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森鴎外記念館[東京都文京区] へ行ってみよう
森鴎外記念館は、明治の文豪・森鴎外の誕生150周年にあたる2012年に、文京区千駄木の地に建設されました。 かつて「文京区立本郷図書館鴎外記念室」として親しまれていた施設が、新たな使命をもってリニューアルオープンし、現在では鴎外の旧居「観潮楼」の跡地に建っています。 この地は、鴎外が明治25年から大正11年に亡くなるまでの30年間を過ごした、彼の人生と創作の中心地です。 森鴎外は、小説家、戯曲家、評論家、翻訳家、そして陸軍軍医として、多岐にわたる分野でその才能を発揮しました。 また、同時代の文化人たちとの交流からも、彼の人間的魅力や社会的影響力の大きさがうかがえます。 記念館では、そうした鴎外の多彩な顔を知ることができるだけでなく、彼が暮らした時代背景や街の様子も体感できます。 明治の文豪森鴎外が誕生して150年目の2012年、2008年より改築のため休館しておりました「文京区立本郷図書館鴎外記念室」が、新たに「文京区立森鴎外記念館」として生まれ変わりました。 文京区千駄木は、鴎外がその半生を過ごした地です。記念館が建つ場所は、鴎外の旧居「観潮楼」の跡地で、鴎外は1892(明治25)年から、亡くなる1922(大正11)年までここで過ごしました。 小説家、戯曲家、評論家、翻訳家、陸軍軍医と、いくつもの顔をもつ鴎外は、その業績から傑出した才能は明らかですが、文化人たちとの交流からも人間鴎外の大きさを知ることができます。 展示 館内の「常設コーナー」では、森鴎外の60年にわたる生涯を丁寧に紹介しています。 展示室に入ると最初に出迎えるのは、1914年に彫刻家・武石弘三郎が制作した鴎外の胸像。 この胸像は生前、鴎外の旧居「観潮楼」の庭に設置されていたものです。 常設コーナーでは、彼の人生を節目ごとに解説し、肖像写真や時代を象徴する鴎外の言葉が掲示されています。 また、特別展や年2回のコレクション展にあわせて展示内容が入れ替わるため、何度訪れても新しい発見があります。 コレクション 文京区立森鴎外記念館では、森鴎外に関する貴重な資料が数多く収蔵されています。 約3,000点の遺品資料、約6,000点の森類旧蔵資料、約11,000点の図書資料を保管し、これらを通じて鴎外の多彩な業績や人間像を知ることが可能です。展示内容は定期的に更新され、訪れるたびに新たな発見があります。 代表コレクション: 『ヰタ・セクスアリス校正刷』 『鴎外筆於菟宛(記念寄書)』 『デスマスク』 特徴/ここがオススメ 森鴎外記念館は、展示だけでなく、鴎外が過ごした空間を感じられる庭園も見どころの一つです。 当時から残る大イチョウの木や、観潮楼にゆかりのある草花が植えられており、四季折々の自然を楽しめます。 庭園内には、鴎外や「三人冗語」の同人たちが親しんだ「三人冗語の石」も健在。 また、入口近くには観潮楼正面の門柱跡の礎石や敷石がひっそりと佇み、往時を偲ばせます。 森鴎外記念館は、彼の人生や作品の世界を深く感じ取れるだけでなく、訪れる人々に文学と自然の調和した特別な時間を提供しています。 美術館情報 文京区立森鴎外記念館 住所:〒113-0022 東京都文京区千駄木1-23-4 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/mjs1XSAoBWvbkTY79 アクセス:東京メトロ千代田線「千駄木」駅 1番出口徒歩5分 ほか 開館時間:10:00〜18:00(最終入館は17:30) 休館日:第4火曜日/4月、10月、11月 第4月曜日と火曜日/5月、6月、7月、8月、9月、12月、1月、3月 ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:展示によって異なります 公式サイト:https://moriogai-kinenkan.jp/ 近隣のおでかけスポット 森鴎外記念館の訪問とあわせて、周辺の魅力的なスポットを散策してみてはいかがでしょうか。 文学や歴史、自然が感じられる場所が点在しており、観光やちょっとした気分転換にもおすすめです。 須藤公園 須藤家から寄付された庭園を活用した公園で、高低差のある地形が魅力的。 斜面地にはクスノキをはじめとする豊かな緑が広がり、滝から流れ込む池には藤棚が設置されています。 春には野草が咲き誇り、四季折々の自然を楽しめます。 旧安田楠雄邸 1900年代初期の和洋折衷建築が特徴の歴史的建造物。 伝統的な書院造や数寄屋造に加え、洋風の応接間も備えた邸宅は、当時の裕福な暮らしぶりを物語っています。 根津神社 文豪・森鴎外や夏目漱石が散歩の際によく訪れた由緒ある神社です。 境内には、鴎外が日露戦争記念として奉納した砲台(現在は水飲み場として利用)や、「文豪憩いの石」と呼ばれる腰掛け石が残されています。 文学ファンにはたまらないスポットであり、散策がてら訪れるのがおすすめです。 展示会情報 https://daruma3.jp/kottouhin/1035
2024.12.26
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町田市立国際版画美術館 [東京都町田市]へ行ってみよう
