自宅に処分に困っている彫刻作品があれば、専門業者による買取査定を相談してみるのがお勧めです。
骨董品買取業者であれば、知識と経験が豊富な査定士が査定を行ってくれるため、所有する彫刻作品の真贋を見極めてくれます。
適切な価格帯で売却するためにも、まずは一度相談してみるとよいでしょう。
目次
彫刻買取を検討中ですか？
所有している彫刻作品の買取を検討している方はいませんか。
彫刻は、古くから伝わる芸術の一つとして、多くの人々に愛されてきた美術品です。
作品の美しさや技術的な価値から、現在でも高値で取引されるものも多くあります。
もし、自宅を整理していて彫刻作品が出てきたり、相続で譲り受けたりして、売却を考える際には、まず作品の価値を正しく知ることが大切です。
専門の買取業者に依頼すると、大切にしてきた彫刻が正しく評価され、高価買取も期待できるでしょう。
彫刻作品は古くから人気を集めている
彫刻は、古代ギリシアから始まり、現代にいたるまで世界中で高く評価されてきた芸術ジャンルです。
古代ギリシアやローマ文明の彫刻は、その美しさと技術の高さから、今もなお賞賛されています。
また、中国やインド、エジプトなどでも宗教的・文化的な意味をもつ彫刻が数多く作られ、長い間、貴族や神殿で大切にされてきました。
近代に入ると、彫刻作品は、ギャラリーや美術館で鑑賞されるのが一般的となり、コレクターや投資家からも注目されるようになっていきました。
彫刻作品は、歴史的な価値や技術の高さから、今でも多くの人を惹きつけており、コレクションの一部として大切にされています。
そのため、古い彫刻作品や、著名な作家が手がけた作品は、買取市場において高値で取引される傾向があります。
自宅に眠る彫刻作品はありませんか
長い間放置し続け、眠っている彫刻作品が自宅にありませんか。
家族から受け継いだもの、旅行先で気に入って購入したものなど、さまざまな形で彫刻作品を所有している人がいます。
価値を知らずに保管している彫刻作品には、思わぬ価値が隠されているかもしれません。
特に、歴史的に貴重な作品や、著名な作家の作品であれば、専門家による適切な査定を受けることで、高価買取が期待できます。
もし、何十年も前に手に入れた古い彫刻をお持ちであれば、一度価値を確認してみるとよいでしょう。
処分方法に困っているのであれば、専門の買取業者に相談して彫刻作品の市場価値を知り、適正価格で売却するのも一つの手段です。
まずは、自宅にある彫刻作品の状態や情報を確認して、専門家に相談してみましょう。
高価買取が期待できる彫刻作品の特徴
彫刻作品の買取において、高い評価を受けるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
彫刻作品の価値を決める要素を理解し、自分が保管している彫刻がどのような価値をもつか確認することが大切です。
高価買取が期待できる彫刻の特徴は、有名な作家の手で作られている、使用されている素材が貴重なもの、保存状態がよい、作品のサイズが大きい、歴史的価値があるなどです。
作家物である
彫刻作品の価値を決める大きな要素の一つが、制作した作家が誰であるかです。
特に、近代・現代の彫刻作品においては、作家の美術市場での評価が、作品の価格に大きな影響を与えます。
作品に、作家の名前やサインが刻まれているものも多く、名前があることで作品の真贋を判別しやすくなります。
日本では、帝室技芸員や人間国宝に認定された作家の作品は、一般的に高い評価を受けている傾向です。
例えば、山崎朝雲や平櫛田中などの歴史的な作家や、現代の著名作家である籔内佐斗司の作品が高い評価を得ています。
また、草間彌生やジェフ・クーンズなどの人気現代作家の作品も評価が高くなる傾向です。
彫刻作品は、作家の知名度や作風の独自性などが作品の市場価値を大きく引き上げています。
貴重な素材で作られている
彫刻作品に使用されている素材も、作品の価値に大きな影響を与えます。
大理石やブロンズ、銅、金などの貴重な素材が使われている彫刻作品は、高価買取が期待できるでしょう。
素材の希少性や加工の難しさ、見た目の美しさ、耐久性などが作品の評価を左右します。
例えば、古代の青銅器や大理石の彫刻は、素材が貴重なため、高額で取引されやすい傾向です。
また、素材の選定や彫刻の技術による、作品の精巧さや品質の高い仕上がりが、さらに作品の評価を高くします。
彫刻作品に使われる貴重な素材たちは、作品の美術的価値を高める要素の一つとなるのです。
保存状態がよい
彫刻作品の評価は、保存状態によっても大きく変動します。
特に、木彫りやブロンズ彫刻は、素材の特性上、劣化や破損が生じやすいため、取り扱いに注意が必要です。
木彫りは、湿気や虫害によるダメージが、ブロンズ像は鋳造の品質や表面の劣化が、評価に影響を与えます。
また、彫刻作品が展覧会やオークションに出品された記録があったり、著名なコレクターの所蔵品であったりする場合、来歴が作品の価値を高めることも。
来歴の証明ができると、作品に付加価値がつき、評価の上昇が期待できるでしょう。
サイズが大きく歴史的価値が高い
彫刻作品のサイズや歴史的価値も、買取価格に影響を与える要素の一つです。
一般的に、大きなサイズの彫刻は、存在感や技術の高さなどが評価され、高値で取引されやすい傾向があります。
また、歴史的な背景や文化的な価値がある作品は、時代の社会的背景や芸術的な意義によって高く評価されやすい傾向です。
例えば、古代文明や歴史的なできごとに関連する彫刻作品は、文化的に重要性が高いとして、価格が高騰する可能性があります。
彫刻作品は、サイズの大きさや歴史的な背景によって価値が大きく引き上げられるでしょう。
彫刻作品を手放す方法には何がある？
