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骨董品の処分方法は?手放すときには納得の選択を
骨董品を処分するための方法はいくつかあり、そのときの状況や目的により適切な方法を選択することが重要です。 また、処分方法によって特徴が異なるため、よく考えて処分方法を選ばなければなりません。 骨董品を処分する方法 長い年月を経て古びてしまったもの、傷・汚れのひどいもの、故人が遺したものなど、どのように処分すればよいかわからない骨董品をお持ちの方もいるでしょう。 骨董品の処分は、一般的には何度も行う経験ではないといえます。 一度も処分したことがなく、どのような方法があるのか知らない方もいるのではないでしょうか。 そのため、骨董品の処分を検討する際は、処分の方法を把握し、それぞれの方法のメリット・デメリットを正しく理解する必要があります。 ゴミとして処分する 骨董品をゴミとして処分する場合、主に以下の3つの方法が考えられます。 ・普通ゴミとして処分する ・粗大ゴミとして処分する ・ゴミ処理場に持ち込む 掛け軸や絵画など、可燃性の骨董品であれば、普通ゴミとして処分可能です。 各自治体が、週に1〜2回無料で回収してくれるため、最も手軽な方法といえるでしょう。 ただし、自治体によって分別のルールが異なるため、居住している地域の分別方法をよく確認しておくことが大切です。 粗大ゴミとして処分する場合、多くの自治体で回収が有料のため、事前に申し込みを行い、粗大ゴミ処理券をコンビニや郵便局で購入します。 ゴミ処理施設に連絡し直接持ち込む方法も、施設によって受け入れているゴミの種類が異なるため、事前に連絡して確認することが大切です。粗大ゴミとして出したり、処理場に持ち込んだりする場合は有料のため、必要な費用を事前に調べておきましょう。 ネットオークションやフリマで売る 現代には、ネットオークションやフリマのサイトやアプリが数多く存在しています。そのため、誰でも気軽に骨董品を他人に販売できるといえるでしょう。 自分で価格設定が行えるため、希望の金額で骨董品を販売できる点が魅力です。ネットオークションやフリマサイトの利用方法は簡単で、会員登録が済めば、商品の写真を掲載して説明文を書くだけで販売をスタートできます。 しかし、自分が正当な価値をわかっていないと、値打ち物を安く買い叩かれてしまうリスクがあるため注意が必要です。また、すぐに売れるとは限らないため、急いで骨董品を処分したい方には、適していません。 欲しい人へ譲り渡す 不要になった骨董品を処分するのなら、必要とする人に譲るのも一つの方法です。 友人や知人に尋ねてみて、欲しい人がいれば無料や格安で譲ることで、大切にしてもらえるという安心感が得られます。 ただし、この方法は、骨董品に興味のある友人・知人が周りにいない場合、処分するまでに時間がかかってしまう可能性があります。 欲しい人が見つからない場合は、速やかにほかの方法を検討するのがよいでしょう。 遺品整理業者・不用品回収業者に依頼する 故人が遺したものの整理で、できるだけ早く処分する必要があれば、遺品整理業者や不用品回収業者に依頼するのがお勧めです。 遺品整理業者に依頼する際に、骨董品の査定もお願いできる場合があり、適切な価格をつけてもらえる可能性があります。また、不用品回収業者によっては、無償での引き取りを行っているところもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。 しかし、業者によっては処分費用が発生する場合や、骨董品の適切な価値を評価してもらえない場合があります。利用する際は、複数の業者を比較し、相場をリサーチすることでリスク回避が可能です。 本当に処分していい?高い値打ちのある骨董品もあるかもしれません 骨董品は、興味のない人からすると、ただのガラクタや古いだけのものに見えるかもしれません。 しかし、単なる不用品として処分してしまう前に、その価値を見直してみることをお勧めします。 骨董品買取業者へ依頼する 処分しようと考えている骨董品は、まず骨董品買取業者に査定を依頼してみましょう。 骨董品買取業者は、遺品整理業者や不用品回収業者とは異なり、骨董品の価値を正確に見極められる専門業者です。 骨董品買取業者の鑑定士は、骨董品の歴史や希少性をプロの目で評価し、適正な買取価格を提示してくれます。処分しようとしている品物が、骨董品としての価値を持つのかどうか、素人目にはわかりません。 そのため、無料査定を実施している買取業者に依頼し、正確な価値を査定してもらうのがお勧めです。 思わぬ価値が見つかることも 古びたものに高い価値が認められる可能性もあるのが、骨董品の魅力です。 汚れや傷があるものでも、査定に出せば思わぬ価値をつけてもらえることもあります。 汚れや傷は無理に綺麗にしようとせず、そのまま骨董品買取業者に持ち込むのがよいでしょう。 無料査定や相見積もりで納得できる選択を 多くの骨董品買取業者では、持ち込みや訪問で無料査定を実施しています。 訪問査定であれば、大量の骨董品がある場合でも、持ち込みの手間が発生しません。 また、適切な価格を知りたい場合は、複数の骨董品買取業者をピックアップして、相見積もりを取るとよいでしょう。 骨董品の処分に迷ったら…価値を残す選択肢を考えてみて 遺品や不用品を処分する際に、その中に骨董品が眠っている場合があります。 骨董品の処分には、ゴミに出したり不用品回収業者に回収してもらったりと、いくつかの方法があります。 そのため、自分の目的と状況に合った手段を選ぶのが良いでしょう。 不要になった骨董品の処分に迷った際は、その価値をできるだけ残す選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。骨董品買取業者であれば、正しい知識と経験を持ったプロが査定し、適正な価値を見極めてくれます。 まずは無料査定で、骨董品の価値をみてもらいましょう。
2024.10.28
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骨董品を手放すなら…オークションと買取業者のどちらがいい?
家族の趣味で集めていた骨董品や、遺品整理で出てきた骨董品の処分を、どうしたらよいのか迷っている人は少なくありません。 価値のある骨董品であれば、高額で売却できるのが望ましいですが、骨董品に関する知識がなければ、正しい価値を見極めることが困難です。 そのため、まずは売却前に手持ちの骨董品の価値を知りたいと考えます。 骨董品をそのままオークション(フリマ)に出品するのか、買取業者に査定買取してもらうのか、手間や金額面でどちらがお得なのでしょうか。 骨董品を手放す方法 家の中にあった骨董品の処分に、頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。 骨董品を手放す方法は、主に2つあります。 1つ目は、オークションやフリマで売却する方法です。 2つ目は、買取業者へ依頼する方法です。 それぞれの方法にメリット・デメリットがあります。 オークションやフリマでの売却と、買取業者への依頼に、両者の具体的な内容を押さえておきましょう。 オークションやフリマで売却 骨董品のオークションは、主に次の3種類に分けられます。 ・プロも参加するような競売専門オークション ・骨董市などのオークションやフリマ ・ネットオークションやネットフリマ 競売専門のオークションは、骨董品店や競売専門会社が開催するオークションを指します。 オークションの主催側が、骨董品や美術品の真贋を見極め、保存状態をチェックし、出品するのに問題ないと判断されてはじめて参加できるため、一般人にとってはハードルが高いオークションです。 また、出品に際して参加登録料をはじめとした諸経費が必要になるケースが多いため、出品までに費用の負担が発生する可能性があります。 しかし、買い手もプロばかりのため、落札金額は骨董品の価値に見合った適正価格が付けられやすく、高額落札も夢ではありません。 骨董市などのオークションやフリマは、競売オークションと比べると出品のハードルが下がります。参加者には、プロやマニアがいるかもしれませんが、フランクな雰囲気の場合が多いようです。 毎月のイベント行事として開催されていれば、事前連絡をして気軽に出品できるでしょう。フランクなため、希少品が出品されることは少なく、売買価格もリーズナブルな額に落ち着く傾向にあります。また、出品する骨董品の真贋は、出品条件に含まれないことも多いため、その点は注意が必要です。 ネットオークションやネットフリマは、オークションサイトのアカウントさえ持っていれば誰でも気軽に出品できる点が特徴です。ヤフオクやメルカリなど、知名度のあるサイトに出品できますが、真贋や保証についてトラブルが起きやすい点に注意しましょう。 買取業者へ依頼 次に買取業者へ査定を依頼する方法についてです。 骨董品の買取は、店舗持ち込みや出張査定など、業者ごとに特色やメリットが異なります。 主に、次のような査定方法を展開している業者がいます。 ・店舗型(大手フランチャイズ買取店、有名リサイクルショップ) ・店舗型(小規模経営店舗) ・出張、訪問買取専門型 ・宅配買取専門型 ライフスタイルに合わせて、利用しやすいサービスを提供している買取業者を選びましょう。 骨董品の真贋を見極めることは難しく、取り扱い経験や目利きの力がある業者でなければ、本当は価値のある骨董品でも、安値の買取金額を提示されるパターンがあるため要注意です。もし業者選びに迷う場合は、複数業者に相見積もりを依頼してみてもよいかもしれません。 オークション・フリマと買取業者への依頼…どっちがいい? 次のポイントにあてはまる場合は、オークションやフリマの利用をお勧めします。 ・骨董品の価値をきちんと把握している ・高額な売却額がついて欲しい 骨董品の価値を事前に把握できていれば、オークションの売却金額を適正価格からスタートできます。 その結果、適正金額よりも高価な売却額が見込めます。 骨董品の価値を把握していて高値で売却したい人は、オークションやフリマが適しているでしょう。 また、すぐに手放す必要がなく、買い手がつくまで気長に待てる方にとってもお勧めの方法です。 一方、次のポイントにあてはまる人は、買取業者への査定依頼をお勧めします。 ・骨董品の価値が事前に分かっていない ・信頼できる業者に買い取って欲しい ・複数の骨董品を買い取って欲しい 買取業者に依頼する最大のメリットは、査定時に真贋の確認をしてもらえる点です。所有する骨董品の価値が分かっていなくても、手間をかけずに適切な価値を確認できます。また、複数の骨董品を一度に査定できるため、手放したい骨董品の数が多い人にとってもお勧めな方法です。 骨董品を手放すときは納得できる方法で 骨董品を手放すにあたって、オークションやフリマなのか買取業者へ依頼するのか、取れる選択肢は複数存在します。 それぞれの方法に特徴がありますが、使いやすさや買取金額の高額化を考えると買取業者へ依頼することがお勧めです。 骨董品の取り扱い経験や知識が豊富な業者であれば、希望の査定額を提示してもらえる可能性が高いでしょう。 適正価格が気になる方は、プロの鑑定士へ相談してみてはいかがでしょうか。
2024.10.28
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鑑定書がない骨董品も買い取ってくれる?