世界でも珍しい、「版画」専門の美術館が町田市にあります 町田市立国際版画美術館は、版画を専門とする世界でも数少ない美術館の一つです。 1987年の開館以来、国内外の優れた版画作品や資料を収集・保存してきました。 現在の収蔵品は3万点におよび、その時々で多彩な展示が楽しめます。 また、市民展示室や版画工房、講堂などの施設の利用を通じて、「見る楽しみ」「作る楽しみ」「発表する楽しみ」を提供し、地域の文化・芸術活動の拠点としての機能を果たしています。 緑豊かな芹ヶ谷公園と合わせて、美術に親しむひとときを過ごせるでしょう。 展示 町田市立国際版画美術館では、優れたコレクションをベースとして、さまざまな展覧会を開催しています。 展覧会は、版画の多様な魅力を引き出すことを目的としており、訪れる人々にとって新たな発見と感動をもたらす貴重な機会となっています。 展覧会は各期間ごとに異なるテーマが設定されており、異なる視点から版画を楽しめるでしょう。 町田市立国際版画美術館を訪れる人々に、毎回新しい体験を届けてくれます。 コレクション 町田市立国際版画美術館では、奈良時代から現代に至るまでの日本および海外の版画を収集し、その保存と調査に尽力しています。 収蔵品は3万点を超え、作品を通して版画の歴史や美的価値、技術の変遷、社会的役割などを多面的に学ぶことが可能です。 代表的な作品 『東海道五拾三次 蒲原 夜之雪』歌川広重 『百人一首姥かゑとき 参議篁』葛飾北斎 『猫と花』エドゥアール・マネ 特徴/ここがオススメ 町田市立国際版画美術館は、「見る楽しみ」「作る楽しみ」「発表する楽しみ」を大切にしています。 市民展示室では、作家や町田市民の作品が多数展示されており、地域のアートシーンを体感できるのが特徴です。 また、版画工房では不定期に版画体験を開催しており、多様な技法を学ぶ機会が用意されています。 特に子ども向けのTシャツ刷り体験は大人気で、毎回すぐに予約が埋まるほどの盛況ぶりだそうです。 美術館情報 町田市立国際版画美術館 住所:〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/6LPvzheMLFzcYEAt7 アクセス:小田急線町田駅より 徒歩約15分 ほか 開館時間:平日 10:00~17:00、土日祝 10:00~17:30 休館日:毎週月曜日(祝日および振り替え休日にあたった場合はその翌日)、12月28日~1月4日 ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:展示によって異なります 公式サイト:https://hanga-museum.jp/ 年間パスポート:友の会 一般会員 3,000円(入会時5,000円)、ファミリー会員2,000円(入会時3,000円)、学生会員 2,000円 ※詳しくは公式サイトをご覧ください 近隣のおでかけスポット 町田市は商業が盛んなエリアとして知られていますが、まちなかにはアートやカルチャーを体験できる文化的な活動もたくさん存在します。 町田市立国際版画美術館の近隣にあるおすすめのスポットをチェックし、企画展の鑑賞後にぜひ立ち寄ってみてください。 芹ヶ谷公園 町田市立国際版画美術館が佇む芹ヶ谷公園は、豊かな緑と水の中に彫刻が点在する、癒しの空間です。 ジャブジャブ池やせせらぎ、虹と水の広場、ターザンロープや遊具が揃う冒険広場、多目的広場、そして四季折々に色とりどりの花が咲く花壇など、子どもから大人まで楽しめる要素が盛りだくさんです。 散策やピクニックにぴったりの場所で、天気の良い日には気分をリフレッシュできるでしょう。 町田市民文学館ことばらんど 町田市民文学館ことばらんどは、著名な作家・遠藤周作氏から寄贈された資料をきっかけに開館しました。 町田ゆかりの作家の回顧展や、子どもたちに人気の絵本の展覧会をはじめ、漫画や映画、音楽、デザイン、アニメといった近接分野とコラボレーションしたテーマ展が年4回開催されています。 町田市民文学館ことばらんどは、ことばや物語、表現の楽しさを存分に感じられる施設です。 町田仲見世商店街 町田の名所「町田仲見世商店街」は、70年以上の歴史を誇る商店街です。 1947年、幕末から昭和まで続いてきた「二・六・の市」の跡地に開かれた町田国際マーケットが、商店街の基盤となりました。 レトロな雰囲気に包まれた商店街には、グルメ店や雑貨店、食料品店など多種多様な店舗がそろっています。 「小陽生煎饅頭屋」の小籠包や、老舗のラーメン屋「七面」、世界一のカレーと称される「リッチなカレーの店 アサノ」、沖縄料理の「ニライカナイ」など、魅力的なお店が盛りだくさんです。 町田市に訪れた際は、足を運んでその魅力を楽しんでください。 イベント・展示 https://daruma3.jp/kottouhin/689
2024.11.26
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世田谷美術館 [東京都世田谷区]へ行ってみよう
