深い緑色と美しい光沢が魅力的な翡翠は、上品で奥ゆかしさが感じられる宝石として人気を集めています。
翡翠は、古くから「玉」と呼ばれ、金以上の価値がある宝石として親しまれてきた歴史もあります。
美しく価値の高い翡翠を手放す際は、価値の分かる買取業者に相談することが大切です。
目次
翡翠の買取依頼を検討中ですか?
遺産相続で譲り受けた翡翠のアクセサリーや置物の処分にお困りの方もいるでしょう。
なかなか自分では利用する機会がない、置き場所がない、などの理由で翡翠を手放したいと考える方もいます。
翡翠は、価値ある宝石のため、捨てるのではなく買取依頼に出すのがお勧めです。
適切な価格で売却して、必要とする人のもとに渡れば、大切な翡翠はさらに美しさを増していくでしょう。
いつの時代も翡翠は人気
翡翠は、身につければ身につけるほど美しさが増す宝石で、「色が育つ宝石」とも呼ばれています。
翡翠は、肌の油分によってツヤが増していく特徴をもっているため、そのように呼ばれているのです。
多くの宝石は、汗や皮脂に弱いため、油分が表面についてしまうと美しい外観が損なわれてしまいますが、翡翠は乾燥に弱く適度な油分が必要なため、身につけたり触れたりするほどツヤと透明感が増していきます。
使うほどに美しさが増していく翡翠は、古くから親しまれてきている宝石です。
自宅に眠る翡翠はありませんか
コレクションしていた宝石の一つとしてや、相続品の一つとして翡翠を所有している人もいるでしょう。
自宅に眠る翡翠を手放すなら、買取業者への相談をお勧めします。
翡翠は、宝石の一種であるため、本物であれば高い価値がつくかもしれません。
自分では使わないが、捨てるのはもったいないと感じている翡翠があれば、専門知識をもつ買取業者へ査定を依頼しましょう。
高価買取が狙える翡翠かチェックするポイントは?
翡翠は宝石の一種で、クオリティの高いものであれば高価買取も期待できる製品です。
翡翠の価格を決めるポイントには、カラット・カラー・透明度・加工方法などがあります。
それぞれの項目でどのような特徴をもつ翡翠が高価買取されやすいのか知っておくと、査定依頼に出した際、価格を把握しやすいでしょう。
カラット
翡翠は、カラット数が大きいほど希少価値が高まり、高価買取が期待できます。
特に、翡翠の最高峰といわれている琅玕は、カラット数の違いにより査定額が大きく変動します。
同じ品質の琅玕であっても、カラット数が異なるだけで、数十万~数百万単位の価格差が発生するようです。
ただし、翡翠の中でもネフライトは、原則カラット数が大きくなっても、査定価格が大幅に上昇することはありません。
カラー
翡翠といえば、緑色のイメージが強い人も多いのではないでしょうか。
しかし、翡翠には白や黒、赤、ラベンダーなどさまざまなカラーのものが存在します。
同じ品質の翡翠でも、カラーの違いによって査定価格が大きく異なる場合があります。
定番カラーはやはり緑色で、流行り廃りがないため価値がつきやすいカラーです。
近年は、上品で優しい色合いのラベンダーや、中国で定番カラーになっている白などの人気も高まっています。
それ以外のカラーの翡翠は、品質がよくても人気カラーに比べると高額査定がされにくい傾向です。
また色の種類だけではなく、色ムラも翡翠の価値を大きく左右します。
色ムラが少なく、均一な色合いであるほど高価買取が期待できます。
透明度
翡翠の価格は、透明度にも影響を受け、透明度が高いほど価格も高くなるでしょう。
質の高い翡翠の中には、石を通して新聞の文字が読めるほど透明感があるといわれています。
一般的に、翡翠は色が濃いほど透明度が低くなるため、色が濃くて透明度の高い翡翠は大変希少性が高く、高価買取が期待できるでしょう。
ただし、透明度が高い翡翠の中には、樹脂で固めた人工の製品もあるため、査定時にあまり価値がつかない可能性もあります。
加工方法
翡翠は、加工方法の違いによっても価値が大きく変わります。
天然の翡翠は、表面がザラザラしているため、光沢感を出すために研磨したりワックスを塗ったりして、表面を滑らかに整える必要があります。
加工方法は主に、A貨・B貨・C貨の3つに分けられ、どの基準によって加工された翡翠であるかが買取価格に大きく影響を与えるのです。
最もランクの高いA貨は、表面のザラザラを研磨し、無色のワックスでツヤ出ししたもので、この加工処理により翡翠の価値が下がることはほとんどなく、天然に近い状態の製品として高価買取が期待できます。
B貨は、透明感を出すために漂白処理を施し、美しい色合いを発色させるために樹脂を染み込ませる加工などを行います。
これらの加工を施された翡翠はB貨に分類され、A貨よりも価値が下がってしまうでしょう。
C貨は、翡翠の粉末を練り固めて成形したり、質の低い翡翠に塗料をコーティングしたりした人工の翡翠であり、宝石としての価値はほとんどないといわれています。
翡翠を手放すとき、どんな方法がある?