遺品の整理や倉庫の片付けをしているときに、先祖から受け継いだ家宝や骨董品が家の中から見つかることは少なくありません。 また、骨董品コレクターとして収集した骨董品を鑑賞して楽しむ方もいます。 しかし、骨董品の中には、鑑定書が付帯されていないものもしばしばあります。 骨董品における鑑定書の価値を知ることで、骨董品の価値がどのように決まるかが見えてくるでしょう。 この骨董品は本物?鑑定書が証明するもの 骨董品に置ける鑑定書は、骨董品が本物であることを証明するものと位置づけられています。 しかし、全ての骨董品に鑑定書がついているわけではなく、本物と証明する書類がない場合は、素人目で見分けるのは難しいでしょう。 骨董品の中でも、贋作の多いジャンルが存在します。鑑定書の重要性を知るとともに、骨董品の購入や買取時に贋作と疑える知識を身に付けることが大切です。 価値の高い骨董品には、偽物も多い… 骨董品を楽しむにあたって、良い品に贋作はつきものです。 日本画であれば、谷文晃や山下清、横山大観などは、贋作が多く出回っています。骨董品コレクターの間では、本物と贋作の見分け方が永遠の課題といわれています。しかし、素人の目では、精巧に作られた骨董品の真贋を見分けるのは難しいでしょう。 骨董品の中でも、高い確率で贋作の可能性があるジャンルは茶碗や徳利、盃などです。例えば、絵唐津茶碗や朝鮮唐津徳利、三島盃、粉引盃などが挙げられます。 骨董品の価値を証明する、鑑定書 鑑定書は、骨董品や古美術品に付随する鑑定書であり、作家の親族や専門の鑑定機関などが本物と判断した作品に付与されます。 別名「極書」と呼ばれており、鑑定書に記載される内容は、作者名、作品名、鑑定者名です。 紙や札に自筆で鑑定結果を記載し、最後に花押もしくは、印を押すのが一般的とされています。 鑑定書は、紙の書類として保管されているイメージがありますが、箱に直接記載されている場合もあります。 鑑定書や箱書があれば真贋を判断しやすくなりますが、鑑定書や箱書の証明書自体が偽物のパターンもあるため、骨董品の購入時には細心の注意を払わなければなりません。 鑑定書がないと骨董品に価値はない? 骨董品を購入したり楽しんだりする場合、鑑定書は必須なのでしょうか。 鑑定書が骨董品を本物であると証明する書類だとすると、鑑定書のついていない骨董品は、価値がないように感じてしまうでしょう。 しかし、骨董品を自宅で楽しむ分には、鑑定書がなくても問題ないでしょう。骨董品を売買せず鑑賞するだけであれば、偽物であったとしても特に不都合はなく、誰にも迷惑をかけないためです。 なお、骨董品に鑑定書がついていなくとも、売買に直接的な影響はありません。鑑定書がなくても、プロの鑑定士であれば作者の署名や作成時期から真贋を見極めることが可能です。 また、骨董品の状態から品質の評価を行い、査定額を導き出してくれます。しかし、ポイントをおさえていたとしても100%偽物を回避することは難しいといえます。十分な知識や経験を持ち合わせていなければ、専門家でも見極めが困難となる場合もあるでしょう。 そのため、もし取引や売買を検討しているのであれば、取り扱い実績や鑑定実績のある業者に必ず見積もり査定の依頼をお勧めします。 また、鑑定書がないと、買取できない、価値が付かないと判断するような業者は避けましょう。 骨董品には贋作による事件もあった 鑑定書がなくても、経験と知識が豊富な専門業者であれば、適切な買取価格を提示してくれる可能性があります。 しかし、プロでも真贋の見極めが難しいケースもあるため、鑑定書があるに越したことはありません。過去には、真贋の見極めが難しい精巧な贋作が市場に出回り、事件になったこともあります。 永仁の壺事件 1959年に発生した事件は、永仁の壺事件と呼ばれています。 1924年(永年2年)の銘を持つ瓶子が、鎌倉時代の古瀬戸の傑作であるとして、国の重要文化財に指定されました。しかし、その直後に瓶子が偽物であると疑いをかけられ、登録から2年後に重要文化財の指定が取り消されているのです。重要文化財に推薦した文部技官が引責辞任したり、美術史学会、古美術界、文化財保護行政を巻き込んだりと、大スキャンダルに至った事件といえます。 専門家をもってしても、真贋の見極めがいかに難しいかがわかるでしょう。 戦前戦中の陶芸家が制作したものであり、鎌倉時代の釉薬に用いられた素材の元素とは異なる釉薬が用いられていたことが、永仁の壺が贋作であると発覚した経緯です。 春峯庵事件 春峯庵事件とは、1934年に発生した肉筆浮世絵の大規模な偽造事件です。 1934年、東京美術倶楽部に峯庵なる旧家の所蔵品として、東洲斎写楽や喜多川歌麿などがオークションに出品され、入札会が開かれました。世紀の大発見と取り沙汰されましたが、のちに全てが贋作であるとわかります。画商や絵師が共謀して贋作を作成したことがはじまりで、美術史権威で推薦文を寄稿した笹川臨風までもが共謀したとして、拘留される騒ぎに発展しました。 こちらも専門家をもってしても本物か偽物かを判別できなかった事件です。 この事件の結果、研究者や画商、コレクターは肉筆浮世絵に対して積極性を失い、一時期浮世絵に関する研究も進まなくなりました。贋作に惑わされることで、社会に対する悪影響が甚大であるとわかります。 鑑定書は骨董品購入・売却の際の重要な判断基準 偽物が混ざりやすい骨董品の例や偽物にまつわる事件がわかったことで、見極めの難しさも伝わったことでしょう。 もし、自宅で骨董品をお持ちで、取り扱いに困っているのであれば、一度知識や経験が豊富なスタッフによる査定を受けてみてはいかがでしょうか。鑑定書があれば、その評価にも期待できることでしょう。
2024.10.28
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その石、実は骨董品かも?高価買取が期待できる銘石・鑑賞石とは
石の中には、鑑賞石やパワーストーンと呼ばれるものがあります。 骨董品としての価値が認められれば、高価買取も期待できるでしょう。 鑑賞石やパワーストーンは買取してもらえる? 日本には美しい石を愛でる文化があり、鑑賞用の石を鑑賞石と呼びます。 鑑賞石には鎌倉時代から歴史があり、現代でも多くのコレクターがいます。 自宅にある石…価値ある銘石・鑑賞石かもしれません 石は山や川などの自然の中から公園や道端などまであらゆるところにあるため、価値はないと思われがちです。 しかし、銘石や鑑賞石は違います。骨董品の一つとして、コレクターも多い銘石や鑑賞石は、専門業者に買取してもらうことも可能です。 鎌倉時代に生まれたといわれる銘石や鑑賞石を愛好する文化は、元は天皇や貴族、武士などの上流階級の人々に楽しまれていました。しかし、昭和時代には大衆の間にも広まり、1960年代ごろには「石ブーム」と名付けられるほど大流行しました。 自宅の蔵や庭にある石は、価値ある銘石や鑑賞石の可能性があります。処分を考えている方は、一度買取を依頼してみてはいかがでしょうか。 美しい天然石やパワーストーンも人気 水晶や翡翠などの美しい天然石には、古くから特別な力が宿っていると考えられています。 これらの石は、パワーストーンとも呼ばれています。天然石やパワーストーンを集めたり身につけたりするのは、日本だけでなく世界各地で見られる文化です。 人気の天然石やパワーストーンも、骨董品としての価値があります。 不要な場合は、買取を検討しましょう。 骨董品価値のある石の種類 天然石の種類によって、骨董品としての価値には違いがあります。 特に高い価値があるとされている石の種類を押さえておきましょう。 菊花石(きっかせき) 菊花石とは、菊の花のような模様が入った石のことです。鑑賞石の最高峰と呼ばれ、人気を集めてきました。 玄武岩などの石に何らかの理由で内部にヒビが入り、放射状の模様ができるといわれているものの、詳しいことは分かっていません。 日本では、岐阜県で採取できる根尾谷の菊花石が最も有名です。 しかし、1952年に天然記念物に指定され、この地域での石の採取は禁止されています。そのため、現在流通している菊花石は、天然記念物指定前に採取されたもの、もしくはほかの地域で採れたものです。 菊花石は希少性が高いため、石ブームの際には、1,000万円もの価格で取引されたこともあります。 梅花石(ばいかせき) 梅花石とは、梅の花のような小さな白い模様が表面についた石のことです。 