古い本や使わなくなった本を自宅にしまったままの人も多いでしょう。
自宅に眠っている本の中には、ただの古本と思っていても、実は歴史的価値のある古書があるかもしれません。
そのまま処分してしまうのではなく、一度査定に出して価値を知ってみるのもよいでしょう。
古書の買取依頼を検討中ですか?
遺品整理やコレクション整理で、利用しなくなった古書の買取を検討中の方もいるでしょう。
古書とひと口にいっても、歴史書や哲学書、思想書、仏教書、美術書、映画雑誌など、そのジャンルは多岐にわたります。
自分では、古書の価値を判断するのは難しいため、専門知識のある業者に依頼して査定してもらうのがお勧めです。
いつの時代も古書は人気
古書は、自分が若いころに読んでいた本や、幼いころに親が読んでいた本など、懐かしい本に出会える魅力があります。
また、すでに絶版になっており、新品を購入できない本でも、古書でなら手に入れられる可能性があるでしょう。
古い時代に書かれた貴重な古書は、歴史的価値があるものとして買取価格がアップすることも。
手に入りにくい古書は、コレクターの間でも人気が高いため、需要があり買取してもらいやすいといえます。
自宅に眠る古書はありませんか
長年、研究や専門として学んできた書物や、亡くなった家族が大切にしていた古書など、使わないけど捨ててしまうのは寂しいと、自宅に保管し続けている本はありませんか。
処分に困っている古書をお持ちの場合は、一度専門の買取業者に査定を依頼するのがお勧めです。
古書の正しい価値を教えてくれるとともに、販売を通してほかに必要としている人の手元に届けてもらえる可能性があります。
大切にしていた本を捨ててしまうのではなく、必要としている人に読んでもらえるのであれば、手放すのも寂しくないでしょう。
古書を高額買取してもらうには
古書は、ジャンルや種類によってその価値が大きく変動するものです。
大切な古書を納得いく価格で手放すためにも、買取を依頼する際は、どのような種類や状態の本が高値で買い取ってもらいやすいかを、事前に把握しておきましょう。
人気や話題のある作品か
人気作や話題になっている本は、通常よりも価格が高くなるケースもあります。
人気や話題のある本は、市場価値や需要が高く、売れやすいため買取価格もアップすると予想されます。
たとえば、ノーベル文学賞や芥川賞などの賞を受賞した作家の本であれば、話題性が高まっているタイミングの方が買取価格が高くなるでしょう。
また、ドラマ化やアニメ化、映画化などされると、一度人気が落ち着いていた本でも再び話題性が高まり、高値で買い取ってもらえる可能性があります。
保存状態がよいか
本の保存状態は、買取価格に大きな影響を与えます。
傷や汚れ、日焼けなどのない新品に近い本であるほど、買取価格は高くなるでしょう。
そのため、古書を保管しておくときは、日の当たらない風通しのよい場所など、適切な環境で保管することが大切です。
ただし、汚れや傷みがあるからといって、まったく買取価格がつかないわけではありません。
もともと製作された年代が古く歴史的価値のある古書は、多少の汚れや傷みがあっても、高価買取が期待できます。
保存状態がよくないからと処分せず、まずは査定に出してみるのがお勧めです。
帯がついているか
本に帯がついたままであると、買取価格がアップする可能性があります。
特に、コレクションとして価値のある本であれば、帯に特別な情報が記載されており、単体では手に入りにくいため、本と帯がセットになった状態で買取に出せば買取価格がプラスになると期待できるでしょう。
そのため、購入した本に帯がついている場合は、捨てずに取っておくことをお勧めします。
帯を本につけっぱなしにしておくと、落ちてどこかにいったり、破れてしまったりするおそれもあります。
心配な方は、別で保管しておくとよいでしょう。
古書を手放すとき、どんな方法がある?