国内外の有名作品も数多く展示される、世田谷美術館へ行こう 世田谷美術館は、東京都世田谷区の自然豊かな砧公園の一角に位置し、四季折々の風景が楽しめる環境に佇んでいます。 美術館の設計は、建築家・内井昭蔵によるもので、自然と建築が調和したデザインが特徴です。 展示 世田谷美術館は、世田谷にゆかりのある作家の展覧会をはじめ、国内外の美術館・博物館と協力し、幅広いテーマで先史美術から現代美術までを網羅する多彩な企画展を開催しています。 そのため、訪れるたびに新しいアートに出会える場所として多くの人々に親しまれています。 また、約1万点にのぼる収蔵作品を活かし、テーマに沿った入れ替え展示が行われる「ミュージアム コレクション」も大きな魅力です。 収蔵品展示でありながらも、常に新しい視点で美術作品を楽しめます。 コレクション 世田谷美術館は、近現代のアートを中心に、国内外から多様な美術作品を収集しており、これまでに約18,000点にのぼるコレクションを収集しています。 その中でも、素朴派や世田谷区にゆかりのある作家の作品は、美術館の重要な柱です。 また、美食家としても名を馳せた北大路魯山人の作品も収蔵しており、彼の書や陶器など、さまざまな分野にわたる才能を示す作品が充実しており、魯山人の芸術に触れる絶好の機会といえます。 こうしたコレクションは、地域の文化的な歴史を反映し、訪れる人々に深い感動を与えます。 特徴/ここがオススメ 世田谷美術館は、緑豊かな砧公園内に位置し、自然との調和が美しい美術館です。 美術展示にとどまらず、音楽、ダンス、演劇、映像など多彩なアート活動が行われており、ワークショップも定期的に開催されています。 幅広いジャンルの芸術を楽しめる美術館で、アートとの新しい触れ合い方を提案しています。 館内には、レストランとカフェも併設されており、美術鑑賞後にランチやティータイムを楽しむのもおすすめです。 晴れた日にはサンドイッチをテイクアウトして、広々とした砧公園でピクニック気分を味わうのも素敵な過ごし方です。 美術館情報 世田谷美術館 住所:〒157-0075 世田谷区砧公園1-2 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/gPdDLSULze5DXqoc7 アクセス:東急田園都市線「用賀」駅 バス 美術館行バス「美術館」下車 徒歩3分(1時間1~2本) 徒歩 「用賀」駅より徒歩17分 ほか 開館時間:10:00〜18:00(展覧会入場は17:30まで) 休館日:月曜日(祝休日の時はその翌平日)、年末年始(12月29日〜1月3日) ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:展示によって異なります 公式サイト:https://www.setagayaartmuseum.or.jp/ 年間パスポート:世田谷美術館友の会あり ※詳細は公式サイトをご覧ください。 近隣のおでかけスポット 世田谷美術館のある世田谷区は、自然と文化が融合した魅力的なエリアです。 文化的スポットが多く、豪徳寺や長谷川町子記念館など、歴史やアートに触れられるスポットも点在しています。 砧公園 砧公園は、世田谷区内でも有数の広さと緑の豊かさを誇る公園です。 春にはお花見、そして一年を通じてピクニックが楽しめるほか、野球やサッカーができる運動広場も完備されています。 公園の北側駐車場近くには、新しく登場したカラフルでユニークな造形が目を引く遊具広場もあり、子どもたちに大人気です。 豪徳寺 豪徳寺は、猫好きやお寺好きに有名なお寺で、招き猫発祥の地として知られています。 豪徳寺駅を降りると、早速招き猫が出迎えてくれ、参道まで続く商店街でも猫モチーフの看板や置物が並び、町全体が招き猫で賑わっています。 境内にずらりと並んだ招き猫たちは、訪れる人々に幸運と癒しを届ける存在です。 長谷川町子記念館 長谷川町子記念館は、『サザエさん』の作者として有名な長谷川町子さんの生誕100周年を記念して設立されました。 記念館では、彼女の生涯や創作の裏話などを知ることができ、サザエさんの世界観にどっぷり浸れる空間が広がっています。 イベント・展示 https://daruma3.jp/kottouhin/666
2024.11.26
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すみだ北斎美術館 [東京都墨田区]へ行ってみよう
葛飾北斎の生まれた地にある「すみだ北斎美術館」 東京都墨田区に位置する「すみだ北斎美術館」は、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎が生まれ育った地域にあり、彼の生涯と作品を身近に感じられる美術館です。 北斎が遺した多彩な作品群や、門弟たちとの交流の軌跡を紹介し、浮世絵の魅力とともに北斎と墨田の深いつながりを伝えています。 展示 すみだ北斎美術館では、年間を通して楽しめる常設展エリアと、特別なテーマに沿って年に数回開催される企画展示エリアが設けられています。 常設展では、北斎の人生を象徴する7つのエリアに分かれており、代表的な作品を高精細な実物大レプリカで展示しながら、彼の創作の軌跡を物語るエピソードもあわせて紹介しています。 また、企画展示は北斎と門人たちの作品に新しい視点で迫り、多様なテーマで訪れるたびに新鮮な発見をもたらしてくれるのが特徴です。 コレクション すみだ北斎美術館のコレクションは、ピーター・モース コレクションと楢崎宗重コレクションという、2つの貴重な収集品から成り立っています。 ピーター・モース コレクションは、欧米で最大規模の北斎個人収集であり、モース氏の急逝後、その膨大なコレクションが墨田区により一括して収集されました。 一方、浮世絵研究の先駆者である楢崎宗重氏によるコレクションには、浮世絵版画や古美術、絵巻物、日記など、幅広い資料がそろっています。 