彫刻作品を手放したいと思ったとき、方法は複数通りあります。
それぞれの方法によって、メリット・デメリットがあり、どの方法を選ぶかは、作品の価値や状態、売却の緊急度などによって異なります。
彫刻作品を手放す主な方法は、ネットオークションやフリーマーケット、リサイクルショップ、不用品回収業者や遺品整理業者、骨董品買取業者などです。
ネットオークションやフリーマーケットで売却
ネットオークションやフリーマーケットで彫刻作品を売却する方法は、手軽に始められる方法として注目を集めています。
自分で価格を設定できるため、希望価格での取引が叶いやすく、オークションの場合は予想以上の価格で落札されることもあるでしょう。
しかし、価格設定が適切でなければ、なかなか買い手がつかない可能性があります。
また、取引の過程において、買い手とトラブルが発生したり、値引き交渉の手間が発生したりするケースもあります。
また、ネットオークションでは、彫刻作品の実物が確認できないため、警戒される可能性もあるでしょう。
スムーズに売却するためには、信頼できるプラットフォームの選択が大切です。
リサイクルショップで売却
彫刻作品の売却を、リサイクルショップに依頼するのも一つの手段です。
店舗に持ち込めば、即日で売却が可能な場合が多く、手続きも比較的スムーズな特徴があります。
しかし、リサイクルショップの店員では専門知識が不足し、作品の価値に見合った価値がつかないケースもあります。
また、所有者本人が作品の価値を十分に把握していないと、大きな損をするリスクが伴うでしょう。
リサイクルショップでの売却を考える際は、事前に評価や査定を受けて価値を知っておくことが大切です。
不用品回収業者や遺品整理業者へ相談
彫刻作品を手放す際、不用品回収業者や遺品整理業者を利用するのも一つの手段です。
複数のアイテムを一度に処分できる点や、型付け作業を手伝ってくれるメリットがあります。
ただし、リサイクルショップ同様に専門知識がない業者が多いため、彫刻作品の価値に見合った価格がつきづらいデメリットもあります。
また、まとめて買取されることで、一つひとつの商品の価格が分かりにくくなってしまうでしょう。
骨董品買取業者へ相談
彫刻作品を買取に出す際は、骨董品買取業者に相談するのがお勧めです。
骨董品買取業者には、知識や査定経験が豊富な専門家がいるため、彫刻作品を手放す際にサポートをしてもらえるでしょう。
専門業者の査定を受ければ、彫刻作品の適切な価値を把握できるため、価値に見合った価格で売却ができます。
無料査定を実施している業者も多く、売却は査定を受けてから考えられるため、気軽に相談が可能です。
ただし、依頼先によっては買取の実績や経験、対応方法などが異なるため、自分にあった方法で査定と買取をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
骨董品買取業者の選定や事前の情報収集を行い、信頼できる業者に依頼して、価値に見合った価格で彫刻作品を売却しましょう。
骨董品として買取のできる彫刻作品の種類
彫刻作品の価値は、素材や技法によって大きく変動します。
骨董品としての買取を考える際、どのような彫刻が買取の対象となっているのか、把握しておくことが大切です。
ブロンズ像
ブロンズ像は、銅と錫などを混合した素材で作られる立体彫刻作品です。
耐久性が高く美しい光沢が特徴で、ブロンズの表面には薄い酸化皮膜が形成されており、内部の劣化を防いでくれます。
そのため、ブロンズ像作品は、状態がよいものが多く残されているのです。
有名なブロンズ像には、フランスの彫刻家オーギュスト・ロダンが制作した『考える人』、東京の上野公園に設置されている『西郷隆盛像』などがあります。
ブロンズ像は大量生産されることの多い作品で、一般的には価値が低いとされています。
しかし、作家のシリアルナンバー入りや、著名な作家の代表作であれば、高い価値が期待できるでしょう。
例えば、20世紀に活躍した有名な作家や今もなお活躍する現代アーティストによる作品は、高値で取引される傾向があります。
ブロンズ像は、作品の詳細な情報や作家の知名度が、買取価格に大きな影響をおよぼしています。
木彫り
木彫りの彫刻は、木材を使用して彫刻された作品を指し、伝統的な技法として古くから日本や中国で発展してきました。
中国から日本に仏教が伝来してきたときに、木彫りが建物や仏像、調度品、祭具などに施されるようになり、日本独自の木彫り文化が作られていきました。
特に有名な木彫り作品には、北海道の八雲町で作られる「八雲系」、旭川市で作られる「旭川系」などの熊彫刻があります。
木彫りは天然の木材を使って作られるため、時間が経つと劣化しやすく、高価買取を狙うなら保存状態がポイントです。
状態がよい木彫り作品は、高値で取引される傾向があります。
また、使われる木材の種類や彫刻の精巧さ、作風なども買取価格に影響を与えます。
木彫りは、伝統的な技法や作家の高い技術が反映される作品のため、作品の質によって高い評価を受けられるでしょう。
象牙彫
象牙彫りは、象やマンモスの牙から作られている彫刻作品で、乳白色の象牙は、その美しさと適度な粘り気により、精緻な彫刻に適している素材です。
象牙には長い歴史があり、古くから珍獣されてきた素材で、特に一枚の象牙から掘り出された作品は、大きなもので長さ3メートル、重さが90kgもあるといわれています。
象牙の取引は、1990年のワシントン条約により原則禁止されているため、象牙彫刻の希少性は年々高まっているのです。
象牙彫りは希少性の高さから、高値で取引されやすい作品ですが、保存状態や作品の精緻さも大切なポイントです。
歴史的背景があり、保存状態がよいものであれば、高値での買取が期待できるでしょう。
