世界が注目する美しい日本の刀剣を堪能する「刀剣博物館」
「刀剣博物館」は、日本刀の保存と美術的価値の普及を目的に「日本美術刀剣保存協会」によって運営されている専門博物館です。
1968年(昭和43年)に東京・渋谷区で開館し、その後、2018年(平成30年)には両国の旧安田庭園内に移転して、新館としてオープンしました。
この新館は、建築家・槇文彦氏がデザインしたもので、曲線美が際立つモダンな3階建ての建物です。
展示
刀剣博物館では、さまざまな国宝や重要文化財の刀剣を鑑賞できます。
国宝「明石国行」は、正式には「太刀 銘 国行(来)」といいます。
鎌倉時代に活動した山城国(現在の京都府)の刀工で、来派の創始者である「来国行」が鍛えた名刀です。
この刀は、かつて明石藩(現在の兵庫県)に伝わっていたため、「明石国行」という号が付けられました。
所蔵されている刀は常設展示ではありませんが、随時展示されることがありますので、展覧会情報を確認するために、ぜひホームページをチェックしてみてください。
コレクション
公益財団法人 日本美術刀剣保存協会は、日本刀の保存と普及を目的とする団体として60年以上の歴史を誇ります。また、同協会が運営する刀剣博物館は、日本国内でほとんど類を見ない日本刀専門の博物館です。これにより、多くのコレクターから作品の寄贈を受けるほか、さまざまな所蔵者から刀剣や刀装具の保管や管理を依託されているものも多数存在しています。
「国宝 太刀 銘 延吉」
「国宝 太刀 銘 国行(来)」
「重要文化財 短刀 銘 兼氏」
特徴/ここがオススメ
1階にあるミュージアムショップでは、製鉄施設「日刀保たたら」を有する刀剣博物館ならではのお土産として、小箱に入った「玉鋼」が販売されており、非常に人気です。
また、1階には庭園を眺められるカフェスペースがあり、さらに3階の屋上には屋上庭園が設けられており、訪れる人々に癒しのひとときを提供しています。
美術館情報
刀剣博物館
住所:〒130-0015 東京都墨田区横網1-12-9
GoogleMap:https://maps.app.goo.gl/uukEKiMFNkTg6tRB6
アクセス:JR総武線 両国駅西口から徒歩7分 ほか
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合開館、翌火曜日が休館)・展示替期間・年末年始
※最新の情報は公式サイトをご覧ください
料金:通常展 大人1000円、会員700円、学生(高校・大学・専門学校)500円、中学生以下無料
公式サイト:https://www.touken.or.jp/museum/
年間パスポート:記載なし