葛飾北斎『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』 葛飾北斎『北斎漫画 初編』 葛飾北斎『伝神開手 一筆画譜』 特徴/ここがオススメ すみだ北斎美術館は、そのユニークなデザインも大きな魅力です。 建物は、著名な建築家・妹島和世氏によって設計され、淡い鏡面パネルで覆われた斬新な外観が印象的です。 建物に施されたスリット構造は、四方から入館できるという自由度を生み出し、「常に新しい挑戦を続けた北斎の精神」を表現しています。 すみだ北斎美術館は、北斎の作品を楽しむだけでなく、その建築自体も大きな見どころの一つです。 美術館情報 すみだ北斎美術館 住所:〒130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7番2号 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/TQyriXA14cCNeuhu6 アクセス:都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分 ほか 開館時間:9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで) 休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日) ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:展示によって異なります 公式サイト:https://hokusai-museum.jp/ 年間パスポート:3,500円 ※ペア年間パスポート(2名様分)は6,500円 近隣のおでかけスポット 東京都墨田区に位置するすみだ北斎美術館は、葛飾北斎の魅力を深く味わえる場所として多くの人々に愛されています。 また、周辺には美術館を訪れた後に寄りたい魅力的なおでかけスポットがたくさんあります。 -両国-江戸NOREN(ノレン) 両国にある「江戸NOREN(ノレン)」は、1929年に建設された旧両国駅舎を2016年に改装した商業施設です。 館内には、江戸の町屋を模した建物が並び、訪れる人々に古き良き江戸の雰囲気を体感させてくれます。 特に目を引くのは、中央に設置された日本相撲協会監修の原寸大の土俵で、相撲文化の中心地である両国ならではの見どころです。 回向院 隅田川の西岸、本所に位置する回向院は、貴賤を問わず多くの無縁仏や動物を供養してきた歴史ある寺院です。 ここは、創建以来の長い歴史を反映した多様な史跡や遺物に囲まれ、訪れる人々に深い感慨をもたらします。 両国花火資料館 両国花火資料館は、日本の伝統的な花火文化を深く理解できる魅力的なスポットです。 館内では、花火玉や打ち上げ筒が展示されており、花火の作り方やその仕組みを解説したビデオも楽しめます。 また、隅田川花火大会の歴史を紹介するコーナーも設けられており、地元の文化やイベントに触れる絶好の機会となっています。 イベント・展示 https://daruma3.jp/kottouhin/652
2024.11.26
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府中市美術館 [東京都府中市]へ行ってみよう
都立府中の森公園内にある、緑豊かな美術館 東京都府中市にある「府中市美術館」は、緑豊かな都立府中の森公園内に建てられています。 「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」というテーマを掲げ、2000年10月に開館しました。 美術館では、多彩な作品展示や学習プログラムを通して、訪れる人々が美術と身近に触れ合える環境を提供しています。 府中市美術館では、美術作品の鑑賞だけではなく、学習や創作、作品発表の機会を提供し、地域の芸術活動を支える役割も果たしているため、アートに親しみを感じながら生活の中で美を楽しむ空間として愛されています。 府中市美術館では、日常に新たな視点や美的感覚が広がる、特別な体験が待っているでしょう。 展示 府中市美術館のコレクションは、江戸後期から現代に至るまでの絵画を中心とした1,000点以上を所蔵しており、幅広い時代の日本美術を一望できる貴重な内容となっています。 多彩なコレクションの中から、厳選された約60点が常時展示されており、訪れるたびに異なる作品に出会えるのも魅力の一つです。 その中から厳選された約60点が常時展示されており、訪れるたびに異なる作品に出会えるのも大きな魅力です。 展示作品は定期的に入れ替えられるため、何度でも新しい発見を楽しめる場所として、多くの美術愛好家や市民に親しまれています。 コレクション 府中市美術館では、近代以降の日本美術に焦点を当てた展示を行っており、特に日本と西洋美術の相互関係や、日本の伝統美意識の展開を意識したコレクションが特色です。 日本近代美術の流れや、独自の特質を広く展望できる作品群を収集・展示しており、江戸時代から近現代にかけての美術作品を通じて、時代を超えた美意識の変遷や、当時の西洋との文化交流の影響を鑑賞者が感じ取れる内容になっています。 府中市美術館のコレクションは、親しみやすくも奥深い日本美術の魅力をさまざまな角度から楽しめ、訪れる人々がより美術と身近に向き合う機会を提供しています。 青木繁『少女群舞』 司馬江漢『相州江之島児淵図』 セザール・ド・コック『12月のノルマンディー風景』 特徴/ここがオススメ 府中市美術館の1階には、無料で利用できる多彩なスペースが備わっています。 