なコレクションがあるため、所蔵作品展も充実しているのが大きな魅力です。
所蔵作品展である「MOMATコレクション」では、会期ごとに作品の入れ替えを行うため、常設展でありながら何度訪れても新鮮な気持ちで鑑賞を楽しめます。
1万3000点を超えるコレクションの中から、研究員が季節や社会の状況などにあわせてテーマを決め、約200点を選出し入れ替えを行っています。
さまざまな名画に巡り会えるチャンスのある美術館といえます。
また、所蔵作品は近代の日本画から洋画、国内外の現代アート、彫刻、版画、写真、映像などジャンルが多彩です。
多種多様なジャンルの作品を時代の流れとともに楽しめるのも魅力の一つといえるでしょう。
東京国立近代美術館では、重要文化財を15点所蔵しています。
こちらも常にすべてが展示されているわけではなく、入れ替えが行われているため、すべての重要文化財を自分の目で見てみたいという方は、会期ごとに何度も訪れてみましょう。
美術館情報
東京国立近代美術館
住所:〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/jXpdPobqagGT8AEv9
アクセス: 東京メトロ東西線「竹橋駅」 1b出口より徒歩3分、東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」4番出口より徒歩15分ほか
開館時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00)
休館日:月曜日、展示替期間、年末年始
※最新の情報は公式サイトをご覧ください
料金:
所蔵作品展 一般500円、大学生250円
企画展 展示によって異なります
公式サイト:https://www.momat.go.jp/
年間パスポート:1200円 ※初めて利用した日から1年間有効