その美しい見た目から、「菊花石」や「桜石」と合わせて日本三大奇石と呼ばれます。 梅の花のように見えるのは、3億年以上前の古代生物であるウミユリの化石です。ウミユリは深海に棲むため、梅花石は水辺で多く産出されます。 主な産地は、北九州の門司港付近や北海道の空知川周辺です。 梅花石は、学術的にも貴重とされているため、福岡県では天然記念物に指定し、採取を禁止しています。 碧玉 (へきぎょく) 碧玉とは、昔から勾玉やアクセサリーの材料として使われてきた宝石です。 「碧」とは、深い青を指す言葉であるものの、碧玉が青いとは限りません。赤や黄色、青緑などさまざまな色が入り混じっているのが一般的です。 碧玉の主な成分は石英です。 しかし、内部に酸化鉄やクレイ粘土などの不純物が混ざることで複雑な色合いが生まれたとされています。 碧玉は、現在でも宝石として価値があります。 特に、表面の模様が美しいものや、なめらかに磨きがかけられたものは、買取価格が高くなりやすいでしょう。 孔雀石(くじゃくいし) 孔雀石は、美しい緑色を特徴とする鉱石です。 表面のマーブル状の模様が、孔雀の羽のように見えることから日本語では孔雀石と呼ばれています。英語ではマラカイトといい、主にアクセサリーの材料として流通しています。 また、鉱物の中では柔らかく加工しやすいことから、削って絵の具の材料とすることもありました。古代エジプトの女王クレオパトラが愛用したアイシャドウは、孔雀石を原料としていたといわれています。 高額買取されやすい孔雀石は、美しい模様を持つものです。 一方、傷があると価値が下がりやすくなります。 孔雀石は、特に柔らかく傷つきやすいため、保管の際は注意しましょう。 紫水晶(紫石英/アメジスト) 紫水晶は、名前の通り紫色を特徴とする水晶です。 紫石英やアメジストと呼ばれることもあります。 ライラックのような淡い色から、黒に近い紫までさまざまあり、一般的に色が濃いほど価値が高いとされています。 2月の誕生石であり、装飾用としてもよく使用される宝石です。 ブラジルの大規模な産地が有名で、日本国内では宮城県や鳥取県で産出されています。 翡翠(ひすい) 英語でジェイドとも呼ばれる翡翠は、日本や中国のほか、中南米などで人気のある宝石です。 特に中南米のアステカ文明では、金よりも価値があるとされ、主に支配階級に珍重されていました。 エメラルドグリーンのような神秘的な色合いから、日本や中国では成功と繁栄、不老不死などを象徴する石だと考えられてきました。日本では、約7000年前から翡翠を加工していたことが分かっており、縄文時代の遺跡から勾玉 といった製品として出土したことがあります。 2016年には、日本の国石に指定されました。また、中国では腕輪をはじめとする装飾品や器として加工されたり、彫刻を施した上で置物として使われたりしていました。 翡翠は、エメラルドと同様に5月の誕生石であり、パワーストーンとしても人気があります。 上記のほかにもオニキスやターコイズ、トパーズなどが人気の天然石です。 特に細工を施したものは、骨董品としての価値が期待できるでしょう。 鑑賞石にはどのくらいの骨董品価値がある? 鑑賞石の相場は、種類や大きさなどによって異なるものの、一般的に数万円〜数十万円といわれています。 高額で取引されることが珍しくなかった昭和の石ブームのころに比べると、現在の相場は落ち着いているといえるでしょう。 一方で、菊花石や梅花石のように過去数十年の間に採取が禁止され、現在では以前よりも希少価値の高くなった石もあります。 鑑賞石の中には、価値が分かりにくいものもあります。ただの石のように見えても、不用品として処分せずに査定を依頼するのがお勧めです。 骨董品価値のある石を査定してもらおう 銘石や鑑賞石、パワーストーンなどと呼ばれる石は、骨董品としての価値が高く、現代でも人気があります。 中には、現在新たに採取することが禁止されている石もあります。 そのような石は、希少性が高いため高価買取が期待できるでしょう。 実家の整理で出てきた石の処分に困っているという方は、骨董品買取業者に相談しましょう。 以下のランキングでは、お勧めの骨董買取業者を紹介しています。複数の業者にまとめて見積もりを依頼することもできるため、効率的です。 価値のある石を持っている方はもちろん、価値があるかどうか分からない石も、一度プロの査定士に相談してみてはいかがでしょうか。
2024.10.28
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骨董品をまとめて買取してほしい!コツやポイントを伝授します
骨董品をまとめて処分したい方は、買取してもらいましょう。 業者によっては、大量の骨董品をまとめて買取できます。多くの時間をかけずに、高く売れるかもしれません。 骨董品をまとめて買い取ってほしい 大量の骨董品を処分する方法として、ごみとして捨てる方法があります。 しかし、骨董品の中には大きいものや重いものもあるため、捨てるのに費用がかかるかもしれません。 また、一見ガラクタのように見えても、高い価値がある可能性も考えられます。そのため、まとめて捨てるのを躊躇する方も多いのではないでしょうか。 一方で、数多くの骨董品を一つひとつ整理するのは大変です。「骨董品をまとめて買い取ってほしい」というときには、骨董品専門の買取業者がお勧めです。 その骨董品には価値があるかも?! 実家の片づけや相続などで骨董品が出てくることがあります。必要なければ処分しようと思う方もいるでしょう。 骨董品を処分する際は、捨てるよりも買取がお勧めです。 プロに鑑定してもらうことで、思いがけない価値があると分かるかもしれません。 まとめて買取はラクだけど損するかも 骨董品を買取できる業者として、遺品整理業者や不用品回収業者などがあります。 これらの業者は、骨董品以外の不用品もまとめて引き取りしてくれるため、楽なのがメリットです。骨董品の中には、いくら思い入れがあっても値段がつかず、処分するしかないものもあります。 また、不用品の量が多くて、一つひとつ整理する時間が取れない方もいるでしょう。急いでいる方や手間をかけたくない方には、まとめて買取できる業者は魅力的といえます。 一方で、まとめて買取してもらうことで損する可能性に注意しましょう。まとめて買取する場合、一点ずつ査定するのに比べて買取価格が低くなることがあります。また、業者が骨董品について詳しくない場合、本来の価値を見落としてしまう可能性も考えられます。 不用品の中に価値が高い骨董品が含まれていることに気付かないで、手放してしまうおそれもあるのです。 遺品整理や実家の片づけは、時間をかけずに終わらせたい方が多いでしょう。しかし、楽だからといってまとめて買取してもらうと、知らないうちに価値の高い骨董品を低い価格で売却してしまい、損するかもしれません。特に骨董品は、プロの鑑定士でないと価値が分かりにくいものも少なくありません。 骨董品だけでも、専門知識を持つ買取業者に依頼するのがお勧めです。 どんな買取業者に相談すべき? 骨董品の買取は、信頼できる業者に依頼しましょう。 信頼できる業者を見分けるポイントは以下の3つです。 ・骨董品の価値が分かる、査定ができる ・実績がある ・見積もり無料、かつ相見積もりを嫌がらない 骨董品買取の実績の多い業者であれば、相場を踏まえた価格で買取してもらえるでしょう。 一方で、以下のような業者には注意が必要です。 ・骨董品専門でない遺品整理業者、不用品回収業者 ・買取を急かしてくる業者(相見積もりを嫌がる業者) 骨董品買取の知識がない業者は、相場よりも安い価格を提示してくる可能性が少なくありません。 また、引取費用がかかるケースもあります。相見積もりを嫌がり、契約を急ごうとする業者も信頼できないため注意が必要です。 まとめて買取依頼をする前に確認したいこと 急いでいる場合や、実家が遠方にあり時間が限られている場合などには、骨董品をまとめて買取してもらうこともあるでしょう。 まとめて買取してもらう際、少しでも高く買取してもらうコツがあります。 少しの工夫で、買取価格が大きく変わるかもしれません。 付属品や箱などは捨てないで! 骨董品に付属品や箱があれば、買取の際に一緒に査定してもらいましょう。 買取価格が高くなる可能性があります。 例えば、陶磁器は多くの場合、桐の箱に入っています。 この箱に作者名や作品名が刻印されていることがあるため、誤って捨てないように注意が必要です。