来館者が自由に利用できる美術図書館や、市民による作品展示が行われる市民ギャラリー、のんびり過ごせるカフェなどがあります。 さらに、ワークショップや美術館講座、ミュージアムコンサートなどのイベントが定期的に開催され、来場者がさまざまな形で美術の魅力を体験できる場所として、人気を集めているのです。 また、館内には「公開制作室」が設けられており、作家が作品を制作する姿を間近で観覧できます。 公開制作室では、制作プロセスを見学し、作家の創作や考えに触れられるため、美術が生まれる現場を体験できる貴重な場所として訪れる人々からの人気を集めています。 美術館情報 府中市美術館 住所:〒183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内) GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/pfNDzqhMK2M1LCY5A アクセス:京王線府中駅からちゅうバス(多磨町行き)「府中市美術館」下車すぐ ほか 開館時間:10:00~17:00(展示室への最終入場は午後4時30分まで) 休館日:月曜日(この日が祝日の場合はその翌日)、年末年始 、展示替えの期間など ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:展示によって異なります 公式サイト:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/ 年間パスポート:個人会員 一般 2,500円、高校生・大学生 1,500円、小学生・中学生 800円
2024.11.26
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太田記念美術館[東京都渋谷区] へ行ってみよう
いつでも浮世絵を堪能できる、太田記念美術館 太田記念美術館は、浮世絵専門の展示を行っている美術館です。 東邦生命保険相互会社の社長を務めていた五代太田清藏が収集していた浮世絵コレクションを、多くの人に広く公開するために設立されたのが太田記念美術館です。 都心でも数少ない浮世絵専門の美術館として、国内からだけではなく日本文化に興味や関心をもっている海外の人々からも人気が高く、多くの人が足を運んでいます。 展示 太田記念美術館では、毎年多くの展覧会を開催しており、月ごとに異なるテーマを決めて、それに沿った浮世絵作品を選定して展示しています。 1年に何度も展示品の入れ替えが行われるため、いつ美術館を訪れても新鮮な気持ちで鑑賞を楽しめるでしょう。 独特な魅力をもつ浮世絵は、光により退色しやすいため、保存の関係上毎月展示替えを行わなければなりません。 そのため、浮世絵を専門に展示している太田記念美術館では、ほかの美術館よりも展覧会の本数が多いのです。 コレクション 太田記念美術館に収蔵されているコレクションは、五代太田清蔵が収集した約12000点を含めた約15000点にもおよびます。 喜多川歌麿や歌川広重、葛飾北斎などの浮世絵を代表する作家だけではなく、浮世絵の始まりから終わりまで、歴史をたどりながら鑑賞を楽しめるよう、幅広い範囲の作品を収蔵しています。 『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』葛飾北斎 『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』歌川広重 『初代市川鰕蔵の竹村定之進』東洲斎写楽 特徴/ここがオススメ 太田記念美術館は、浮世絵専門の美術館であり、展示スペースがコンパクトなため、大きな移動がないメリットがあります。 多くの作品をコンパクトな展示室で鑑賞できるため、最後まで集中して楽しめるでしょう。 また、浮世絵作品には、肉筆画と版画の2種類があり、太田記念美術館ではどちらの作品も数多く所蔵しており、浮世絵の個人コレクションとしては世界有数の規模といえます。 美術館情報 太田記念美術館 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/E4UQ6ECdaHAaSDBF9 アクセス:JR山手線:原宿駅表参道口より徒歩5分 ほか 開館時間:10:30~17:30 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、展示替え期間、年末年始 ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:展示によって異なります 公式サイト:http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/ 年間パスポート:7000円 ※有効期間は年度によって異なります
2024.11.25
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東京都現代美術館[東京都江東区] へ行ってみよう
