古美術品を所有している方で、買取を依頼したいと考えている方はいませんか。
古美術品には歴史的価値や芸術性が高いものが多く、時には驚くほどの高額査定がつくこともあります。
しかし、適切な業者選びや査定のポイントを知らないと、思わぬ損をしてしまう可能性もあるでしょう。
大切にしてきた古美術品を、気持ちよく手放すためには、買取のポイントや、ジャンルごとの価値について知っておくことが大切です。
目次
古美術品の買取を検討中ですか?
古美術品の買取を考える際、その価値や適正価格を見極めることは大切なポイントです。
時代を超えて受け継がれた古美術品は、一つひとつの品物に独自のストーリーや歴史があり、その分価値も大きく変わる可能性があります。
古美術品の買取に適した方法や、高価買取を実現するためのポイントなどを、事前に確認しておくことで納得のいく買取が行えるでしょう。
適切な方法で古美術品を手放し、適切な査定を受けられるようにすることが大切です。
古美術品はいつの時代も愛されている
古美術品は、その独特の美しさと歴史的価値から、どの時代においても高い評価を受けています。
時代や国によって異なる技法や素材で作られた品物たちは、歴史や文化の証としても重要な役割を果たしています。
また、古美術品は単なる装飾品に留まらず、文化的な価値や背景を深く理解するための貴重な資料でもあるのです。
そのため、古美術品はコレクターや歴史愛好者にとっても大変魅力的な骨董品であり、今でも多くの人々に愛され続けています。
古美術品の価値を最大限に引き出すためには、適切な方法で保管し、評価される状態で査定に出すことが大切といえるでしょう。
自宅に眠る古美術品はありませんか
自宅の収納や倉庫に、長い間使われずに眠っている古美術品はありませんか。
祖父母や両親から受け継いだ品物や、旅行先で手に入れた美術品など、自宅には思いもよらぬ骨董品が隠れている場合があります。
自宅に眠っている古美術品は、見落とされがちですが、意外な高値で取引されるケースもあります。
まずは家の中を見回して、古美術品やアンティーク品がないか確認してみましょう。
もし古美術品が見つかった場合は、その状態を確認し、専門の査定士に相談することで、適正な価格での買取が期待できるでしょう。
古美術品を高価買取してもらうためのポイント
古美術品を高価で売却するためには、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
美術品や骨董品の価値は、状態や付属品、鑑定書などさまざまな要素によって決まります。
より高い査定額を引き出し、納得のいく売却をするためにも、高価買取が実現する要因をチェックしておきましょう。
鑑定書も一緒に査定してもらう
古美術品を査定してもらうときに、鑑定書や保証書を一緒に提出することは、高価買取を狙うための重要なステップです。
鑑定書や保証書は、品物の真贋や品質を証明するために役立つアイテムです。
特に古美術品の中には、精巧に作られた贋作も存在し、専門家でも本物と見分けるのが難しい場合があります。
鑑定書や保証書があると、品物の信頼性が高まり、スムーズな査定が可能になるでしょう。
また、鑑定書が付属していると、高額査定の可能性も上がる場合があります。
鑑定書や保証書がある場合は、必ず一緒に査定に出し、その価値を最大限に引き出しましょう。
ダメージがない状態で査定に出す
古美術品や骨董品はデリケートな品物が多く、経年によるサビや欠け、シミや日焼けなどのダメージが生じてしまう場合があります。
査定の際には、品物が良好な状態であるほど高価買取が期待できますが、軽微なダメージであっても、専門的な技術で修復可能な場合もあります。
また、古伊万里をはじめとした特殊な例では、欠けが多い状態でも贋作でないことを証明する材料として歓迎されるケースもあるのです。
基本的に、古美術品の保管中にほこりがたまってしまっても、軽く刷毛で払う程度にして、品物の破損を避けるようにしましょう。
付属品をそろえて査定に出す
古美術品には、保証書や箱などの付属品が重要な役割を果たします。
保証書は品物の真贋や来歴を証明し、箱は品物にぴったりのサイズで設えられています。
保証書や共箱は品物の価値を高める要素となり、特に茶道具などでは共箱や極め箱が重視されるでしょう。
また、木箱が複数重なった「二重箱」なども価値を高める要素となります。
付属品がそろっていることで、品物の由緒や価値がより正確に評価され、高額買取が期待できるでしょう。
古美術品を査定に出す際は、付属品をできるだけそろえておくことをお勧めします。
無料査定してくれる複数の業者に依頼する
古美術品を高価で売却するためには、複数の買取業者に査定を依頼することが大切です。
中には、査定や出張だけでも手数料が発生する業者もありますが、手数料が完全に無料の業者を選ぶことで、無駄なコストを削減できます。
複数の業者に査定を依頼し、相見積もりを取ることで、よりよい査定金額で買い取ってくれる業者を選択できるでしょう。
業者によっては、同じ品物でも査定額に大きな違いがある場合があります。
最も高い査定額を引き出すためには、複数の業者に査定を依頼し、最も有利な条件で売却することがポイントです。
古美術品を手放す方法には何がある?