箱自体に価値があるほか、刻印から中に入っている骨董品の作者名や作品名などが分かれば、高価買取につながると期待できます。 また、鑑定書や図録などの付属品も、一緒に査定してもらうことで買取価格アップが期待できるアイテムです。 特に鑑定書があれば、骨董品が本物だと証明できます。もし見つけたら、忘れずに査定士に見せましょう。 汚れやシミはそのままにして! 当然のことながら骨董品は古いものが多いため、汚れやシミがついていることがあります。少しでもきれいなほうが高く売れるのではないかと思う方もいるでしょう。 しかし、骨董品の汚れやシミをクリーニングするには、特殊な技術が必要になることもあります。もし汚れやシミが気になっても、自分で掃除することは避けてください。 骨董品は、少し触れるだけでも傷がついたり壊れたりする可能性があります。掃除しようとして傷がつけば、買取価格は下がってしまうかもしれません。あえて自分では触らず、そのままの状態で査定してもらうことが大切です。 骨董品を専門に買取している業者は、傷つけない取り扱い方法を熟知しています。骨董品を見つけたらできる限り触れずに、業者へ任せることをお勧めします。 高額買取が期待できる骨董品の例 骨董品と一口にいっても、さまざまな種類があります。 高額買取が期待できるのは以下の6種類です。 ・掛軸 ・茶道具 ・絵画 ・陶磁器 ・刀剣 ・香木 これらの種類は、買取できる業者も多いため高く売れる傾向にあります。 また、同じ種類の骨董品であれば、有名作家や人気作家の作品ほど高額買取してもらいやすくなります。 以下は、高額買取が期待できる有名作家・人気作家の例です。 掛軸:富岡鉄斎、棟方志功など 絵画:歌川広重、岸田劉生など 陶磁器:酒井田柿右衛門、河井寛次郎など なお、刀剣や香木は、最近海外でも注目されており、価格が高騰する傾向にあります。 買取価格も同様に上昇しているため、高額買取が期待できるでしょう。 クチコミやランキングからおすすめ業者を見つけてみよう 遺品整理や片づけで骨董品をまとめて処分する方には、買取がお勧めです。全国で多くの業者が骨董品の買取を行っています。 ただし、選択肢が多いため、どの業者を選ぶべきか、かえって迷ってしまう方もいるかもしれません。 業者選びに迷ったときは、骨董品買取業者ランキングやクチコミを参考にしてみましょう。 実績や買取方法を基準に希望に合う業者を選んだり、複数の業者にまとめて問い合わせしたりすることも可能です。急いでいる方でも、信頼できる業者を効率的に探せるでしょう。
2024.10.28
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相続した実家の蔵に眠る骨董品は買取してもらえる?
骨董品と聞くと、高価なものや希少なものを想像して、意外なほど身近にあるのに気が付かないことがあります。 例えば、実家の蔵に使われず保管されている家具や食器、絵画や掛け軸などの中に、先祖・家族から伝わる骨董品が眠っている可能性があるのです。 実家の蔵にある骨董品を買い取ってほしい 最近は実家に蔵がある家は少なくなってきました。 蔵がある場合には、先祖や家族によって大切にされていた骨董品が、再び日の目を見ることを待ち、眠っている可能性があります。骨董品とは、古いものの中で、特に希少性や芸術的・文化的な価値が高いものを指すのが一般的です。 もしも、遺品の整理や相続、物件売却などで蔵の整理が必要になった際に、価値が知られていない骨董品は、そのまま捨ててしまうかもしれません。 また、不用品もすべてまとめて買い取ってほしい場合もあるでしょう。 蔵にある品物が骨董品かどうか分からないとき、不用品の処分も兼ねて買い取ってほしい場合など、どう対応するべきなのでしょうか。 骨董品らしきものが出てきたとき 実家の蔵を整理していると、骨董品らしきものが出てくることがありますが、専門的な知識のない一般人には、価値のあるものかどうか判別できません。 骨董品は古いもの(一般的には100年以上前のもの)かつ、高い文化的・美術的価値を持つものとされ、その価値は作者や製作年代、保存状態などさまざまな要素によって決まります。しかし、蔵に眠っている骨董品らしき品物の価値を正確に見極めるのは困難です。 このような場合には、いくつかの方法が考えられます。 骨董品買取業者へ相談 何事も、困ったときにはまず専門家の意見が大切です。 骨董品らしきものを発見したら、骨董品買取業者に相談するのが良いでしょう。 骨董品買取業者には、骨董品の種類や価値に精通した専門家がおり、骨董品の適正な価値を査定してくれます。ただし、買取業者によって専門とする骨董品の種類が異なるため、適正な価格を見定めるためには、複数の業者への見積もり依頼がお勧めです。 また、出張査定や宅配買取のサービスを提供している業者もあり、蔵を整理したい場合に重宝します。 遺品整理・不用品回収業者へ相談 何らかの理由により、骨董品回収業者に相談するのが難しい場合や、骨董品以外の物品も一緒に処分したい場合などは、遺品整理・不用品回収業者へ相談する選択肢もあります。 遺品回収業者・不用品回収業者であれば、蔵や倉庫の中のものをまとめて引き取ってくれるため、処分が目的であれば非常に便利です。しかし、回収業者の中には、骨董品の査定や買取に対応してくれる業者もありますが、査定価格の理由などを詳しく教えてくれない場合もあります。 また、回収が専門の業者では、骨董品の価値を見逃すこともあり、価値の高い骨董品を安く買い取られてしまうリスクも考慮すべきです。 蔵の整理のために遺品整理・不用品回収業者に依頼する場合は、事前に費用や条件を詳細に確認しておくことをお勧めします。 ネットオークション、フリマなどで売却 自分である程度の価値を見極められるものを売る場合や、どうしても希望の金額以上で売りたい場合には、ネットオークションやフリマアプリ・フリーマーケットなどで自ら売却する方法もあります。 ネットオークションやフリマアプリでの売却は、査定のために業者に来てもらう手間が省けることや、自分で価格を設定できる点がメリットです。 買い手との条件がうまく合致すれば、買取業者に依頼するよりも高い値段で売れる場合があります。 しかし、実は高価な骨董品の価値を知らずに安く売ってしまったり、いつまでも売れなかったりといったリスクがあると理解しておかなければなりません。売却や発送など、対応に手間がかかることもデメリットです。 価値があるものがあるか全く分からないとき 実家の蔵の中には、ひょっとしたら値打ちの高い骨董品が眠っているかもしれませんが、その価値を的確に判断するのは非常に困難です。 蔵や倉庫の中にあるものの中に骨董品があるか分からない場合は、以下のような手順で対応してみてはいかがでしょうか。 02:骨董品の可能性がある場合、サイン・落款や付属品を確認してみる 明らかに骨董品ではないものを分別したら、骨董品の可能性があるものにサインや落款、箱や鑑定書などの付属品がないかどうかを確認します。 作家が作品に記した署名や印のことを落款といい、サインや鑑定書と同様に作品の年代や産地を判断する有効な手がかりとなります。 また、箱や袋、証明書、鑑定書などは、作品の真贋や保存状態を証明する役割を果たしてくれるでしょう。 03:骨董品買取業者へ相談してみる 蔵から出てきた骨董品と思われる品物が、本当に骨董品の可能性があれば、骨董品買取業者に持ち込んで相談してみましょう。 骨董品かもしれないと分かっただけでは、まだどの程度の価値があるものなのか分かりません。 実際にどれくらいの価値があるかは、専門知識と経験を持つ業者によって判断してもらうのがお勧めです。査定金額の根拠を尋ねられる点も利点といえるでしょう。 事前にどのような骨董品を査定してほしいのかを伝えておくと、査定がスムーズに進行します。また、複数の業者に相談して、おおよその相場を知っておくことも大切です。 04:ネットオークションなど自分で売却を試みる 骨董品買取業者で、骨董品としての価値はないと判断された場合や、自分で価格を設定して売却したい場合には、ネットオークションやフリマサイトなどを利用しましょう。 骨董市やフリーマーケットに参加できるのであれば、そこで売却するのもお勧めです。 オークションやフリマであれば、骨董品としての価値がないものでも、必要としている人がいる場合もあります。買取業者で価格がつかなかった品物が、意外にも高く売れることも珍しくありません。 