歴史ある作品から現代アートまで:東京都現代美術館 東京都現代美術館は、東京府美術館(現在の東京都美術館)の現代美術のコレクションを引き継いだ美術館で、1995年3月に開館しました。 緑あふれる木場公園の一角に建てられた東京都現代美術館は、美術館建築としては日本最大級の延床面積を誇っています。 展示 東京都現代美術館収蔵されている作品は、コレクション展示室にて「MOTコレクション」展と銘打って公開されています。 MOTコレクション展では、1年間を3~4期に分けて、会期ごとにユニークなテーマを設定し、多数の収蔵作品の中から100~200点ほどを選定して展示会を行っています。 コレクション 1926年、上野公園内に開館した東京府美術館から東京都美術館へと活動が引き継がれていくなかで、約3000点におよぶ美術作品が収集され、現在の東京都現代美術館が開館するとともに引き継がれることとなりました。 現在、東京都現代美術館が新たに収集している国内外の作品とともに、過去の作品も活用されています。 歴史的な観点から見て、戦後美術を体系的に収集するとともに、現在の美術界を表現している若手作家の作品収集にも努めており、現在の収蔵作品数は約5800点にもおよびます。 各時代で生み出されてきた革新的な芸術作品を中心に収蔵していることも、東京都現代美術館の魅力の一つです。 『1963』朝倉摂 『Book - tear』横内賢太郎 『Metropolitan Orpheum, L.A.』杉本博司 特徴/ここがオススメ 東京都現代美術館は、過去に活躍した歴史上の芸術家だけではなく、今後活躍が期待される若手アーティストの作品収集も積極的に行っているのが特徴です。 現代美術の復興と、芸術文化の基盤を充実させる大切な役割も担っているといえます。 美術館では、現代アート作家と共同で作品を制作するワークショップや講演会など、美術や芸術を広めるための活動も頻繁に行っています。 東京都現代美術館は、約3年間の休館を経て2019年3月にリニューアルオープンしました。 カフェ&ラウンジや美術図書室などのパブリックスペースを用意し、すべての館内施設を楽しめるよう新たなサインと一体的にデザインされた什器を導入しています。 まちに開かれたに美術館を目指している東京都現代美術館は、企画展やコレクション展を目的に訪れるのはもちろん、木場公園のお散歩ついでに覗いてみるのもよいでしょう。 美術館情報 東京都現代美術館 住所:〒135-0022 東京都江東区三好4丁目1−1 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/wwxe8qHqkNWpCeZVA アクセス:東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分 ほか 開館時間:10:00〜18:00 ※展示室入場は閉館の30分前まで 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間、年末年始 ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:展示によって異なります 公式サイト:https://www.mot-art-museum.jp/ 年間パスポート:4000円 ※限定枚数につき、なくなり次第販売を終了 近隣のおでかけスポット 東京都現代美術館のある清澄白河エリアは、下町情緒が残りつつも新しいおしゃれなスポットもたくさんある魅力満点な地域です。 深川江戸資料館 深川江戸資料館は、江戸時代末期の深川佐賀町の街並みを再現した実寸大ジオラマで、実際に歩きながら歴史上の街並みを体感できる施設です。 長屋の中まで正確に再現されており、当時使われていた一部の生活用具は実際に触れることが可能で、当時の暮らしを実際に体験できる魅力があります。 江戸時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえる歴史体験スポットです。 清澄庭園 清澄庭園は、東京都指定名勝に選ばれている日本庭園で、泉水・築山・枯山水を主体にした園内を散策しながら鑑賞できる回遊式林泉庭園です。 園内の中心には池があり、つつじをはじめとした草花が楽しめる築山は富士山を模しています。 新宿御苑から移築された大正記念館もあり、関東大震災時には避難所としても活躍しました。 隅田川テラス 隅田川テラスは、隅田川に沿って整備された親水施設で、約32kmにもわたって続いています。 テラスには、散策コースや休憩所なども設置されており、人々の憩いの場となっています。 フォトスポットとしても人気の高い場所で、年間を通してイベントも開催されているのが魅力です。
2024.11.09
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東京国立博物館 [東京都台東区]へ行ってみよう
東京国立博物館は、1872年に開館した歴史ある博物館です。 150年以上の歴史の中で受け継がれてきた収蔵品は約12万点で、そのうち国宝が89点、重要文化財が649点も保存されています。 東京国立博物館には、教科書でも見たことがあるような有名な作品が多く展示されています。 美術品に詳しくない人でも一度は見たことがあるようなものもたくさん展示されているため、子どもから大人まで鑑賞を楽しめるでしょう。 展示 東京国立博物館の敷地は広大で、展示施設もいくつかの建物に分かれています。 ・本館 ・平成館 ・東洋館 ・法隆寺宝物館 ・表慶館 ・資料館 など 日本だけではなく東洋の美術や考古を中心に、さまざまなジャンルの文化財が収蔵・展示されているため、特定のジャンルに偏らずまんべんなく歴史的価値のある展示品を鑑賞できます。 