ネットオークションやフリーマーケット、リサイクルショップ、不用品回収業者や遺品整理業者、骨董品買取業者など、翡翠を手放す方法はいくつもあります。
ネットオークションやフリーマーケットは、自分で金額を設定できるため、希望する価格で売却できるメリットがありますが、自分が翡翠の価値を正しく理解していないと、低い価格設定で損をしてしまう可能性があるでしょう。
また、お客さんと直接やり取りする必要があるため、慣れていないとトラブルに巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
リサイクルショップは売りに行ったその日に換金できるメリットがありますが、貴石を専門に扱うお店ではないため、適切な価格をつけてもらえない場合があります。
不用品回収業者や遺品整理業者に依頼すれば、翡翠だけではなく手放したい品物をまとめて引き取ってもらえるメリットがありますが、こちらも買取価格が低くなってしまう可能性が高いでしょう。
価値ある翡翠を正しい価格で手放したいと考えている方は、経験豊富な骨董品買取業者への依頼がお勧めです。
無料で査定してくれる業者も多いため、まずは相談してお手持ちの翡翠の価値を知るのもよいでしょう。
高価買取が期待できる翡翠の種類は?
翡翠は、2種類の鉱物の総称であり、ジェダイトとネフライトがあります。
どちらの種類であるかによって、買取価格は大きく変動するため、お手持ちの翡翠の買取を検討している方は、どちらの翡翠に該当するかおおよそ判断できるようにしておくとよいでしょう。
ジェダイト(硬玉)
ジェダイトは、本翡翠と呼ばれる鉱石で、ダイヤモンドやサファイアなどと同じ貴石の仲間として、宝石としての価値をもっています。
ジュエリーとして扱われている翡翠は、ジェダイトのことを指しています。
ジェダイトは、宝石の硬さを表すモース硬度が、6.5から7とネフライトよりも硬いことから、硬玉と呼ばれることも。
純粋なジェダイトは、白色ですが、鉱物を構成する成分により石の色が変化するため、カラーが豊富な特徴もあります。
クロムと鉄を含むと緑色、鉄やマンガンを含むと紫色になる性質をもっています。
ネフライト(軟玉)
ネフライトは、主に中国で採取されるもので「中国翡翠」とも呼ばれています。
ネフライトのモース硬度は、6から6.5とジェダイトよりも柔らかいことから、軟玉と呼ばれることも。
ネフライトは、貴石ではなく半貴石の仲間になるため、宝石としての価値をもっていません。
しかし例外もあり、新疆ウイグル自治区の一部で採取されている「和田玉」の中で、白くて柔らかな色合いをもつものは「羊脂玉」と呼ばれ、高価買取が期待できます。
翡翠の見分け方
翡翠とひと口にいっても、ジェダイトとネフライトでは、価値が大きく異なります。
買取査定に出す前に、所有している翡翠がどちらの種類であるか事前に把握したいと考える人も多いでしょう。
翡翠の種類を判別するためには、翡翠の透明感や色の均一さを確認する必要があります。
光をあててみる
翡翠が本物であるか見分ける方法として、光をあててみることが挙げられます。
透明度の高い翡翠であっても、天然に採取されたものには必ず内包物や濃淡がみられます。
しかし、気泡が入っていたり、中に何も入っておらず完全な透明であったりする場合、ほかの鉱物やガラスの可能性があるでしょう。
色が均一であるか
翡翠は、色ムラが少ないほど価値が高まりますが、ムラが一切ない翡翠はありません。
翡翠の表面をよく観察してみて、色ムラがありつつも色彩に均一性があるものは、本物の翡翠である可能性が高いでしょう。
一方、まったく色ムラがみられなかったり、ムラが不規則な色合いをしていたりするものは、人工の偽物やほかの鉱物の可能性があります。
翡翠の買取は実績ある買取業者へ相談を
翡翠の買取を検討している方は、買取実績が豊富な業者への相談がお勧めです。
宝石の仲間である翡翠は、本物であれば高価買取が狙える製品であるため、価値を正しく判断してくれる業者に依頼する必要があります。
骨董品買取業者の中でも、貴石や宝石などの査定実績が多い業者であれば、適切な価値をつけてくれる可能性が高いといえるでしょう。
自分では使わなくなった翡翠をお持ちの方は、捨ててしまったり、ほかのものとまとめて回収してもらったりするのではなく、専門業者に査定を依頼するのがお勧めです。