ただし、売却にかかる手間や、値下げ交渉への対応など、それなりの労力がかかることを念頭におきましょう。 05:遺品整理・不用品買取業者へ引き取ってもらう 複数の買取業者で骨董品としての値打ちがないと判断され、それでも処分や売却を進めたい場合は、遺品整理・不用品買取業者へ引き取ってもらうことを検討しましょう。 遺品整理業者とは、亡くなった人の所有していた物品を、貴重品や形見・不用品などに分類・整理する専門業者を指します。 遺品を手早く分類して蔵のものをすべて持っていってくれるため、なるべく時間をかけず効率的に遺品を整理したい場合に便利です。 一方で、不用品回収業者は、家や倉庫にある不用品を処分する業者であり、品物の仕分けや分類は、依頼者側で行う必要があります。 すぐに蔵を整理したいときにはどうすればいい? 遺品整理や相続、物件売却などの理由で、すぐにでも蔵を整理したい場合には、どうすれば良いのでしょうか。 蔵や倉庫の中に骨董品らしきものがある場合は、まずは骨董品買取業者に相談するのがお勧め。骨董品の価値に詳しい専門家が、適正価値を査定し買い取ってくれます。 査定に来てもらう前に、骨董品の量や保存状態などを伝えておくと、スムーズに査定・買取作業を済ませられるでしょう。 業者によっては家具や食器、衣類、雑貨、家電などを買い取ってくれたり、買取業者を紹介してくれたりする場合もあります。処分したい物品が多い場合は、出張買取サービスを依頼することも可能です。 先祖・家族が大切にしてきた蔵だからこそ、整理は慎重に行いたい 蔵の中には、先祖・家族が大切にしてきた品物が保管されています。 遺品整理や相続・物件売却そのほかの理由で、蔵の中を整理する必要がある場合は、形見の品の選別をして、売却・処分できるものは、なるべく専門の業者にお願いしましょう。先祖・家族が大切にしてきたものが収められた蔵だからこそ、整理や処分は慎重に行いたいものです。
2024.10.19
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骨董品を高く売るコツ、教えます
骨董品は高く売れる場合があると知り、自宅にある骨董品を売りたいと考える方は多いかもしれません。 しかし、初めて骨董品を売る際には、どのようなものに価値があるのか、どうやったら高く売れるのかわからずに諦めてしまうこともあるでしょう。 高く売るためには、骨董品の価値がどのような要素によって決まるのかを知っておく必要があります。 骨董品を高く売りたい!売るためのコツやポイントとは 知人や親戚からもらったり、自宅の倉庫から出てきたり、骨董品は案外身近なところにあるものです。 忘れるほど昔に自分で買ったものが、実は値打ちものだったということもあるでしょう。しかし、実際に骨董品を売却したことがある方は、意外に少ないかもしれません。 骨董品をできるだけ高く売るために、どのようなコツやポイントがあるのでしょうか。 骨董品に価値はある? 骨董品とは、ただ単に古いものを指すのではなく、古くて希少価値のあるものを指します。古いだけで価値のないものは、骨董品ではなく古物やガラクタなどと呼ばれます。 骨董品の多くは工芸品や美術品であり、その価値は、作家や年代、素材、作品の状態などで決まるのが一般的です。 作家物かどうか 有名な作家による骨董品を作家物と呼び、作家の持つ技術や独自性・名声などにより、骨董品の価値が決まります。 骨董品が作家物であるかを判断するためには、作品に刻まれた落款(作者の署名や印)の有無や銘、サインなどの確認が必要です。ただし、落款やサインがあったとしても偽物の可能性があるため、しっかりとした知識と経験のある専門家の目利きを頼るのが良いでしょう。 作家物は、希少性が高いものほど価格が高くなるのが一般的で、需要が高いものほど高額な買取価格がつきます。例えば、焼物の場合、有田焼の名跡である柿右衛門の作品は、数十万円から数千万円の価格で取引されるものもあるのです。落款やサインは、作品に付属する箱や袋に記載されていることもあり、それらも大切に保管しておく必要があります。 いつ頃作られたものか 骨董品の価値を決定づける要素として「いつごろ制作された作品なのか」は、非常に重要です。 骨董品は、古ければ良いというものではありませんが、古いものほど価値が高くなる傾向はあります。 古いものには、歴史的価値があるということもありますが、もっと大きく影響するのは「希少性」です。骨董品は、希少なものほど価値があります。 古いものは、現存する数量が少なくなるため、より古いものの方が希少価値が高まる傾向があるのです。 作家や時代、骨董品の種類によって、制作された年代と流通量に違いがあるため、古ければ価値が高いと断定はできません。しかし、骨董品がいつ頃作られたかを知ることで、適正な価値を判断しやすくなるのは確かでしょう。 素材は何でできているか 骨董品の素材が何かということも、価値を決定づける大切な要素です。 作られたものの種類にもよりますが、骨董品の素材には金属や石・木・陶磁器・動物の骨など、実に多様なものが使われています。 希少性の高い素材が使われているものは、骨董品としての価値も高くなるのが一般的です。骨董品に使われている素材で価値の高いものとしては、象牙や翡翠、琥珀、金、真珠などさまざまなものが挙げられます。 希少性の高い素材があしらわれているものは、高い身分の者が作らせた作品であることも多く、歴史的価値や美術的価値が高いと考えられるのです。 保存状態は良いか 骨董品の価値は、保存状態の良し悪しにより大きく変動します。 骨董品は大半が数十年、数百年前のものであり、経年による劣化や保管状況による破損・汚損の程度は非常に重要です。 保存状態が良ければ、骨董品が本来持っている美しさや品質が保たれているため、価値が高まります。また、保存状態が良いほど、作品が作られた当時の文化や歴史をより正確に伝えてくれるでしょう。 骨董品を良い状態に保つには、骨董品の種類に合った保存方法を慎重に選択する必要があります。例えば、紙に書かれた作品である絵画や掛け軸は、湿気や紫外線が大敵で、不適切な環境で保管した場合には、著しい劣化は避けられません。 骨董品を高く売るためには、温度や湿度・紫外線・虫・衝撃などに注意し、良い状態を保つ工夫が不可欠です。 見積もり金額に納得がいかない… 遺品整理や不用品の回収のため、意を決して買取業者に相談したものの、提示された見積もり金額に納得がいかない。 そのようなときには、どう対処するのが良いのでしょうか。 別の業者にも相談してみる 見積もり金額に不満があり、どうしても納得がいかないという場合は、思い切って別の業者にも相談を持ちかけてみるのがお勧めです。 骨董品の価値はさまざまな要素によって決まるため、買取業者によって提示してくる金額が異なる場合があります。その業者が専門とする分野や在庫の状況によっても買取価格に差が生じるため、複数の買取業者に見積もりを依頼して、おおよその相場を把握することが大切です。 相見積もりによって競争原理が働き、買取価格を上げる業者があるかもしれません。 査定理由を聞いてみる 見積もり金額に納得がいかない場合は、なぜその査定金額になるのか、理由をしっかりと尋ねてみるのも良いでしょう。 買取業者は、骨董品の買取価格を決定する際に、作家や年代、素材、保存状態、希少性など、さまざまな要素を判断材料としています。査定理由を聞くことで、骨董品の価値を決定する要素について知れるため、今後の参考にもなるはずです。査定理由を教えてもらえない場合や、査定理由にも納得できない場合は、相談する業者を変えた方が状況の改善につながるかもしれません。 時期を見直す・売却しない 提示された買取価格にどうしても納得がいかない場合、売却する時期を見直すか、売却しないという選択肢もあります。 時期により価格が変動するものだといわれた場合は、できるだけ高く売れる時期まで待つのが賢い選択といえます。 すぐにでも売却する必要がなければ、価格が上がるまで待つのも良いでしょう。 ただし、骨董品の価値は需要と供給のバランスによって決まり、現在は価値があるものでも将来的に価値が上昇または維持されるとは限りません。 経年による劣化も価格低下のリスクです。 価格の流動性が大きいものを売却する場合は、売却の時期を見極める必要があります。 自分の希望価格を優先させたい 自分の売りたい希望価格が明確にあり、その金額を優先させたい場合は、買取業者ではなく自ら価格を設定して売却することも可能です。