コレクション 東京国立博物館では、絵画から書跡、彫刻、工芸、考古などさまざまなジャンルの名品が約12万点も収蔵されています。 公式サイトでは、博物館が所蔵している優良品約500件のデータを閲覧可能です。 博物館を訪れて気になったものがあれば後から見直してみたり、先に所蔵品をチェックし展示中のものの下見として活用するのもよいでしょう。 所蔵されている国宝には以下のようなものがあります。 ・『銀象嵌銘大刀』熊本県和水町 江田船山古墳出土 ・『千手観音像 』 ・『秋冬山水図』雪舟等楊筆 特徴/ここがオススメ 東京国立博物館には、国宝や重要文化財に指定されている物品が多く収蔵・展示されているのが魅力の一つです。 国宝や重要文化財は歴史的・文化的価値の高い大変貴重なものであり、なかなか直接みれる機会は少ないといえます。 東京国立博物館には、多くの国宝や重要文化財が所蔵されているとともに、定期的に入れ替えを行いながら展示をしています。 いくつもの国宝や重要文化財をまとめて鑑賞できる機会はなかなかありません。 東京国立博物館を訪れたら、国宝や重要文化財に指定されているかにも注目して見てみるとよいでしょう。 美術館情報 東京国立博物館 住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/PqxJFp5TykHzKap97 アクセス:JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分 ほか 開館時間:9:30~17:00(金・土は19:00まで)※入館は閉館の30分前まで 休館日:月曜日・年末年始 ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:総合文化展(平常展)は一般1000円、大学生500円 ※特別展は展示によって異なります 公式サイト:https://www.tnm.jp/ 年間パスポート:友の会 年会費7000円、国立博物館メンバーズパス 一般2500円 学生1200円 近隣のおでかけスポット 上野公園の敷地内にある東京国立博物館。 建物の目の前には公園の噴水があり、噴水越しの博物館は涼し気で壮大な雰囲気があります。 上野動物園 上野公園内には、東京国立博物館から歩いて数分の距離に上野動物園があります。上野動物園では、約300種3000点の動物が飼育されており、東京都心でありながら自然の景観を再現しているのが特徴です。エリアは東園、西園の大きく2つに分けられており、上野動物園の名物であるジャイアントパンダが暮らすパンダもりは、西園にあります。 上野恩賜公園 東京台東区にある広大な敷地の上野恩賜公園には、さまざまな施設が併設されており、東京国立博物館もそのうちの一つです。 上野恩賜公園は、自然や噴水など散策を楽しめる空間があるとともに、数々の銅像や施設などもあり、見どころがたくさんあります。 散歩やアート鑑賞、寺社巡りと、自分の興味のある楽しみ方をみつけられる公園です。 春にはソメイヨシノが満開になり、お花見スポットとしても有名です。 上野アメ横商店街 上野公園がある上野駅からすぐの場所にアメ横と呼ばれるにぎやかな商店街があります。 約500mの道には、400店舗以上のお店が軒を連ねています。 アメ横では、珍品・貴品などを扱う専門店がたくさん集まっており、上野公園の観光ついでに寄ってみるのもおすすめです。
2024.11.09
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刀剣博物館 [東京都墨田区]へ行ってみよう
世界が注目する美しい日本の刀剣を堪能する「刀剣博物館」 「刀剣博物館」は、日本刀の保存と美術的価値の普及を目的に「日本美術刀剣保存協会」によって運営されている専門博物館です。 1968年(昭和43年)に東京・渋谷区で開館し、その後、2018年(平成30年)には両国の旧安田庭園内に移転して、新館としてオープンしました。 この新館は、建築家・槇文彦氏がデザインしたもので、曲線美が際立つモダンな3階建ての建物です。 展示 刀剣博物館では、さまざまな国宝や重要文化財の刀剣を鑑賞できます。 国宝「明石国行」は、正式には「太刀 銘 国行(来)」といいます。 鎌倉時代に活動した山城国(現在の京都府)の刀工で、来派の創始者である「来国行」が鍛えた名刀です。 この刀は、かつて明石藩(現在の兵庫県)に伝わっていたため、「明石国行」という号が付けられました。 所蔵されている刀は常設展示ではありませんが、随時展示されることがありますので、展覧会情報を確認するために、ぜひホームページをチェックしてみてください。 コレクション 公益財団法人 日本美術刀剣保存協会は、日本刀の保存と普及を目的とする団体として60年以上の歴史を誇ります。また、同協会が運営する刀剣博物館は、日本国内でほとんど類を見ない日本刀専門の博物館です。これにより、多くのコレクターから作品の寄贈を受けるほか、さまざまな所蔵者から刀剣や刀装具の保管や管理を依託されているものも多数存在しています。 「国宝 太刀 銘 延吉」 「国宝 太刀 銘 国行(来)」 「重要文化財 短刀 銘 兼氏」 特徴/ここがオススメ 1階にあるミュージアムショップでは、製鉄施設「日刀保たたら」を有する刀剣博物館ならではのお土産として、小箱に入った「玉鋼」が販売されており、非常に人気です。 また、1階には庭園を眺められるカフェスペースがあり、さらに3階の屋上には屋上庭園が設けられており、訪れる人々に癒しのひとときを提供しています。 