古美術品を手放す方法は複数あります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、自分の目的や状況に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、ネットオークションやリサイクルショップ、不用品回収業者を利用する方法がありますが、最も確実に価値を引き出したい場合は、骨董品買取業者に相談するのがお勧めです。
ネットオークションやフリーマーケットで売却
ネットオークションやフリーマーケットで古美術品を売却するのは、個別に価格を設定できる点が魅力的です。
オークション形式の場合、入札が進んで希望価格以上で売却できる可能性もあります。自分で売りたい価格を設定できるため、納得のいく取引が期待できるでしょう。
しかし、デメリットとして、トラブルに巻き込まれるリスクが考えられます。
買い手との交渉や発送に手間がかかり、思わぬ問題が発生することもあるでしょう。
また、フリーマーケットでは値引き交渉が頻繁に行われるため、希望通りの価格で売れるとは限りません。取引の際に信頼できる相手を見極める力が求められる点は注意が必要です。
リサイクルショップで売却
リサイクルショップでの売却は、最短即日で現金化できる点が大きなメリットです。
手軽に品物を持ち込むだけで査定してもらえるため、すぐにお金が必要な場合には便利な選択肢となるでしょう。
店舗に持ち込むだけで、その場で取引が成立する手軽さが魅力です。
一方で、デメリットとしては、古美術品の価値を正しく評価してもらえない可能性が高いことが挙げられます。
リサイクルショップには専門家が常駐していない場合が多く、価値のわからないまま低価格で手放してしまうリスクがあります。
自分が持っている品物の価値を把握していない場合、大きく損をする可能性があるでしょう。
不用品回収業者や遺品整理業者へ相談
不用品回収業者や遺品整理業者に相談する方法は、古美術品を含む複数の品物を一度に手放せる点で非常に便利です。
片付け作業まで行ってくれるため、整理が必要な大量の品を抱えている場合には、お勧めの選択肢といえます。
遺品整理などの際には、まとめて依頼することで、スピーディに対応してもらえることが多い傾向です。
ただし、古美術品の価値を正しく評価してもらえないデメリットがあります。
スタッフに骨董品の専門家がいないケースが多いため、価値を理解せずに手放してしまうリスクがあるでしょう。
また、まとめて買取されるために、個々の品物の価値が反映されないこともあります。
大切な品物の価値を見逃されてしまう可能性があるため、注意が必要です。
骨董品買取業者へ相談
古美術品を価値に見合った価格で売却したいなら、骨董品買取業者に相談するのがお勧めです。
専門知識を持った査定士が対応してくれるため、品物の価値を正確に評価してもらえます。また、多くの業者が無料で査定を行っているため、気軽に相談できる点もメリットの一つです。
ただし、依頼する業者によって買取実績や対応方法が異なる場合があります。
訪問、持込、郵送などの選択肢がありますが、どの方法がお勧めかは業者や自分の目的によって異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
最終的には、専門家による適切な査定を受けることで、納得のいく価格での買取が期待できます。
高価買取が狙える古美術品のジャンル
古美術品にはさまざまなジャンルがあり、その中でも特に高価買取が期待できるものがいくつかあります。
古美術品は、歴史や美術的価値が高く、保存状態がよいほど、より高い評価を受けやすいといえます。
絵画や掛軸、陶磁器、彫刻品など、時代を超えて愛され続ける古美術品をお持ちであれば、適切な業者に査定を依頼することで、思わぬ高額査定が得られることもあるでしょう。
絵画・掛軸
絵画や掛軸は、古美術品として人気の高いジャンルの一つです。
日本画や西洋画、または時代を反映したユニークな画法によって描かれた作品は、コレクターや美術愛好家にとって価値の高い古美術品です。
掛軸は縦長の紙に描かれた絵や書が特徴で、和室の床の間に飾られることが多く、風景や花鳥風月などがモチーフとなります。
著名な画家が手がけた作品や、その時代に影響を与えた絵画は、高い市場価値を持つでしょう。
一方で、絵画や掛軸には贋作も多く存在します。
そのため、適切な価値で買取をしてもらうためには、正確な査定が必要で、豊富な経験と実績を持つ専門家の判断が欠かせません。
確かな評価を得るためにも、信頼できる買取業者に依頼することが大切です。
陶磁器
陶磁器は、古美術品の中でも広く知られたジャンルの一つです。
陶磁器には、日本の伝統的な焼きものをはじめ、マイセンやノリタケなどの洋食器も含まれます。
茶碗や皿、壺、香炉などが代表的な美術品で、製作年代や製作者によってその価値が大きく異なります。
特に古伊万里や九谷焼など、日本の名窯による作品は、国際的にも評価が高く、高額で取引されることが多い傾向です。
陶磁器の魅力は、時代を経ることで風合いが深まり、その美しさが増す点です。
しかし、陶磁器は非常に繊細であり、傷や欠けがある場合には価値が下がる可能性もあるため、査定前に状態を確認しておくことが大切といえるでしょう。
彫刻品
彫刻品もまた、古美術品の中で高額で取引されるジャンルの一つです。
木や大理石、象牙、青銅などを素材とした彫刻は、その素材自体が希少であり、作品の完成度と合わせて高く評価されます。
青銅で作られたブロンズ像は、経年によるサビや変色が味わいとして評価され、価値が高まるケースがあります。
彫刻品には、国内外の著名な彫刻家が手がけた作品も多く、その芸術的価値はもちろん、歴史的な意義も買取時の評価の対象です。
専門的な知識を持つ業者に依頼することで、適切な価格での買取が期待できるでしょう。