自分で価格を決めて売るには、オークションサイトやフリーマーケットやフリマアプリ・骨董市などを利用するのが良いでしょう。 価格設定や需要によっては、買取業者に依頼するよりも高額で売れる可能性があります。 ただし、オークションで希望金額に達しなかったり、フリマで値切り交渉されたりする可能性があることも覚えておきましょう。 適正な価格設定と商品の陳列・売却まで、一切の作業を自らする手間がかかることもデメリットです。 骨董品は市場ニーズで決まるからこそ、実績多数の業者へ相談したい 骨董品の価格は、その品物をどれくらいたくさんの人が欲しいと思うのか、つまり市場ニーズによって決まります。 そして、市場のニーズを正確にキャッチするのは非常に難しいことです。 骨董品を売る場合には、自分の希望価格を優先させたいと考えて、フリマアプリやオークションサイトなどで売却するという場合もあるでしょう。 しかし、市場ニーズはさまざまな要因により変動するため、価格を自分で決めるのは難しく、売れないリスクも伴います。 そのため、骨董品の買取には、実績多数の買取業者に相談することをお勧めします。 経験と実績のある買取業者ならば、骨董品の専門知識を持ち市場価格も把握しているため、適正な査定額を提示してくれるでしょう。
2024.10.18
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骨董品は売れない?高値で買ってもらう方法とは
自宅や実家、祖父母の家に大昔の掛け軸や人形、食器類が放置されているケースは珍しくありません。 著名な骨董品なら高値で買い取ってもらえる可能性はありますが、実際にその品物にどれくらいの値がつくのか、一般的にはわかりづらいものです。 特に、骨董品は定価がある代物ではないため、似たようなデザインでも大きく価値が異なります。 骨董品の買取では「こんなに価値がある物だったの?!」と驚かれる場合もあれば「すごい価値があると思っていたのに……」とがっかりされるケースも珍しいことではありません。骨董品の買取や売却では、物の価値を精査する審美眼が必要なのです。 骨董品は売れない?骨董品の売り方とは 価値のある骨董品を安値で手放さないためには、売り方が重要です。 生活用品や家具家電なら、フリマアプリやリサイクルショップで売る方法が主流ですが、骨董品の場合は必ずしも同じ手段がベストとは限りません。 売る方法によってメリットデメリットがあるため、売りたい品物や処分の必要性に応じて最適な選択をしましょう。 ネットオークション・フリマアプリで売る ネットオークションやフリマアプリは、手軽に不要な品を出品して売れるのが魅力です。 商品に好きな金額を設定でき、購買意欲の高いユーザーの目にとまりやすいメリットもあります。しかし、価値がわからなければ値段をつけづらいため、価値のある品を相場より安い価格で売ってしまうかもしれません。サービスのマージン(手数料)にも注意しましょう。 また、出品・購入者への対応・発送など、一連の手順を自分で対応しなければなりません。トラブルが発生した場合は、返金や謝罪の対応も必要なため、ある程度リテラシーを持って取引に臨む必要があります。 ネットオークションやフリマアプリは、良くも悪くも自己責任で行う売却手段といえるでしょう。 骨董市・フリーマーケットで売る 定期的に催事場やショッピングモールで開催される骨董市やフリーマーケットは、不要な骨董品を売るチャンスです。 フリーマーケットなら骨董品だけでなく、不用な生活用品や手芸品を売ってもよいでしょう。商品を陳列して来店客と直接やりとりでき、商売する楽しさも味わえるのが魅力です。フリー出店は出店費用がかかるため、ある程度商品数が多い場合にお勧めの手段といえるでしょう。 ただし、商品を陳列する特性上、確実に売れる保証はありません。売れ残った分は持って帰らなければならないため、商品は選別するのをお勧めします。 また、価格交渉の可能性もあるため、設定価格にある程度幅を設けましょう。 リサイクルショップ・質屋へ売る リサイクルショップや質屋は全国に店舗があるため、お住まいの地域に関係なく誰でも気軽に利用できます。 質屋の場合は、骨董品に備わっている宝石や貴金属単体で査定してもらえるため、買取の可能性は高いといえるでしょう。 リサイクルショップなら、骨董品だけでなく不用な生活用品や家具家電もまとめて売れるのが魅力です。 ただし、場所によっては骨董品を鑑定するスキルがなく、正確な価値を見いだしてもらえない場合もあります。査定額も店舗によって異なるため、複数店舗での比較検討をお勧めします。 遺品整理業者・不用品買取業者へ売る 不要品や価値があるかわからない代物を売るには、遺品整理業者や不要品買取業者がお勧めです。 例えば、故人の持ち物を自分で処分しなければならないとき、家にある物を一つひとつリサイクルショップや質屋にだしていては、大変な手間がかかるでしょう。 遺品整理業者・不用品買取業者では、骨董品に限らず、家電やおもちゃなどジャンルを問わずまとめて査定してもらえるため、処分する手間がかかりません。 一方、買取にできない代物やゴミ・不用品の回収を兼ねている場合も多く、処分費用や出張費用がかかる点には注意が必要です。 また、遺品整理業者・不用品買取業者は、骨董品を専門に取り扱っているわけではないため、買取価格は低い傾向があります。 営業許可を得ていない悪質な業者も存在するため、利用の際は必ず営業許可をもらっている旨を確認しましょう。 骨董品買取専門店で売る 骨董品買取専門店は、骨董品専門の鑑定士による査定を受けられる場所です。 ほかの場所では価値を見いだしてもらえなかった骨董品も、鑑定によって価値がつく可能性があります。絵画や掛け軸など、傷や汚れに敏感な芸術品を売却する際にお勧めです。 正確に鑑定する分、細かい傷や汚れも正確に見抜かれますが、場合によっては高額買取も期待できるでしょう。ただし、悪質な業者だと価値のある代物を価値がないと偽って、安い価格で買いたたかれるかもしれません。 店舗を探す際は、信頼できるところを探しましょう。 骨董品が売れない理由 骨董品は、価値がないと思った物に値がついたり、価値があると思った物がただのガラクタだったりするものです。 売れない骨董品には、それ相応の理由があります。 あまり価値のないものだから 骨董品のなかには、ただ古いだけで価値のない物が多数存在します。 例えば、江戸時代に大衆が使っていた箸や衣類は、著名な人物の作った物でない限り値はつきにくいでしょう。 古いからといって、必ずしも価値があるとは限りません。 価値があるか判断できないから 骨董品の適切な価値を知るには、専門知識や鑑定スキルが必要です。 素人目で判断するのは難しいため、骨董品専門業者へ相談してみることを推奨します。骨董品が家にあるなら、共箱や落款など、作者を特定できる材料がないか探してみましょう。作者がわからないと価値がつかない可能性があります。 保存状態が悪いから 屋外で雨風や日光にさらされ続ける、湿度の高い場所でカビが生えているなど、保存状態が悪い骨董品は値がつかない場合もあります。 また、自分で掃除や修理をしたことで価値が下がるケースもあり得るため、基本的に骨董品に手をつけることはNGです。 骨董品の種類によって適切な保存方法は異なりますが、できるだけ状態が悪化しない環境で保管するのをお勧めします。 贋作(にせもの)だから 骨董品は著名な人物の作品ほど、多くの贋作が出回っています。これは現代で作られた物もあれば、当時の時代に作られた物も存在します。 贋作は素人目で判断が難しいため、骨董品専門の鑑定士へ相談するのがお勧めです。ただし、著名な作家による模写作品なら価値がつく場合もあり、思わぬ高額買取に発展するかもしれません。 骨董品をより高く売るには、実績ある買取業者へ相談 骨董品は価値の精査が難しいジャンルのため、悪い業者に引っかかってしまうと安い価格で売却してしまうリスクがあります。 そのため、骨董品を売るには信頼できる買取業者を選定することが大切です。 実績や評判のある業者なら、信頼できるといえるでしょう。 家で大切に保管されていた骨董品。売却するなら、正しい価値を見いだしてもらえる業者にお願いするのをお勧めします。
2024.10.18
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能面は買取してもらえる?骨董品価値があれば高額査定に期待!
