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国宝や重要文化財はどうやって選ばれるのか?

国宝や重要文化財が日本にとって大切なものであると漠然としたイメージはあっても、具体的にどのようなものを指しているのか、どのように指定されているのか知らない人も多いでしょう。
国宝や重要文化財がどのように指定されているのかを知ることで、歴史的・文化的な価値を理解したうえでの鑑賞を楽しめるようになります。

 

国宝とは

国宝とは、簡単にいうと「日本の宝」です。
古くは、1897年の「古社寺保存法」、1929年の「国宝保存法」により指定された6847件の物品を国宝と呼んでいました。
しかし、1950年に「文化財保護法」が新たに制定されると、過去に国宝と指定された物品は一度「重要文化財」と呼ばれるようになり、文部科学省が「重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いものかつ、国民の宝たるもの」と認めたものを国宝として指定しました。
そのため、現在国宝として認められている物品は、もともと国宝として扱われていたものの中からさらに価値が高いと判断された国宝中の国宝ともいえます。

国宝は、8つのジャンルに分けられており、項目は以下の通りです。
・工芸品
・絵画
・彫刻
・書跡、典籍
・建造物
・古文書
・考古資料
・歴史資料
国宝指定が最も多いジャンルは工芸品で、陶磁器や仏教の法具、刀剣などが該当します。
考古資料とは、土偶や青銅器などの出土品です。

国宝の選び方

国宝は、重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いものかつ、たぐいない国民の宝たるものと認められたものが指定を受けます。
また、国宝は重要文化財から指定されるため、まず重要文化財として指定される必要があります。
国宝は、文化財分科会が文部科学大臣に対して、該当の文化財を国宝に指定するよう答申し、それを受けた文部科学大臣が指定することで国宝と認められるようになるのです。

旧国宝もある

旧国宝とは、昔の法律により定められていた国宝を指します。
美術鑑賞をしているとき、「重要文化財(旧国宝)」の文字を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
旧国宝は、1929年に制定された「国宝保存法」によって指定されていた国宝で、1950年の「文化財保護法」により国宝が一度すべて重要文化財となり、その後国宝として指定されなかった物品です。
国宝から重要文化財に変更されたからといって歴史・文化的価値が下がったわけではありません。
制度上の変更であり、現在の精度では重要文化財も極めて重要な物品とされています。

 

重要文化財とは

重要文化財とは、過去に制定されていた「古社寺保存法」や「国宝保存法」にて国宝と指定されながらも、新たに制定された文化財保護法では国宝に指定されなかった物品です。
過去の法律により国宝とされていた時期があるため、旧国宝とも呼ばれています。
また、国宝や重要文化財は、毎年新たに指定が行われており、新たに重要文化財となるものもあれば、重要文化財から国宝に格上げされる物品も多くあるのです。

重要文化財の選び方

文部科学大臣が、有形文化財のうちさらに重要であると判断したものを重要文化財として指定します。
文化財保護法では、文部科学大臣が文化審議会に諮問し、答申を受けてから指定を行うよう定められています。
また、諮問前には文化庁や都道府県教育委員会が文化財の所在調査を行い、指定候補となる物品をピックアップし、さらに詳細な調査を行ってから諮問が実施されているのです。
文化庁では、所在調査のほか美術史や建築史、土木史など関連分野の学術研究の成果も情報収集し、指定の参考としています。
諮問後、文化審議会から答申が出された後は、文部科学大臣が重要文化財に指定、登録または選定を行い指定書を所有者に交付します。

 

国宝・重要文化財のジャンル

国宝・重要文化財の主なジャンルは以下の8つです。
・工芸品
・絵画
・彫刻
・書跡、典籍
・建造物
・古文書
・考古資料
・歴史資料

建造物では、城郭や神社、寺院、住宅などが該当します。
江戸時代までに建てられ、天守が保存されている天守閣のある城を現存天守と呼びます。
現存天守は現在12城あり、そのうち国宝に指定されているのは、松本城・松江城・姫路城・犬山城、彦根城の5つです。
絵画では、古墳壁画や密教曼荼羅、やまと絵、水墨画、絵巻、近代絵画などが該当します。
日本の絵画様式として有名なやまと絵の国宝としては『鳥獣戯画』や『源氏物語絵巻』などがあります。
彫刻では、仏像が該当し、特に京都や奈良に集中しているのが特徴です。
国宝第一号となった広隆寺の仏像『弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)』は、1951年に指定されました。
国宝に指定されている仏像の中で最も大きいのが、神奈川県鎌倉市の高徳院にある『銅造阿弥陀如来坐像』で約15m、ついで奈良県の東大寺金堂にある『銅造盧舎那仏坐像』で約13mです。
工芸品の国宝として有名なのが『曜変天目茶碗』です。
茶碗の内側に大小さまざまな斑点模様が散らばっており、角度を変えて鑑賞すると玉虫色の鮮やかな輝きをみせ、宇宙の星のように鮮やかな輝きを放っているのが特徴で、藤田美術館・静嘉堂文庫・龍光院がそれぞれ所蔵している3点すべてが国宝に指定されています。

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