古書を手放す方法は、さまざまあり、各方法によってメリット・デメリットが存在します。
それぞれの方法や特徴を知り、自分が所有する古書を手放す際に、どの方法を利用すればよいか判断できるようにしましょう。
ネットオークションやフリーマーケットで売却
古書を手放す方法として、ネットオークションやフリーマーケットを利用して、自分で売却する方法があります。
価格を自分で設定できるため、納得のいく価格で売却ができるでしょう。
ただし、古書の価値を正しく把握していないと、本来よりも低い価格設定をしてしまい、損をしてしまう可能性があります。
また、値下げ交渉をされる場合もあり、希望する価格で売却できないケースもあるでしょう。
ネットオークションやフリーマーケットを利用するのであれば、正しい価値を把握し、希望価格以上で売却できる工夫をする必要があります。
リサイクルショップで売却
古書は、リサイクルショップでの売却も可能です。
リサイクルショップは、店頭に持ち込んで早ければ即日売却可能な点がメリットといえます。
今すぐ処分して、手元に現金を残したいと考えている人には、お勧めの方法です。
しかし、すべての古書が買い取ってもらえるわけではなく、中には価格がつかないものもあるかもしれません。
リサイクルショップに、必ず古書を専門とするスタッフがいるわけではないため、歴史的価値がある古書でも、価値を判断できず低く見積もったり、価格がつかないと判断されてしまったりする場合があるのです。
古書の価格を適切に判断してもらいたい人は、別の方法での処分を検討しましょう。
不用品回収業者や遺品整理業者へ相談
不用品買取業者や遺品整理業者は、古書に限らず多種多様な不用品・遺品をまとめて回収してくれるメリットがあります。
処分するものの数が多い場合や大きいものが多い場合には、持ち出す必要がないため便利な方法です。
ただし、リサイクルショップでの売却同様に、対応してくれるスタッフが古書に対する専門知識を備えているとは限りません。
本来の価値に気づけず低い価格での売却になってしまったり、回収したものをまとめて価格を提示されてしまったりすることもあるでしょう。
大切にしてきた古書を適切な価格で手放したい方は、専門知識のある業者に依頼するのがお勧めです。
骨董品買取業者へ相談
古書の処分方法で迷っている方は、骨董品買取業者への依頼を検討しましょう。
専門業者であれば古書に関する知識を持ったスタッフがおり、価値に見合った買取価格をつけてもらえる可能性が高いといえます。
ただし、骨董品買取業者であっても依頼先によって買取実績が異なることもあります。
さまざまなジャンルの骨董品を取り扱っている業者も多いため、古書の買取実績が豊富な依頼先を見つける必要があるでしょう。
骨董品買取業者は、無料査定を実施しているケースも多いため、まずは複数の業者に査定を依頼して、価格の相場を確認するのもお勧めです。
古書本来の価値を適切に判断してもらいたい方は、実績が豊富な骨董品買取業者に依頼しましょう。
高価買取が期待できる古書は?
古書とひと口にいっても、さまざまなジャンルがあるため、買取を検討している場合は、どのような種類の古書が高価買取されやすいのか知っておく必要があります。
歴史的価値のある書物
古文書や和本などは、歴史的価値が高いとして、高価買取されやすい傾向です。
たとえば、江戸時代の古文書や中国が宋・明の時代の書物は、歴史資料として大変貴重であると考えられます。
また、このような古い時代の医学書や書画なども高価買取が期待できます。
学術的要素の強い書物
哲学や思想、宗教などの人文科学系の学術的要素の強い本は、高価買取が期待できます。
さらに、全集そろっているか、月報がついているかなどによっても買取価格は変動します。
専門性の高い仕事をしていた人がご先祖様にいる場合は、遺品整理の際にチェックしてみるとよいでしょう。
戦前の挿絵入り書物・絵葉書・写真
戦前の挿絵入り書物は、本の内容ではなく挿絵の存在によって買取価格がアップする場合があります。
また、戦前に作られた絵葉書や写真、満州関連の資料文献なども、歴史的資料となる可能性が高く、高価買取が狙える古書です。
1970年代以前の鉄道や自動車に関する書物
鉄道や自動車に関連した書物の中でも、特に1970年代より前に作られた本は、高値がつけられる可能性があります。
1970年代以前の自動車は、現在でも人気の高い名車が多いため、古書に関しても買取価格がアップすると予想されます。
また、鉄道は時代の移り変わりによって消えていき、新しいものが生まれていっているため、鉄道が好きな人にとっては、昔の鉄道が掲載された古書は、大切な資料になるといえるでしょう。
古書の買取は実績ある買取業者へ相談を
自宅に眠っていた古書を処分するのであれば、まずは実績のある買取業者に相談しましょう。
さまざまなジャンルがあり、種類や状態によって価値が変動する古書の価値を自分で判断するのは難しいといえます。
適切な価格で手放すのであれば、複数の業者へ査定を依頼し、価値を把握することが大切です。
骨董品買取業者の中でも、特に古書の買取実績が豊富な業者であれば、お手持ちの本の価値を適切に判断してくれるでしょう。