美術館情報 刀剣博物館 住所:〒130-0015 東京都墨田区横網1-12-9 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/uukEKiMFNkTg6tRB6 アクセス:JR総武線 両国駅西口から徒歩7分 ほか 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで) 休館日:毎週月曜日(祝日の場合開館、翌火曜日が休館)・展示替期間・年末年始 ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金:通常展 大人1000円、会員700円、学生(高校・大学・専門学校)500円、中学生以下無料 公式サイト:https://www.touken.or.jp/museum/ 年間パスポート:記載なし
2024.11.09
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東京国立近代美術館 [東京都千代田区]へ行ってみよう
皇居近くにある、日本最初の国立美術館 東京国立近代美術館は、東京の中心部に位置する美術館で、皇居や北の丸公園、千鳥ヶ淵など日本の文化や自然を感じられる環境の近くにあります。 また、東京国立近代美術館は、日本で最初の国立美術館でもあります。 もともとは1952年に中央区京橋に開館し、その後コレクションが増加したため、1969年に現在の千代田区に移転しました。 2001年には大幅なリニューアルが行われ、展示室の拡張やミュージアムショップ、レストランの新設などにより見どころがさらに増えました。 展示 東京国立近代美術館では、所蔵作品展と企画展を開催しています。 所蔵作品展では、日本画・洋画・版画・写真・映像・彫刻など1万3000点を超える所蔵作品から約200点を選出して、会期ごとに入れ替えを行いながら展示しています。 国内最大級のコレクション展示であり、所蔵作品展でありながらも来るたびに新しい作品を鑑賞できるのが魅力の一つです。 企画展では、国内外問わずさまざまな作家の個展や、時代や社会をテーマにした展示会、ユーモアのある展覧会を年に数回開催しています。 コレクション 東京国立近代美術館には、約1万3000点を超える膨大なコレクションが所蔵されています。 19世紀末から現在まで、日本の近現代美術作品を中心に、社会的文脈やグローバルな視点も取り入れながら、収集を続けています。 また、所蔵している作品の国内外の美術館で開催される展覧会への貸出も行っており、近代美術を世に広める役割も担っているといえるでしょう。 東京国立近代美術館に所蔵されている主な作品は以下の通りです。 ・『大きな花束』ポール・セザンヌ ・『ラ・ガループの海水浴場』パブロ・ピカソ ・『王昭君』菱田春草 ・『仁王捉鬼図』狩野芳崖 特徴/ここがオススメ 東京国立近代美術館の最大の魅力は、1万3000点を超える国内最大級のコレクションです。 所蔵作品の中には、横山大観や菱田春草、岸田劉生など重要文化財に指定されている作品も多くあります。 一般的に、企画展をメイン会場で展示する美術館では、常設展の規模が小さくなりがちですが、東京国立近代美術館では膨大なコレクションがあるため、所蔵作品展も充実しているのが大きな魅力です。 所蔵作品展である「MOMATコレクション」では、会期ごとに作品の入れ替えを行うため、常設展でありながら何度訪れても新鮮な気持ちで鑑賞を楽しめます。 1万3000点を超えるコレクションの中から、研究員が季節や社会の状況などにあわせてテーマを決め、約200点を選出し入れ替えを行っています。 さまざまな名画に巡り会えるチャンスのある美術館といえます。 また、所蔵作品は近代の日本画から洋画、国内外の現代アート、彫刻、版画、写真、映像などジャンルが多彩です。 多種多様なジャンルの作品を時代の流れとともに楽しめるのも魅力の一つといえるでしょう。 東京国立近代美術館では、重要文化財を15点所蔵しています。 こちらも常にすべてが展示されているわけではなく、入れ替えが行われているため、すべての重要文化財を自分の目で見てみたいという方は、会期ごとに何度も訪れてみましょう。 美術館情報 東京国立近代美術館 住所:〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1 GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/jXpdPobqagGT8AEv9 アクセス: 東京メトロ東西線「竹橋駅」 1b出口より徒歩3分、東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」4番出口より徒歩15分ほか 開館時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00) 休館日:月曜日、展示替期間、年末年始 ※最新の情報は公式サイトをご覧ください 料金: 所蔵作品展 一般500円、大学生250円 企画展 展示によって異なります 公式サイト:https://www.momat.go.jp/ 年間パスポート:1200円 ※初めて利用した日から1年間有効
2024.11.09
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