現代の一般家庭では、能面はあまりなじみがないかもしれません。 しかし、日本の伝統芸能で用いられているお面のため、一度は目にしたことがある人も多いでしょう。 能面は、舞台で活躍しているだけではなく、販売市場でも価値あるものとして扱われています。 能面の価値を知るためにも、どのような場所で利用されているのか、能面が作られた時代、著名な面打ち師などにも目を向けてみましょう。 自宅にある能面は処分するしかない? 能面とは、能楽や神楽の舞台で用いられる日本の伝統的なお面です。 舞台での利用はもちろん、部屋の雰囲気を作るインテリアとして用いられる場合もあります。 時代や制作者によっては、市場価値が高くついていることも。 しかし能面は、一般的にはあまりなじみのないものです。 自宅で所有していても価値を知らずに処分してしまう場合もあるでしょう。能面の処分に迷ったら、まずは捨てずに買取査定の依頼がお勧めです。 能面は貴重な骨董品!高額買取が期待できます 古くに作られた能面や銘の入った能面、著名な面打ち師によって作られた能面は美術品としての価値をもっており、高額買取が期待できる骨董品です。 相続を受けた品物の中に能面があり、自宅に飾らず倉庫で眠っているものがあれば、一度査定に出してみましょう。 利用する機会がない場合は、鑑定を依頼して買取してもらうのも一つの手です 高価買取が期待できる能面とは 高価買取が期待できる能面ですが、すべてのものを高価買取してもらえるわけではありません。 高価買取をしてもらうためには、著名な面打ち師である、年代物である、共箱が残っているなど、さまざまな条件があります。 能面師(面打ち師)とは 能面を制作する人を、能面師・面打ち師と呼びます。 著名な面打ち師が制作した能面は、高価買取が期待できます。有名な面打ち師は、小倉宗衛・堀安右衛門・長澤氏春・長澤浄春などです。とくに、人間国宝である長澤氏春の能面は高額査定が期待できるでしょう。 また、能面には流派が存在しており、来歴によって価値が変動するのが特徴です。能面の裏側には、印刻や焼き印が入れられているケースも多く、能面を査定する上での判断基準の一つでもあります。 室町・桃山・江戸時代などの年代物 能面の価値は、作られた時代によっても左右されます。 とくに、室町・桃山・江戸時代に作られた年代物の能面は、価値が高いとされています。 共箱や箱書きがあるもの 能面自体に銘のないものでも、著名な面打ち師が制作した作品の可能性もあります。 面打ち師が誰であるかを確認するために、共箱が役に立ちます。共箱には、制作者本人を示す箱書きがされている場合があるのです。共箱は、制作者が自分の作品であると証明するために仕立てた箱です。 能面の価値を知るためにも、共箱をチェックしましょう。 能楽・神楽とは?能面にはどんな種類がある? 能面が用いられる能楽や神楽とは、どのような舞台なのでしょうか。 また、それぞれに用いられる能面の種類にも違いがあります。 能や神楽の歴史を知るとともに、使われてきた能面の種類を把握し、知識を買取査定の際に役立てましょう。 能と神楽の違い 能とは、室町時代に確立された日本伝統の古典芸能です。 面と美しい装束を身にまとい、能舞台で歌舞劇を行います。 神楽は、神さまをまつるために演じられる日本伝統の舞を指します。能との違いは、神前への奉納を前提としているかどうかです。 能と神楽どちらにおいても、古代日本で演じられていた伎楽面や舞楽の影響を受けて、舞台では能面を用いて舞が行われます。 能面の種類 能面は、主に次の5つの面に分けられます。 ・翁(おきな) 白式尉(はくしきじょう)・黒式尉(くろしきじょう)を表現した面です。 白い翁面と黒い翁面の2種類があります。 ・尉(じょう) 小尉・邯鄲男・皺尉・悪尉などを表現した面です。 老人を表すために用いられています。 ・男 少年や青年、盲目の少年、武人、半僧半俗などを表現した面です。 童子を表すこともあり、 身の丈ほどもある長い黒頭を装着し、霊的な存在として表現されています。 ・女 若い女性や中年女性、老女、鬼女などを表現した面です。 年齢によって面の表情に違いがあり、たとえば中年女性の面は若い女性の面よりも、幼さがなく頬がこけた作りをしています。 ・鬼神 怪士・黒髭・大飛出・小飛出・大癋見・小癋見・獅子口・痩男・天神などを表現した面です。 邪悪・悪霊・穢れ・邪心を追い払う怒りの表情をしています。 能では、主役を「シテ」と呼びます。能面は主にシテ方がつける面です。 有名な能の演目 能には、さまざまな古典演目があります。 源氏物語を題材とした『葵上』や、蜘蛛の糸に模した和紙が投げられる『土蜘蛛』、源義経の幼少期である牛若丸時代を題材とした『鞍馬天狗』、歌舞伎の定番である『勧進帳』のもとになった『安宅』などが有名です。 骨董品価値のある能面は実績ある買取業者へ相談を 日本の伝統芸能に用いられるだけではなく、骨董品としての価値を秘めている能面。 さまざまな種類の能面がありますが、価値をチェックするためには、制作した面打ち師や作られた時代などに目を向けることが大切です。 自宅の倉庫で眠っている能面をそのままにしておくのはもったいありません。 能面をお持ちの方は、一度経験豊富な鑑定士へ査定を依頼してみましょう。
2024.10.18
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骨董品の壺は買取してもらえる?高額査定が期待できるポイントとは
自宅や実家に何気なく置いてある壺が、実は大変値打ちのある骨董品だったら。 誰しも一度は考えたことがあるかもしれません。 骨董品としての壺は、壺の作者や作られた年代・歴史、有名産地のものなど、さまざまな要素により価値が決まります。 専門の業者に相談することで、自宅に眠る壺が実は値打ちものだったことが判明する可能性もあるのです。 自宅に眠る壺…骨董品かもしれません 自宅に昔から何気なく飾られている壺や、倉庫にいつからあるのかわからない壺などはありませんか。 壺は伝統的な工芸品であり、美しい形や色彩で見る者を惹きつけ、美術品としての価値が高いものもあります。そして、あなたの自宅に眠る壺にも、骨董品としての価値があるかもしれません。 もしも、骨董品として高い価値を持つ壺であれば、高額で買取してもらえる可能性は高いでしょう。しかし、自宅にある壺に骨董品価値があるかは、素人目にはわかりません。 そのようなときは、専門の買取業者に査定を依頼し、適正価格を見積もりしてもらうのがおすすめです。無料での査定や出張買取を行ってくれる業者もあり、気軽に相談できるため、試しに自宅の壺を査定してもらってはいかがでしょうか。 高価買取が期待できる壺とは 骨董品店で高価買取してもらえる壺とは、どのような壺なのでしょうか。 壺は工芸品であり芸術品でもあるため、有名な産地や作者による壺は、高い買取価格がつく可能性があります。 また、特定の時期や場所で作られた作品のように、希少性によっても高値がつく場合があります。 作家物の壺 作家の知名度や評価が高いほど、その作品である壺の買取価格が高くなるのは間違いありません。 人間国宝に指定された作家や、人気の高い作家の作品は、ときに数百万円の値段がつくものもあります。 酒井田柿右衛門 酒井田柿右衛門は、有田焼の名門である酒井田家で江戸時代から350年もの間、代々受け継がれている名跡です。 磁器の素地に、色彩豊かな花鳥の絵柄を焼き付けるスタイルは、柿右衛門様式として誰もが知るところでしょう。 14代目の酒井田柿右衛門(1934年〜2013年)は、人間国宝に認定されています。現在は、14代目の長男が15代目酒井田柿右衛門を受け継ぎ、有田の柿右衛門窯は健在です。 酒井田柿右衛門の壺は、有田焼(佐賀県有田町で作られている磁器)の伝統が受け継がれており、江戸時代には中国やヨーロッパでも高い評価を受けました。 酒井田柿右衛門の名は、日本だけでなく海外でも有名で、特徴的な絵柄は時代とともに多様に変化しています。 徳田八十吉 徳田八十吉は、100年以上も受け継がれてきた九谷焼の名跡として有名です。 歴代の中でも、特に高い評価を受けた三代目徳田八十吉は、1997年に人間国宝に認定されています。 徳田八十吉の作る壺は、主に九谷焼という磁器で作られています。 九谷焼には、白磁や染付・色絵など多彩な技法が用いられますが、徳田八十吉はそれらの伝統を受け継ぎながらオリジナルの作風を完成させました。 三代目徳田八十吉の作品は、配色のみで作品に彩を与える「彩釉」の技法が特徴的です。また、一般的な九谷焼よりも高い温度で焼き上げているため、独特の色味が深い味わいを生み出しています。 三代目徳田八十吉の代表作である『黎明』では、三代目自ら「耀彩」と名付けた独自の技法で、朝日と夜空のグラデーションが見事に表現されています。 井上萬二 井上萬二は、1929年に有田焼で知られる佐賀県有田町の窯元に生まれ、若いころは酒井田柿右衛門の窯で働き、腕を磨きました。 その後、初代・奥川忠右衛門に師事して白磁の技法を高め、1958年には県立窯業試験場の技官になり、人間国宝認定や紫綬褒章を受けるなど目覚ましい活躍を遂げています。 井上萬二の壺は、白磁(純白の磁器)や染付・色絵などさまざまな技法が用いられた有田焼で作られていますが、有田焼の中でも井上萬二の作品は独特です。伝統的な有田焼の技法を受け継ぎながら、白磁の美しさを一層際立たせるために、一切の色や模様を使わない無色の仕上げを追求しています。 金城次郎 金城次郎は、1912年に沖縄県那覇市で生まれた著名な陶芸家であり、琉球陶器の分野で人間国宝に認定された人物です。 金城次郎は、13歳の頃に陶芸家・新垣栄徳に弟子入りし、そこで出会った陶芸家で人間国宝の濱田庄司から、日々の暮らしの中で使う物に潜在する美しさである「用の美」という着想を得ました。 金城次郎は、実用性と美的価値の両方を目指し、華美な装飾は好まず素朴で温かみのある美しい壺や食器を作り続けました。 金城次郎の作った壺は、沖縄の伝統的な陶器である「琉球陶器」であり、作品に描かれた海老や魚が笑っているかのようだとの評価も受けています。 魚や海老を作品によく取り入れた金城次郎は、2004年に亡くなるまでに沖縄県功労賞や勲四等瑞宝章などを受けました。 エミール・ガレ エミール・ガレ(1846年〜1904年)は、1890年頃から起こったアール・ヌーヴォー運動を象徴するフランスの工芸家です。 エミール・ガレは、ガラス製品や陶磁器・家具の設計で知られており、独特な美術スタイルと革新的な技術で高く評価されています。その作品は、日本やほかのアジア文化から影響を受け、エミール・ガレ独特の「マルケトリ技法(異なる色・質感のガラスを組み合わせて複雑なパターンを形成する)」や「パチネ技法(ガラス表面に特殊な錆色や曇りを与える)」へとつながっていったのです。 エミール・ガレの作品は、日本での人気も高く、国内では長野県の北澤美術館で多くの作品を鑑賞できます。 河井寛次郎 河井寛次郎(1890年〜1966年)は、島根県で大工の家に生まれましたが、中学生時代に陶芸家を志し、東京工業大学の前身である東京高等工業学校で陶芸を学びました。 卒業後は京都市立陶器試験場にて、陶芸家・濱田庄司とともに釉薬の研究を重ね、1920年には自らの工房も構えます。 東洋の古い磁器の技法を用いた華麗な作品は、大いなる反響を呼びましたが、このころ河井寛次郎は、自分の作風へ疑問を感じはじめていました。 同時期に活躍していた柳宗悦の「用の美」という考えに触発された河井寛次郎は、日用の器に美を見出すこととなります。 河井寛次郎の作品は、日用の器としての機能美と、芸術的な美しさの両立が特徴です。 優れた作品を多数残しつつ、人間国宝や文化勲章などの栄誉をすべて辞退し続けた河井寛次郎は、無位無冠ながら非常に高い評価を受けています。 有名産地の壺 有名産地の壺は、その産地に特有の歴史や技法・希少性があり、高い価値が認められる場合も多いものです。 例として、「日本六古窯」と呼ばれる、越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前は、連携して日本遺産に認定されており、その産地の壺は、高価買取の対象となるケースがあります。 越前焼 越前焼は、福井県の越前地方、特に宮崎地区や織田地区で生産される陶器です。 越前焼の材料に用いられる土は鉄分を多く含み、暗めの色に黄緑色の釉薬が滴る美しさで知られています。 瀬戸焼 瀬戸焼は、愛知県瀬戸市を中心として生産される陶磁器の総称です。 瀬戸焼の歴史は古墳時代にまでさかのぼり、須恵器や埴輪を焼いた遠投窯が発祥とされています。 非常に多様な陶磁器が生産されており、焼物の代名詞として「せともの」の名称が広く浸透しているほどです。 常滑焼 常滑焼は、愛知県知多半島の常滑市を中心として作られている陶器です。 常滑焼が作られ始めた時代は古く、平安時代末期から約900年もの歴史があります。 常滑焼には鉄分を多く含んだ赤土を使い、焼成によって生じる独特の赤茶色が大きな特徴です。東京駅舎復元工事の際に、創建当時の赤レンガを再現するために、常滑焼のタイルが用いられました。 信楽焼 滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる信楽焼は、たぬきの置物で有名です。 信楽焼に用いられる土は耐火性が高く、成形しやすい性質を持つため、大きな壺や置物を作るのに適しているとされています。 現代では、多様なデザインを取り入れた個性的な作品が多いのも特徴です。 丹波焼(丹波立杭焼) 丹波立杭焼は、丹波焼や立杭焼とも呼ばれ、主に兵庫県丹波篠山市の今田地区で作られています。 平安時代から続く伝統的な焼物であり、登り窯を用いて長時間高温で焼き上げることで、松の灰が自然釉となり、美しい色合いとなるのが特徴です。 備前焼 備前焼は、岡山県備前市周辺で主に生産されています。 同地域は、古墳時代から須恵器を焼いた歴史を持ち、伝統的な備前焼は釉薬を使用せず、一つとして同じ模様のない「窯変」と呼ばれる変化が特徴です。 窯変には、できあがる模様によって「胡麻」「桟切り」「牡丹餅」などさまざまな種類があります。 中国・朝鮮の壺 日本で作られた壺だけでなく、中国や朝鮮の壺にも高価買取を期待できるものがあります。 特に、李朝白磁や高麗青磁などは希少性が高く、骨董市場でも安定した人気を持つのが特徴です。 金属(金・銀・銅)の壺 金・銀・銅などの金属を材質として作られた壺には、骨董品としての価値だけでなく、金属そのものの価値があるため、高価買取の対象になるケースがあります。 金属の価格相場は、常に変動しているため、売りどきを見誤らないよう注意が必要です。 年代物の壺 年代物の壺は、古い方が希少価値が高く、買取価格も高額になる傾向があります。 特に、日本の六古窯や中国の唐代・宋代のものなど、高い骨董品価値を持つものが多く、高価買取が期待できるでしょう。 特定の年代に限って作られたものも、希少価値が高く、買取価格は上がる傾向にあります。 壺の骨董品価値は実績ある買取業者へ相談を 古くから工芸品・芸術品として扱われてきた壺には、骨董品や美術品としての高い価値があります。 自宅や実家に眠っている壺があれば、プロの買取業者に依頼して、適正な骨董品価値を見てもらってはいかがでしょうか。 実績ある買取業者へ相談し、プロによる査定を受けてみることで、思わぬ高価買取につながるかもしれません。
2024.10.18
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